2018年07月14日

大きく息を吸ってから

完成披露試写会を終えて、さぁ、後は公開まで進むだけだ!
プロモーションだ!という流れになっていくはずだけれど。
そして、20周年記念公演の準備に入っていくだろうという思いもあったけれど。
いや、ありえるとは思っていたけれど、監督から直したいことがあると相談。
その準備に入らざるを得ない。
一般公開版までに、出来ることはまだあるという事なのだろう。

その為にしなくちゃけないことが、思ったよりも作業的に重い。
ちょっと想像しただけでも、時間がかかることがわかる。
いや、やる以外にないのだけれど。
ピックアップ作業だけで、頭が痛くなりそうな・・・。

実は完成披露試写会をしたことで、それこそ色々と終着感を感じてしまっていた。
印刷系の宣伝物も終わったし、試写会のための準備連絡も終わった。
PVも、自分に課していたシリーズはクリアした。
(・・・とは言え、YouTubeは更新頻度で再生数が大きく変わるからまだ考えているけれど)
ここからは、プロモーション、舞台公演と絡めた宣伝をどんどん増やしていこうという段階だったけど。
また一つ、目の前に想定していなかった山が現れた感じだ。
公演準備を思うと痛い。
多少の編集はありうるかなと思っていたけれど、まさか、こう来たか・・・。
まあ、そうは言ってもやるしかないのだけれど。

こういう時って言うのは、もう一度、立ち上げないと、実際に動き始めることは出来ない。
渦中にいるという感覚があれば、自然と始めることも、自分から一歩動かないと始まらない。
でも、そういう自分を嫌悪したり、罪悪感を感じたりはしないようにしている。
それは、どうせ、「さあ、やんべ!」という自分がやってくることを知ってるから。
そんな自分がやってくるまで、待つことも大事なことで、実はそっちのが効率的なのも知っている。
エンジンに火が入れば、誰よりも早く動けるんだ。
そういうモードに入らないとすれば、多分それは、自分の中で何かが違っている。
それこそ、何かを出すモードではなくて、受信モードで、色々な情報や感情を受けたい時期なのかもしれない。
シンプルに、ちょっと、自分を癒してやりたい期間なのかもしれない。
まぁ、そんな癒しもどうせ、数時間、長くても1~2日なのだけれど。

世は三連休。
来週には夏休み。
そうか、夏休みが欲しいのかもしれないな。
ふらり海にでも行ってみたりする感じなんだな、多分。
そういう一日が、信じられない100日を生み出すのだから。
結構、効率良いな。

とは言え。とは言え。
なんにせよ、前倒しじゃないとだめだ。
早め早めにやらないと、自分の首を絞めることになる。

あと、1~2時間休んで。
少し散歩したら、動き始める。
ものすごい集中するんだろうなぁ。
3位決定戦も楽しみたいんだけれど。

こわいこわい。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 16:30| Comment(0) | 映画公開への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月13日

144<120

試写会の感想で、ネットにあるものもあるし、直接うかがう機会もあったのだけれど。
とにかく、必ず言われることの一つが、上映時間のことだ。
観にいらっしゃる方のほとんどが、144分という2時間を超える上映時間に身構えてしまう部分があったのかもしれない。
「長いぞと思って観てみたら、とても、2時間を超えているとは思えないぐらいあっという間だった。」
面白かった!とか、泣けた!とか、そういう感想とは別に必ず言われた。

すごい嬉しい感想。
その嬉しさには二面の嬉しさがある。
楽しんでくださったという嬉しさとは別に。
意図的に編集したことが、伝わっているという確信に繋がるからだ。

偶然ではない。
そうなるように編集している。
これは、舞台で蓄積してきた作品全体の流れというか、テンポの調整をしている。
何度も通して観て、流れが淀む場所は直しを入れている。
どのシーンにも実は余韻のようなものを入れることが出来るのだけれど、それをしていない。
余韻は全てを観終わってから、全てのシーンを思い出す方がカタルシスに繋がる。
感動的なシーンや、感情的に複雑なシーンも、余韻を途中で強く打ち出さない。
最後まで観て、一気に余韻がやってくるような。
いや、そんなこと実はとっても難しいし、どうしてもここは余韻が欲しい!という気持ちになるのを抑えつつだけれど。
もう、ぱっと次に行っちゃうように、編集を重ねていった。

日本の映画を海外に持っていくと、こんな風に聴かれることが良くあるのだそうだ。
「オヅかい?クロサワかい?」
日本映画の巨匠の二人。
海外の人から見ると日本の映画は大きくこの二つの系統に属するのだろう。
小津安二郎監督の技術は今村昌平さんに受け継がれて、日本映画学校で多くの映画人を生み出した。
黒澤明監督の技術は、大手映画会社に吸収されながら、多くのエンターテイメント作品を生みだした。
もちろん、監督それぞれの個性は、この巨匠二人に縛られているものではないけれど。
例えば、撮影スタッフなど、技術レベルでは延々と、遺伝が続いているはずだ。
師匠筋というものが必ず日本の職人、文化には残る。
そして、その映画に感動して、縁が監督を志した監督たちが出現してきたのだから。
二人の遺伝子をまるっきり受け継いでいない監督なんて、存在しないのではないだろうか。

