2017年02月15日

黄昏時

あれだけ毎日やったセリフのLRパンがAAFデータに反映されていないことが分かった。
え?そうなのかぁと、調べてみる。
Protoolsにインポートするのだから、同じAvid社のデータならと思っていたけれど。
どうやら、AAFでは、パンもゲージも吐き出されないことが分かった。
AAFは映像も含めて書き出せるようなマルチメディアのデータ形式。
Avid社のcomposerという映像処理ソフトの形式なわけで。
音声専用ではない。
インポートは出来るものの、音声データを中心にした形式ではなかったのだ。
なので、調べてOMFという形式で書き出すことにする。
こちらは、オーディオ中心のファイルで、様々な情報を書き出すようだった。
くそぉ。Avid社の形式だからって油断してたぜ。

OMFは、サイズ制限があるので埋め込みでは書き出せず、リンクデータとファイル群になってしまった。
トータル1500ファイル以上で、18GB・・・。
まぢかよ・・・。
こんなの、HDDやらメモリーカードで渡すデータでネット経由で渡すものじゃないな・・・と思いつつ。
2GB超えているのでZIPは信用せずに、LZH形式で圧縮してみる。
流石に圧縮されていない生の音声データだから、半分の8GBぐらいまでに圧縮できた。
おかげさまで、ギガファイル便で送信してみる。
これを、KORNさんが、Protoolsにインポート出来るのかは別の話だけど。
リファレンスを観る限り、これで、パンデータも含めたデータをインポート出来るはずだ。

こりゃ、XMLの書き出しも早く試さないとだぞと、ちょっと焦る。
XMLに書き出しておかないと、いざ、カラコレの時に、焦ることになりかねないからだ。
まぁ、それは完パケの頃に必要になるから大丈夫かもしれないけれど。

データの形式でやっとこやっとこ焦りながらも。
良いこともあった。
アフレコに向けての機材調達が、とってもスムーズに進んだ。
劇団員の液晶一体型PCに、HDMI入力端子があったので、役者用のモニタが用意できた。
フルHDで外部入力対応と、仕様書で確認できた。
更に、劇団員の一人が、ヘッドフォンに興味を持っていた記憶が微かにあったので確認してみたら。
近い将来やはり購入したいと思っていて。
どうせなら、密閉型のモニタヘッドフォンにしないか確認したら、あっさり了承。
予算を聞いて、その価格帯で一番評判の良いモニタヘッドフォンをおすすめしたら、その直後にもう買っていた。
役者が確認するシナリオをおくための譜面台も、あることを確認。
これで、アフレコもだいぶスムーズになるはずだ。
ヘッドフォンの数が揃うのは大きい。
音の質感を確認するエディターは絶対に必要だし、声を出す役者だって、絶対に必要。
もちろん、現場にいる監督には外音で確認してもらうことも出来るけれど、監督用もあればいいし。
しかし、ここの人間は、リターンが早くて、素晴らしいといつも思う。
このお願いから、用意してくれるスピードがなければ、撮影すらおぼつかなかっただろう。
誰かがやってくれるではなくて、積極的に自分から関わってくれる人は大事にしたいなぁとつくづく思う。
この世の中に、こんな集団って他にあるのか?

アップロードしながら、眠りに入ってしまう。
まぁ、数時間待ってるぐらいなら寝ちゃった方が正解だ。
半ば、眠るつもりで横になりながら、アップロードしてたんだから、それは寝るだろう。
気付けば、アップロードが終わっていたので、メールで転送する。
あとは、ファイルが開ければ御の字だ。

音楽監督のBLOGを思い出して、確認をする。
曲のタイミングのずれが一か所あって、後で伝えると、書いてあったのを思い出した。
そのままチャットで確認して、すぐに直しておく。
KORNさんには、今日は仮で送ったデータだからまだまだ修正は利くのだから、やれるうちにだ。
直し終わった頃に、音楽監督のトオルさんから電話。
オープニングについて話す。
トオルさんも、もちろん、宅録をしているから、アフレコのアイデアも拝借する。
オープニングのことを話しながら、ちょこちょこ、あそこも録音したいなぁとか挟むという…。
オープニングについては、おいらも、またイメージが広がっていった。
勝手に、シャンゼリゼ大通りを思い浮かべて話しちゃったなぁ。

今のまま、出展でも全然問題ないのに。
1mmでも、クオリティをあげたいなぁと、思っている人が周りにいる。
完パケに近づいている足音を感じながらも。
まだ、クリエイティブな部分を残しているのだ。
どこまでやっても、結局、どんな作品だって悔いは残るのだけれど。
その完成の前に、しがみついてでも、ギリギリの作業を続けたい。
MAが終われば、カラコレが終われば。
完パケになってしまうのだ。

デジタルに疎い人は、今日書いたことの半分もわからないと思う。
圧縮すらわからない人も多いだろう。
おいらも何も元々は知らなかったし、わからなかった。
必要になって勉強しての繰り返しで、今、わかることも多いのだ。
なんか、色々あるんだなぁ、程度に読む人も多いと思う。
このBLOGは共に歩んでくださっている方への報告の意味もあるから少し申し訳ないなぁと思うけれど。
LOGだと思えば、こういう部分も記録しておいて正解だと思っている。
ようするに、今、映画はEDITの最終局面に差し掛かっていて。
様々な別のソフトでの処理が目前という事だ。
別のソフトで対応できるように、今までとは別のデータ形式を、作っていかなくちゃいけないのだ。
これは完全にデジタルな作業で、クリエイティブでも何でもないのだけれど。
大道具を作るために、釘を打ち込むような、必要不可欠な作業なのだ。

それを、俳優でもあるおいらがやってるってのが、ちょっと、面白いんじゃない?って思う。
AAFだ、OMFだ、ZIPだ、LZHだって、わにわにしてるんだから。
ここまで、作品製作にかかわってる俳優なんて、断言するけど、この世に一人だぜ。
裏を返せば、すごいじゃんっておいらなんかは、思っちゃう。
人はやる気になったら、何でもできるよ。
知らないことは学べばいいし、聞けばいいんだから。
(幸い、こんなおいらに、色々と教えてくださる方々がたくさんいらっしゃる)
なんだってできるし、どこまでだって行けるよ。
行動力なんて表現はチープさ。実は行動すると決めたら、誰だって出来るんだから。
やると思えば、どこまでやるさだ。
正直、今のおいらは、スマフォでオリジナル映画創れるぐらい色々なことをやってきたのだから。

どうでしょう?
映画が出来上がっていく実務的な部分までさらけ出すって、中々、ないと思うけれど。
やっぱり、チンプンカンプンで、あんまりおもしろくないかもなぁなんて思いつつ。
でも、それでいいじゃないかと思っちゃうという。

さて、シャワーを浴びて、もう一回眠ろう。
完成までの道は長いと言えば長いし、短いと言えば短い。
まるで、夕方に差し掛かった時間帯だ。

そんな黄昏時だぜ。今は。
夜が近づけば、逆に活発化する人だっているんだぜ。
夜になったらお祭りさ。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 06:21
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