2019年12月08日

公開75日目

日帰りの強行軍で名古屋に向かう。
雪の予報もあって心配していたけれど通過後に振ってくれたようで安堵する。
日本の道路工事の進化は凄まじくほんの数年でナビにはない道があったりする。
特に近年は高度経済成長期からの過渡期で建て替えたり震災で防振対策をしたり。
あるいは東京五輪に向けてのインフラ整備もあって各地の道路建築が進んでいる。
高速道路が順調でもハイウェイを降りた途端に時間がかかって予定よりも少し遅れて名古屋に到着した。

朝食はパーキングエリアだったから昼食を映画館からそこまで遠くない名古屋飯にしようと話していて。
事前に調べてあった老舗の味噌カツ屋さんを目指した。
ネットの評判なんか結局は人の好みだし実際に口にしないと美味いかなんてわからないけれど。
それでもそんな時に地図と連携して探せることは大きい。
すっかり口の中が味噌カツ丼になって思っていた店に到着すると閉まっていた。
不定休と書かれてはいたけれどまさか後半部の観光地で土曜に休むことがあるなんて思ってもいなかった。
実際、自分たち以外にも何組かやってきては肩を落として帰っていったのだから開ければ満員だったんじゃないだろうか。
その建物が恐らくは戦後からそのまま続いているような建物で。
なんと窓ガラスにはあのパンパン小屋と同じバッテンのテープが貼られていた。
まさか空襲に備えてという事でもないのだろうけれど、ちょっとしびれるような建物だった。
返す返すも、あの店で食べることが出来なかったのが悔しい。

すっかり口の中が味噌カツになっていたので近くでやっている店を検索する。
結局、水族館に併設されていたフードコートが入っている建物のとんかつ屋さんに。
きしめんからドテ煮、味噌カツまで、名古屋飯は全て置いている。
口にすれば赤みその強烈なパンチがやってくる。
あのお店はどんな赤みそだったのかなぁなんて思いながら舌鼓を打った。

江戸時代、お城の周りは武家屋敷が並んでいて、維新後もそういう場所は金持ちの住む場所になった。
前回、名古屋シネマテークでの上映で名古屋城近辺にも行ったけれどやはりそんな風情は残っていた。
名古屋城の周りは、堀之内だとか都内でも見かける地名が多くてそういうものなのだなと思った。
名古屋シネマテークのある今池は名古屋城から距離もあって下町の匂いがした。
下町とは少し違うのかもしれないけれど、やっぱり城下町とは趣が違っていた。
今回の上映される名古屋ベイシティはいわゆる港湾部。
山の手の反対に位置される街になる。
驚いたことに、築地であったり入船であったり品川まであって、やはり都内と同じ地名がいくつもあった。
江戸時代からきっと港湾部には役割を伴った名前がついているのだとわかる。
そして埋め立て地でもあり外国との窓でもある港湾部は近代化が非常に早い。
横浜、神戸、そういう場所の持つ空気感がそのまま名古屋にもあった。
港湾部には南極観測船のふじが展示されていて、その雄大さに息をのんだ。

少し休んでからTOHOシネマズ名古屋ベイシティに向かう。
自分の知っているTOHOシネマズの何倍も大きな場所だった。
メガ映画館。
その建物一棟の全てが映画館だった。
馬鹿でかいデザイン性に溢れた建物に一歩入るとあのキャラメルの匂いが充満している。
こんな大きな場所で上映されるという事がなんだか信じられない気分だった。
無人のチケットカウンターに目をやると、電光掲示板に「セブンガールズ」と書かれていた。
嘘みたいだ。
デジタルで管理されたチケットカウンター。
そこに併設されている電光掲示板。
前回のドリパス上映は常設の映画館じゃないからどっちもなかったしこの匂いもなかった。
たくさんのメジャー作品のポスターが並んでいることもなかった。
シネコンで上映されるとぴりりと伝わってくる。