いや、そもそも日本の芸能には、そういう二面性があるとも言える。
古典で言えば、歌舞伎と能だ。
きらびやかに着飾り見栄を切る歌舞伎。
面で顔を覆って、たき火だけで舞う能。
どちらも本道で、どちらも日本の持っている宝だ。

低予算映画のほとんどが、海外の人から見たら、小津映画の系統なのだと思う。
なぜなら、黒澤映画は予算がかかるからだ。
・・・というか、かかりすぎるケースが多いからだ。
自分は芝居を始めた頃に、池袋の旧文芸坐で、小津映画をさんざん楽しんだのだけれど。
例えば東京物語の冒頭の江ノ電のシーンとか、一つ一つの絵に、美しい余白、余韻を感じていた。
ああ、映画って豊かだなぁ、素晴らしいなぁ、と何度思ったことか。
絵のダイナミズムよりも、静寂で感情を揺さぶることが出来るすごい力を持っている。
この予算で映画を創ったのだから、そういう作品を予想していた人も多かったかもしれない。

でも、セブンガールズはそうじゃない。
余韻も余白もあるけれど。
考えながら観る方向ではない。
次から次へと、シーンが入れ替わっていって。
一気にクライマックスに辿り着く。
そういう手法の映画だ。
本来なら、予算がとってもかかるやり方で、創った映画だ。
テンポが良い分、エピソードを増やし、厚みを増やしていくのだから。

70分の映画でも、2時間以上に感じることがある。
それも豊かなことだ。
144分の映画でも、とても2時間とは思えない。
これもまた、豊かなことだ。
この不思議なトリップ感を、もっとたくさんの人に感じて欲しい。

ラストシーンに、たくさんの人に辿り着いて欲しい。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 07:58| Comment(0) | 映画公開への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年07月12日

最大の力

完成披露試写会に来場いただいた皆様がSNSなどで情報掲載してくださっている。
企画を始めた当初から応援、支援してくださっている。
その日から毎日このBLOGを通して、映画製作の報告を重ねてきた。
文字や写真だけの情報だった映画を観て、ようやくその全貌が見えて。
自分が応援、支援した映画を観ることが大きな大きな達成感に繋がって。
さあ、この映画をもっと、たくさんの人に届けようと、してくださったいる。

なんと心強い事だろう!!

映画レビューサイトにいつぐらいに掲載されますか?という質問があった。
観終わってホットなうちにレビューを書いて、少しでも色々な人に伝えたいというありがたい言葉。
まだ試写の段階だから、レビューサイトの掲載はもう少し後になるとのことだった。
確かに現在は、スマートフォンの普及で、レビューサイトが持つ力は大きくなっている。
レストランを食べログで選び、夕食をクックパッドで選び、日用雑貨をアマゾンで確認する。
その全てのツールはカタログ的な意味だけではなくて、レビューサイトの側面を持つ。
かつての個人の意見が、ただの友人間の口コミではなくて、参考にされるレビューになっている。
当然、良い側面も悪い側面もあるのだろうけれど、友人以外とも繋がる世の中になった。
売り手の宣伝文句は力を失い、買い手のレビューこそ真の評価だと思われつつある。

だとすれば、大事なことは二つ。
本当に良い作品であること。面白い作品であること。
そして、レビューしたくなる、応援したくなる、人に薦めたくなる作品であること。
多分、面白いだけでも、薦めたくなるだけでも、どこかが足りなくなる。
その二つが合致して、初めて、予想以上の拡がり方をするのだと思う。

クラウドファンディングの最大の特徴の一つは、それだと、企画段階で教わった。
支援してくださった方は、ただ支援するだけじゃなくて、サポーターでもあるという。
2つのうちの1つ、薦めたくなる人が、公開前から揃うという事だと。
気持ちの上でそういうこともあるのかなぁとは思っていたけれど。
自分が想像していたよりもずっとずっと熱く、SNSで映画の紹介をしてくださっていた。
すごい。本当に、なんというか、頭が下がる思いだ。
こんなに心強いことなんてあるのだろうか。

奇跡じゃないかもしれない。

そんな風に思えてきた。
こういう形で製作された映画だ。
実際、製作されたものの上映まで辿り着けない映画だって、実は山のようにある。
単館で1夜だけ上映というケースだってある。海外挑戦だけという映画だってある。
それが、1週間の上映が決まって、試写を観て、あれだけの笑い声と、すすり泣く声を聴いた今。
セブンガールズが、いずれ、より多くの人に届くことは必然なんじゃないかとすら思えてきた。
必要なものを手にしつつある。

そして、出演者たちが、そんなSNSのコメントをみつけるたびに拡散している。
フォロワーや友人にだけじゃなくて、色々な人に広がっていく。
こんなに大勢の出演者たちが、必死に色々な人に伝えようとする映画なんか見たことがない。

奇跡は必然になる。
もちろん、何もしないで起きるわけじゃない。
正しい道を歩めば、正しくそれは起きる。

おいらたちは、大きな大きな声援を背中に受けている。
息切れして、体力が尽きようとも、その先に一歩足を踏み出せる力をもらっている。
背中の声を感じながら、進め、進め!

この声こそ、最大の力だ!
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 05:13| Comment(0) | 映画公開への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする