2020年06月18日

公開83日目

あべのアポロシネマ 六日目終映
一週間のイベント上映も残す所最終日のみとなってしまった。
いつも思う事だけれど、やっぱりいつものようにあっという間。
どうかどうか大阪の皆様でご興味のある方のお見逃しがございませんように。

自分の中で最終日というのはいつも記憶が深い。
自分が登壇するのが最終日が多かったという事もあるかもしれないけれど。
その一週間で出会った人たちが頭に浮かんだり。
そんな誰かが最終日に駆け付けてくださっていたり。
終われば、ああ、もう明日から映画館に通う日々ではないのかと思ったり。
強烈な思い出ばかりだ。
そしていつもいつも寂しくなるんだよなぁ。

もっともっとたくさんの人に届けるにはどうしたらいいのだろう?

今、色々な意味で映画は厳しい場所に立たされている。
映画館にはまだまだ足が戻っていない。
配給会社は映画の配給が止まっている。
制作会社は撮影をようやく再開し始めたばかり。
映画祭も通常通りの開催が出来ない。
来年になってしまうと今度は大作の公開ラッシュが控えてる。
それでも生の舞台や、生の音楽と比較したらゆるやかにスタートが出来ている。
こういう時に出来る事って何なんだろうって、最近は毎日のように思う。
多分答えがあるようなものじゃなくて。
皆で考えて、皆で乗り切っていくしかないのだけれど。

同時間帯で見たらセブンガールズには想像以上お客様が来てくださっていた。
どんな経緯で観に来ていただいたのかもわからないけれど。
あべのアポロシネマさんがポップを作ってくださっていたりするからという部分も大きい。
今までずっとそうだったのだけれど、なんであんなに映画館で働く人たちは暖かいのだろう。
いつもいつもたくさん助けてくださる。
いつもいつもたくさん教えてくださる。

さあ。
大阪最後の上映がやってくる。
もう予約は開始している。

また誰かに出会って欲しい。

誰かにとって特別な一本になりますように。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 00:23| Comment(0) | 夢の彼方に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月17日

公開82日目

あべのアポロシネマ5日目終映
あっという間にあと二日を残すのみ。
昨日も書いたけれどイベント上映という形だから最初から延長はない。
ないのだけれど、延長の連絡が来たりしないかなぁなんてふと思ってしまう瞬間が来る。
そんなに簡単じゃないという事は知っているのに。
泣いても笑っても、大阪の地で残り2日。
次にいつ大阪で上映出来る機会が来るのかもわからない。

3か月間映画を観れなかった穴埋めをしてくれたというツイートに感動をした。
そうか。
そういう方もたくさんいるのだ。
映画を上映出来ないのは映画館だけではない。
月に何度も映画館に足を運んでいる皆様がいる。
そしてその中でも、この時期を越えて初めての映画がセブンガールズという方もいるかもしれない。
あの暗闇で光るスクリーンをセブンガールズで体感することが。
この期間から明けて初めてという方が。
映画はお客様のものだ。
観た後は、お客様の心の中のものだ。

映画館への経済的な支援が色々な形で起きた。
まだまだ足りない部分も多いと思うけれど。
その中で、映画館に通う人たちへの何かってあったのだろうか。
配信がそれなのかもしれない。
特別なライブ配信なども含めて。
でも、それでは癒されないものって絶対にあると思う。
結局、製作者も上映側もお客様も皆が傷ついたままだ。
この傷が本質的な意味で癒されるというのはどういう形だろう?

心が震えるほど感動したい。
今はそれを強烈に求めてる。
肉体の内側から弾き跳びそうな情熱をぶっぱなしたい。
何か当たり前のようになっていることなんて全部壊したい。
衝動がいつも隣にある。

あと2日。
どんな出会いがあるだろう。
シアターセブンで一度観てくださった方もいると思う。
誰かの知り合いもいるかもしれない。
知り合いから聞いて興味を持っている方もいるかもしれない。
大阪での上映を待っていたインディーズムービーが好きな方もいるかもしれない。
例えそれがどんな出会いだとしても。
素晴らしい時間になってくれたらいいなと願う。
全ての皆様が癒える最適の方法を提示することなんて僕レベルでは出来ないのだけれど。
ほんの少しだけでも力になれるのだとしたらと思う。

セブンガールズだけではなくて。
あべのアポロシネマさんで上映している他の作品の動員はどのぐらいなのだろう。
全体の中で少しだけでも貢献できているといいなぁと思うのだけれど。

たとえわずかだけでも。
誰かにとって心になる時間を作れるのだとすれば。
それだけでも良かったなぁって思っています。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 02:21| Comment(0) | 夢の彼方に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年06月16日

公開81日目

あべのアポロシネマ
一週間上映四日目の折り返し日。
週末を越えた月曜日。
今日もセブンガールズと誰かが出会ってくださった。
まだ上映の数時間前に一度覗いてみたら、予約が入っていて。
ああ、どんな方が観てくださるのかなぁと想像したりした。

高校ぐらいまでだろうか?
新宿東口に出てアルタの方向に歩くとしょんべん横丁に抜けるトンネルを越えた辺りに不思議な空間があった。
映画館の絵看板がたくさん並んでいて、オレンジ色のチケット転売屋か何かがあった。
そこだけがなんだか小汚い街の風情を残しているような不思議な空間だった。
ミラノ座とか書かれていてさ。
思えば、あの頃は映画館に行くというだけで何を観るのかも決めないで行っていた。
自由席だったしね。
今は殆ど観たい映画を調べて、時間も調べて、席を予約してから映画に行っている。
今日、なんか面白そうな映画やってないかなぁなんてことはしばらくしていない。
映画でも観に行く?なんて言って、ぴあかなんかで今日やっている映画を調べたり。
そんな日々が確かにあった。
これ観たいんだよねぇから始まる映画鑑賞とは違う偶然の選択。

今でもそんなことはあるのかな。
シネコンだから別の映画を観に来て、時間が合わなくなって他の映画を観たり。
もう一本何か観ようか?とか。
ショッピングモールと一緒だから、買い物のついでに興味が湧いてなんてこともあるのかな。
思えば偶然出会った映画に感動するなんて経験こそ素晴らしい体験だったのだなぁと改めて思う。
なんでもよかったのかもしれない。
とにかく、何かを体験したかっただけなのかもしれない。

早い時間から予約が入っていたけれど。
もしかしたら直前に飛び込みで入るそんなお客様もいたかもしれない。
そんなことを暑すぎる日差しの下でぼぉっと考えていた。
前情報なくセブンガールズを観たお客様ってどんな感想なんだろうなぁ。
二回目で号泣したというお客様もいらっしゃるし、情報量も多いから気になるのでした。

気付けばもうたったの3日しかないのか。
もう少し長く上映できるという話もあったのですけれど。
色々な条件でイベント上映という形になったのです。
残りの3日で、また誰かに会えるといいなぁ。
例えばそれが偶然でも良いから。

たくさんのスクリーンがあるあべのアポロシネマで。
上映作品の数がわずかしかない。
本来は魅力的な作品がたくさん並んでいて。
セブンガールズが入る隙間もなかったはず。
今年は映画に撮って一番の書き入れ時の夏休みも公開作品が少ない。
そして、全国的に学生は夏休みが短いんだってさ。

噂が噂を呼んで。
またシネコンさんにも呼んで欲しいなぁと思った。
だって、今しかないのだから。
だって、偶然の鑑賞という可能性がとても高い場所なのだから。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 01:17| Comment(0) | 夢の彼方に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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