ご担当してくださった副支配人様に挨拶をする。
本日の導線、流れを確認して、控室を案内していただく。
なんと控室は2つも用意してくださっていて、そのどちらも広かった。
深々としたソファーにはあの臙脂色のひざ掛けも用意してくださっている。
トイレもあるし、非常口の外に灰皿まで用意してくださっていた。
すでに揃っているメンバーを案内すると皆がすごいと口にする。
でもそれだけじゃなかった。
お盆には、あのポップコーンのバケツ。ソルトとキャラメルのハーフ&ハーフが二つ。
それにドリンクまでつけて持ってきてくださった。
本日、アテンドさせていただきます。
そんな声を聞いた時に少しクラクラとした。
すみません。僕のようなものが・・・とつい口から出てしまいそうになった。
そうだ。ここで舞台挨拶をする人たちというのは、皆、そういう人たちなのだ。

どこかで時間をつぶす必要性もない快適な空間で運転手の二人はそのままソファーで眠っていた。
起こさないように抜け出して、煙草を買いがてら隣接のイオンをぶらぶらとした。
小一時間で戻って来たら、まだ二人は座った形のまま眠っていて。
そんな座り心地の良い場所に案内してくれて助かったなぁと思った。
仮眠をとるために休息できる場所も検討していたけれど必要なくなったからだ。

ふとこれまで上映してきたミニシアターでの皆様の顔を思い浮かべる。
人の体温を感じる距離で、それこそ世間話までしてしまうような距離感。
そんなおもてなしのなか、セブンガールズは上映を重ねてきた。
そしてそういう暖かさの中で少しずつセブンガールズは成長させてもらってきたのだとわかる。
大手シネコンの控室は、アテンドでそれこそホテルマンのように丁重に扱ってくださる。
けれど同時に同じ時間、同じ建物の中で、様々な映画も上映している。
例えば芸能人が舞台挨拶をするという事であればSOLDOUT以外は許されない。
もし席が一つでも空いていたら、担当者は真っ青になって宣伝をすることになる。
こういう場所で日々動員数の折れ線グラフを睨みながら映画産業を支えている人もいる。
別世界のように見えるし、それでもやはり繋がっている一つの世界なのだとも思う。
このように歓待を受け、ありがたさを感じながら。
同時に映画産業という世界の厳しさも感じ続けていた。
例えどんなに話題作だったとしても、シネコンは僅かな期間で上映を打ち切ってしまうことだってあるのだ。
出演者の一人がここで何何さんが舞台挨拶をしたからここに座ったかもなんて話しているのを横耳に。
ポップコーンをほおばった。
そして、こういう場所に来れたことの嬉しさと、ミニシアターの暖かさとが体を覆っていった。

舞台挨拶のステージに上がる。
その観客席の広さに一瞬戸惑って、そこに何年も舞台に通ってくださっているお客様の顔を見つける。
瞬間的に胸が熱くなってそれを必死で抑える。
自分はMC役だったし、感情的になってしまいそうだから。
余りにも大きいスクリーンは壁一面に広がって、没入感を高めるために少しRがかかっていた。
映画も進化し続けているのだと改めて思う。
スマートフォンの額縁が狭いように、映画館の額縁も狭くなっていっている。
予定通り進行をしながら、同時に予定外のことも話していく。
監督が最後にマイクを持って締めてくれるのかと思っていたら締めるのも自分だった。
だから、そこからは少しだけ感情的になってしまった。
というか、何も計算しないまま、その時に思ったことを口走った。

こんなTOHOシネマズさんの大スクリーンで上映させていただいたことを誇りにして生きていくのではなく。
何かの形でもう一度、名古屋に帰って来たいと思います。

自分でも何を簡単に言ってるんだと思いながら。
いただいた拍手を聞いて少しだけ震えた。
ここでもまた、これからを話している自分を。
笑われても良いのに、拍手してくれることに。
セブンガールズという夢には、夢の向こう側がある。
それを見ることが出来るか出来ないかは、まともと馬鹿との間にある壁に似たような何かがある。
どちらかと言えば、自分は馬鹿だ。
今も夢の向こう側を探してしまっている。

映画館の外で何人かのお客様と顔を合わせることになった。
お客様が皆様、嬉しそうな顔をしてくださっていた。
名古屋は広い。
港湾部と、繁華街と、下町と、山の手と。
車でも数十分かかる。
今池と港区での上映で出会った皆様だけじゃないのだ。

セブンガールズはそれこそマーベルであるとか、釣りバカ日誌であるとか。
一般の誰もが足を運ぶような映画と同じように。
普通に暮らしている人がふらりと入って楽しめるエンターテイメント作品を目指した。
編集している時はミニシアターで上映していくと決まっていたわけじゃない。
こんな大スクリーンでの上映を想定して編集をしていた。
だから特別アーティスティックな作家性の強い作品ではない。
だから特別メッセージ性の強い社会派の作品でもない。
だから特別映画ファンに向けたB級テイストを込めた作品でもない。
ミニシアターでスマッシュヒットを続ける作品たちとは少しだけ違う方向かもしれない。
特別な売りはない。
だから大スクリーンでの上映は実は本来目指していた道なのかもしれない。
そしてミニシアターでの上映を続けることが出来たのはある意味で奇跡なのかもしれない。
いつか自分が映画館にふらりと入って出会ってきた映画たちのように。
こういう場所でしか出会えないお客様に今日出会うことはできたのだろうか?

帰りの車中、運転する二人には申し訳なかったけれど気付けば眠っていた。
様々な思いが交錯して、これからを思った。
ふとスマホで、12/22の秋葉原のページをみてみた。
気付けば90席もの予約が入っている。
前回を上回るペースだけれど。
前回以上のお客様が来てくださるかどうかはまだわからない。
ましてや年の瀬の大事な日曜日。
それでもきっとここでの成功がまた次に向かう一歩になることは間違いがない。
舞台も直前で出来る事は限られているけれど、何をしたらいいのだろう。
舞台も大成功にしないとという使命感で足がすくむよ。

秋葉原の大スクリーンでまた思うのだろう。
自分が走り続けた4年間を。
そしてそれを通じて知ったことを。
そんなことを思うと、また脳味噌が軋み始めて。
カロリーが急激に消耗される。

楽しい名古屋の一日。
同時に様々な思いが交錯する名古屋の一日になった。

上映成立させてくださって皆様ありがとうございました。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 03:49| Comment(0) | 夢の彼方に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月23日

TOHOシネマズ名古屋ベイシティ復活上映決定

ドリパスという上映終了した作品の復活上映をリクエストするシステム。
最初に上位達成した時は上映館が秋葉原UDXシアターのみだった。
多くの作品が様々な上映館で決定する中、インディーズムービーの厳しさを知る思いだった。
それでも秋葉原の上映が余りにも幸せな時間で。
ああ、こんなこともあるのか、なんてありがたいことだろうと皆で思った。

二度目の上映候補に選ばれたこともすごいことだった。
一度だけならず二度。
多くの皆様が日々リクエストを重ねてくださったからこそだった。
ただ中々上映館の連絡がなかった。
前回、一館のみだったこともあったしやはり関東を中心にミニシアターでの上映のみだからかなぁと心配だった。
実際に上映希望のリクエスト分布地図を見れば、どうしたって偏りは生まれてしまう。
上映した地区からのリクエストが多いのは当たり前のことだけれど。

上映候補が2館の連絡が来た時ドキドキした。
そこに「TOHOシネマズ」という誰だって知っている名前があったからだ。
映画「セブンガールズ」を製作すると決めたその日に、TOHOシネマズで上映されることなんて想像も出来なかった。

インディーズムービーは90%が上映できないままお蔵入りするという。
上映するために様々な映画祭にエントリーをしたり、配給会社にプレゼンをしたりを繰り返す。
映画祭の会場で目に止まったり話題になって、ようやく上映できるのだから。
そしてようやく上映出来たとしても、1週間上映してそこで終わってしまう事が殆どだ。
少し話題作になっても数か月で上映終了してしまう作品だってある。
数百という作品が映画祭にエントリーしても上映されるのは10本足らず。
そういう中にダイブするのは大きなリスクもあるぞとわかっていたはずなのに。
まさか、無冠のままこんな場所まで行けることになる日が来るだなんて。

ただ大手シネコンでの上映には条件が当然のようについた。
ドリパス上映用に借りた会場じゃないのだから。
仮に上映できないとしても、いくらでも流す作品を持っているのだから当然だ。
この曜日この時間このスクリーンであれば最低限50席の予約が入らないなら上映できないという条件。
そのラインは高いような低いような、ともかくヤキモキとするラインで。
同時にきっとギリギリになってくるんじゃないかなぁという心配だった。

その日から地道に地道に東海地区に縁のある方に、こんな映画がありますよと連絡を続けてきた。
もしくは、映画好きな人がいたら、こんなのがあると教えてあげてくださいとお願いを続けてきた。
もちろん今池の名古屋シネマテークで足を運んでくださった皆様にまた来てくれという事が一番簡単かもしれないけれど。
それだけはしないように自分に言い聞かせていた。
2回目以降のリピートはお願いするものじゃなくて、きっとお客様が選ぶことだからだ。
一度目を見て、もう一度観たいと思ってくださったお客様が自発的に選ぶことを強制したくなかった。

20日の前売予約期間の残り4日を切ったタイミングで、本日、名古屋復活上映が決定した。

ご予約いただいた皆様ありがとうございます!
一時はどうなることかとやきもきしましたけれど。
こんな形で上映決定が決まるだなんて。
リピートの皆様もいらっしゃると思います。
初見の皆様もいらっしゃると思います。
決定した直後から、登壇できるメンバーを募っております。
皆様にお会いできることを今から楽しみにしております!!

この上映が決定したことは色々な意味があると思う。
50席という条件があったけれど、それは同時にメリットでもある。
TOHOシネマズ内での上映の場合、受付があるから予約期間が終了しても当日券でも入れる。
つまりその日にシネコンに来て、観たい映画が満員だったりした人が他に何があるかなぁ?とか選ぶ作品になる。
・・・とは言え年末の大作が並んでいる中でなのだけれど・・・
普段、ミニシアターなどには足を運ばない人たちがこんな作品があると知ることが出来る機会になる。
あのポップコーンをほおばりながら映画を楽しむことが出来る。

それときっとこれは大袈裟なことなのだけれど。
毎年・・・というよりも日々生まれ続けているインディーズムービー。
その中には傑作が合って、本当ならもっともっとたくさんの人が楽しめるような作品があって。
そりゃ出演している役者が無名でも、監督が無名でも、面白い作品があって。
でもそういう作品がどんなにミニシアターで話題になっても世間にまで届かないという現状。
そんな現状に小さいながら風穴があくようなことなんじゃないかなぁって思っている。
どんなに小さな作品だって、上映に辿り着いて、少しでも話題になって、応援してくれる人がいたら。
世間という広い広い世界で上映することだって不可能じゃないだぜっていうケースになる。
本当は映画会社だって、そういう作品を探しているはずだ。
制作費がかからないで、話題になるような作品があるなら上映したいはずなのだから。
それでも中々そうはならないのは、そこに大きな大きな隔たりがあるのだと思う。
復活上映リクエストサイトというシステムがその隔たりに橋を架けてくれているよというのは。
むしろ逆に感動的なんじゃないだろうか。

当日、TOHOシネマズでたまたま観に来てくださる人もいたらなぁなんてどうしても夢想してしまう。
家族連れや恋人同士がふらっと観てみようかなんて。
そんなに甘いこと考えるなと言われてしまいそうだけれど。

名古屋も大きな空襲があった土地。
ベイシティとなれば大きな軍艦も立ち寄った場所だ。
多くの飛行機が生産された名古屋という街、そして今も多くのエンジンが生まれる街。
そこで上映されることを思うだけで震えてくる。
今池でいつも東海地方から舞台に来てくださるお客様にお会いしたことを思い出す。
映画は様々な土地に行けるのだ。

予約期間は11/27 18時まで。
TOHOシネマズのHPでの予約がそのあと出来るようになるのかは未定だけれど。
TOHOシネマズ名古屋ベイシティ 12/7(土) 15:30~
一人でも多くの皆様にご覧いただけたら。

秋葉原も80席まで予約が伸びている。
秋葉原UDXシアター 12/22(日) 16:00~
こちらは前売予約のみだから皆様お気をつけて!
予約期間は、ギリギリの12/20 18時まで。
クリスマス直前、たくさんのメンバーの登壇が決定しています。

大成功して他の地方の映画館も手を挙げてくれたらなんて。
いや、そこまで考えるのはきっとまだまだ早い。
まずはこの2つが大成功となりますように。

皆様ありがとうございます。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 23:38| Comment(0) | 延長戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年11月02日

再びの復活上映

その日からずっとずっと待っていた。

前回のドリパスの時もそうだったけれど。
これは本当に本当にすごいことだ。
だってランキングを見ればアニメ作品や人気アイドルが出演している映画が並んでる。
そんな中でインディーズムービーが健闘しているだけでもすごいことなのだと思う。
セブンガールズが世間と呼ばれる層にまで広がって欲しいと心から願ったけれど。
世間という場所はまだはるか遠く。
一応の配給の営業期間も終えたというのに。

ドリパスやってます!皆様、投票にご協力ください!
そう呼びかけようと思えばいつでも出来たのだけれどそれはしなかった。
ランキングに登場している映画には全て応援している人がいる。
それぞれの映画のそれぞれの応援している人たちが純粋に投票してのランキングだから。

前回、上映候補になった時、信じられないような思いだった。
そして一体どこまで広がるだろう?なんて期待していた。
けれど蓋を開けたら他の上映候補の作品とは違って上映会場は一か所。関東のみ。
それもそのはず、投票分布地図を見れば、得票数が偏っている。
当たり前だ。インディーズ作品で関東以外での上映は横浜、名古屋、大阪、別府の四カ所。
北海道でも東北でも北陸でも中部でも中国でも四国でも知られていないのだから。
知って欲しいからこそ、上映会場に選んで欲しいのだけれど。
知らないからこそ、得票数も増えていかない。
どうしたらいいのだろう?
この矛盾はずっと続くのかな?
それとも、これから地方の上映館が手を上げ始めてくれるのかな?
そう思っていた矢先に、あっという間に再び投票できるようになっていた。
一館で終わってしまった。

その秋葉原でのたった一館の上映があまりに素晴らしい記憶として残っていた。
こんなに素晴らしいイベント、また出来るのだろうか?
さすがに二度目は投票数も伸びないんじゃないだろうか?
皆でそんなことを口にしていたこともある。
信じられないことにその二度目でもランキング入りを果たした。
前回よりも少し時間がかかったかもしれないけれど、驚異的な後半の伸びを見せた。

と、同時に苦しみがやって来た。
もう秋葉原の会場で上映してしまっている。
その上、それ以外の上映館は手を上げてくれなかった。
こんな状態で上映候補になっても、本当に上映してくださるのだろうか?
そんな日はやってくるのだろうか?
上映候補になったまま上映されていない作品もあるから不安で仕方がなかった。

それでも。
自分は同時に考えなくちゃいけないと自分自身に言い聞かせ続けた。
復活上映がある場合、復活上映がない場合。
両方を想定しながら進まないといけなかった。
舞台公演が決まっていたから。
そしてその舞台のスケジュールとどうぶつかるのかもわからなかったから。
それ以外にも動いていることがあるから全てのスケジュールがうまく噛み合うにはどうしたらいいのか?
全てが繋がって、全てが大きな未来に繋がる道になるのか。
そうやって考えながら不安になりそうな自分を何度も何度も叩き砕いていた。

前回の上映館のお知らせが来たタイミングが過ぎても。
連絡がなかった。
あれ?そろそろ来るはずなのに。来ても良いはずなのに。
どうしよう?どうしよう?
ないということは、自分の中の計画はパターンBに移行するしかないのかな?
こんなことで一人で追い込まれて何やってんだよ!そんな日々だった。
また一週間待つのかな・・・そう思っていたタイミングだった。

上映企画表が届いた。
告知解禁が11/1の18時。
その瞬間まで頭がグルんグルんしていたよ。
早く応援してくださった皆様にお礼を言いたくてぜえぜえしてた。

12/7 15:30
TOHOシネマズ名古屋ベイシティ

12/22
秋葉原UDXシアター

TOHOシネマズという文字を見た時に心がドキンと本当に音を立てた。
日本最大のシネコンでの初上映・・・。
ミニシアターという場所で、その素晴らしさを心に染みるほど感じ続けてきたけれど。
同時に自分たちには遠い存在なんだろうなと思っていたシネコン。
ドリパスがTOHOシネマズ運営だというのはわかっているのにまだ無意識で思い込んでいた。

まだ名古屋での上映は決まったわけじゃない。
50席の予約が一定期間で入らなければこの上映自体がキャンセルになってしまう。
名古屋シネマテークでの上映期間を思い出せば、
観に来てくださった皆様全員がもう一度来てくれるわけではないだろうし、
どう考えても実は厳しい数字なんじゃないかって思う。
まだセブンガールズを知らない方々がどれぐらい興味を持ってくださるかで上映が左右する。

けれどもし上映が決定すれば秋葉原とはまた違った面がある。
当日券も発売されることだ。
そして、あのTOHOのバケツのようなポップコーンを食べながらの鑑賞も出来る。
秋葉原も素晴らしい会場でスクリーンも音響も最高だったと聞いているけれど。
シネコンでの復活上映はそういうことなのか!と感動してしまう。
ポップコーンで感動するなよと言われてしまいそうだけれど。

秋葉原はすでに上映決定だ。
それでも不安ばかりだ。
令和初の年の瀬だ。
天皇誕生日だった23日は平日になった。
家族サービスやクリスマスをやるならこの日の方も多いんじゃないだろうか?
素晴らしい時間帯だけれど、前回ほどたくさんのお客様は来てくださるのだろうか?
そんなことを考えながら。
前回のあの秋葉原での素晴らしい時間がぶり返してくる。
もう一度、あの時間を味わえるといいなと思ってしまう。

名古屋も秋葉原も現時点では舞台挨拶が出来るかどうかは未定。
こればっかりは映画館のスケジュールなどでどうにも出来ない。
自分たちも舞台の稽古が佳境に入っている頃。
ここからどんなふうに調整すればいいのかを考えなくちゃいけない。
それでも、やっぱり思い出してしまう。
あの幸せの風景を何度も。

不安を抱えながら。
心配を抱えながら。
それでも最高の結果と最悪の結果の両方を考えながら進み続ける。
今、思っていることのいくつかがもし成功したら・・・そんなことまで。
ドリパスだって、もっとたくさんの会場がもし手を上げてくれたら!なんてことまで考えている。
まだまだ未定なことばかりだけれど。

それでもさ。
なんと言えばいいのだろう。
映画って上映終了でどんどん下火になっていくようなイメージがあるのだけれど。
自分は別の形になるんじゃないかなって考えていて。
小さな雪の玉が転がって大きくなっていくように。
着実に着実に転がしていけたらなぁとか思っている。
下火じゃなくて、熾火というか。
前回のドリパスに来てくれたのがカメ止め出演者の市原洋さんで。
だからと言って、舞台のオファーを出すことを思いつくなんてめちゃくちゃなんだけど。
そんなオファーを受け止めてくださった市原洋さんもいてくださって。
なんか、そういうことだけでも雪玉が大きくなっているんじゃないかって思っていて。
そうやって、また少しずつでも広がっていってくれたらなぁって思っている。
そうやってどんどん色々な人たちが面白がっていったら、もっともっとってなっていくって。

だってさ。
2回だよ。
2回もセブンガールズを観て、セブンガールズを愛してくださった皆様が。
毎日毎日応援して、復活上映に辿り着けてくださったんだから。
それに全力で応えるって言うのはきっと夢を語るようなことじゃなくて。
地に足のついた確実な前進を皆様に届けていくことなんじゃないかって。
感謝してるなんて簡単に言えることだけれど。
それをどうやって、てめえは行動で示すんだよって。
そうじゃないかなぁ。

さあ。
また上映日が増える。
終わったはずのこのBLOGがまた増える。

言葉なんて軽いけど。
ありがとうございます。
感謝しています。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 02:00| Comment(0) | 延長戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする