2018年10月09日

公開9日目

水曜から始まる舞台の準備が大詰めを迎える。
本当に不思議な感覚。
今、公開している映画と同じ登場人物が稽古場にいる。
同じメンバーが殆どの生活時間帯を共にしている。
監督にメールもラインもしないでいい。そこにいるのだから。
K'sシネマから始まった狂想曲は、いよいよ大詰めを迎えるのかもしれない。
「映画」×「舞台」と銘打ったのは、連続での上映&上演が決まった時だ。
まるで言霊のようにそれは続いていて、連続ではなく同時上映上演になった。
レイトショーでセブンガールズが上映されていて、その間、皆で一緒に過ごすのだ。

セブンガールズの感想は全て目を通すようにしている。
SNSやレビューサイト。
たくさんのお褒めの言葉を頂いている。
もちろん、中にはそうじゃないのもあるけれど、それもちゃんと読むようにしている。
世の中にこの映画がどのように受け入れられていくのかというのは、自分たちのこれからに繋がる鍵だ。

最近になって性差を感じるようになった。
当然、個人の感想だから必ずそうなるわけではないのだけれど。
ただ全体的に観ると、男性と女性で、観点の違いがある。
女性的な視点は、とても日常的な身近な女性として、共感を書いていることが多い。
男性的な視点は、女性の神格化がどこかにあって、娼婦たちをリスペクトしていることが多い。
なんというか、面白いものだなぁと思う。
大きな映画会社なんかでは、そういう傾向を分析するチームとかはあるのだろうか?
そういうことはわからないままだけれど、個人の感性だけでなんとなくではいけないことだと思う。
自分に出来ることの範囲を増やしていけるとすれば、そういう具体的な把握なんじゃないだろうか。
まぁ、そもそも男性は女性をどこか神格化するのは、娼婦に限ったことじゃないのかもしれないけれど。
なにかといえば、「●●の女神」なんてキャッチがすぐに生まれるのだから。

でも、そういう力があるんだなぁ、映画には。
もちろん舞台でだってそういうことはあるのだけれど。
多くのレビューサイト、SNS、初めての方、そういう広がりの中で、わかることがある。
見えてくるものがある。
今、求められていることがうっすらと見えてくる。
つまり、いつだって、社会そのものに相対化されている。
これはすごいことなんじゃないだろうか。
直接的に社会と繋がっている。
ある意味小劇場の世界は閉じられた世界でもある。
だからこそ、その繋がり方を新鮮に感じている。

そこまで考えてみると。
今回の「映画」×「舞台」という企画はなんとも意味深く感じる。
作品は繋がっている。
セブンガールズのスピンオフ、前日譚なのだから。

舞台はきっとあっという間に終わってしまうだろう。
一回性のものだから。
映画とはそこだけが大きく違う。
きっと、映画上映中に舞台公演なんて機会は、二度とやってこない。
思う存分、今を進むしかない。

さあ小屋入りだ。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 07:01| Comment(0) | 映画公開中 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月10日

公開10日目

劇場入りする。楽屋に荷物を置いて搬入作業。
前日に積み込んだ大量の部材を運び込んでいく。
酷く重い物もある。
それでもいつもより仕込み時間が少ないから時間勝負なのは間違いない。
まずは運び込んで、やれるところまでやって照明さんの吊りこみを待つ。

舞台班に明け渡された瞬間から、どんどん大道具を組み立てていく。
知らない人も多いと思うけれど、小劇場は基本的に素舞台しかない。
張り出し舞台だって、幕を吊るのだって、なんにもない空間をどんどん舞台にしていくのだ。
ナグリを持って釘を叩き、インパクトでネジを打ち、のこぎりで材料を切っていく。
幕も自分たちで釣り、組みあがった舞台の化粧をしていく。

昔の劇団はそんなこと、当たり前だった。
最近の劇団はそうじゃないらしい。
・・・というか、前の「劇団」という団体は少なくなっているのかもしれない。
台本を外注して、制作も大道具も外注して、役者もかきあつめてという公演がとっても多い。
それも全て時代の流れで、今のトレンドなのだから別に良いも悪いもない。
ただ自分たちは、自分たちのやれることは、全てやるという事を繰り返してきた。
照明の回路だって組めるし、スピーカーのセッティングだって出来る。
製作だって、受付だって、場内整理だって、物販だって、全部やる。
全部やって来たから、自分たちは映画だって創ることが出来た。
奇跡だと言われる大半は、自分たちにとっては日常なのだ。

立ち上がったセットは素晴らしかった。
美術だけお願いすることが最近多かった中で、自分たちの美術で立て込んだセットの中では一番だと思う。
壁の塗料一つにもこだわりがあるし、苔まで書いてある。
一人が延々とこの作業をしてくれたおかげで、自分たちはこれを組み立てるだけで済む。

やがて照明が入り、衣装を着た役者がそこに立つと、空気が出来上がった。
足りないものはお客様だけだ。

信じられない気分だけれど、本当に20周年の日がやってくる。

なぁ、聞いてくれよ。
自分たちの劇団は20周年の日に。
舞台本番の初日を迎えるし、渋谷では映画の公開してるんだぜ!
この舞台のセットも、あのパンパン小屋も、自分たちで創ったんだぜ!
なぁ、すげぇだろう!

場当たり稽古に入る直前に、機材トラブルがあった。
誰もが諦めかけた時に、それをも、とてもアナログな方法で直してしまう。
舞台監督が、これ直したのは奇跡だ!と、驚愕してしまうようなこと。
機材に詳しい方が、この直し方を考えついた人は天才ですよ!と口にするようなこと。
それでも、メンバーは、こんなことぐらいは奇跡じゃないという顔をしている。
なんとかすると口にしたら、なんとかしてきた。
そして、自分たちはなんとかなっちゃうんだと、もう信じている。
奇跡だと言われるようなことを、奇跡だと思わなくなっている。

映画が公開されてから10日。

この映画で出会った人たちの感想をいくつ目にしただろう。
映画はどんどん広がっていっている。
もう、何度も足を運んでくださっている方もいらっしゃる。
こんな日が続いたらどれだけ幸せなんだろうと思ったけれど。
現時点では、残り3日の公開となった。

ああ、一人でも多くの皆様に観て欲しい!

大きな声で願いながら。
今、出来ることを精いっぱいするしかない。
舞台公演中も舞台挨拶に向かうメンバーが決まっている。
そして、舞台も目の前のお客様に胸いっぱいに楽しんでもらうんだ。

公演が終わっても。
帰りの道でも楽しんでもらえるようにするんだ。

目の前のお客様に精いっぱいを見せてきたのが、自分たちの20年間だから。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 03:02| Comment(0) | 映画公開中 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月11日

公開11日目

都内上映も残り少なくなってしまった。
ああ、もっともっと上映出来れば。
お客様もレイトショーの中では一番入っている。
ここからどうしたら都内での上映が増えるのだろう?
皆で考えれば何か知恵が出るかもしれない。

舞台の初日でもあった。
朝から晩まで、タイトなスケジュールだった。
場当たりから始まって、公演準備、サウンドチェック。
気付けば開場間近になっていて、劇場さんが準備を手伝ってくれるほどのタイトさだった。
受付開始時刻が少し遅れてしまった。

嬉しいことに、当日券のお客様が来てくださる。
映画を観てきました!という声が受付をやっていると何人もあがってくる。
ああ、こんなことってあるんだなぁ。すごいなぁ。

初日の舞台は緊張をする。
役者によっては、その緊張がマイナス方向に働く場合がある。
逆に、その緊張感を楽しめるようになると、舞台俳優としては一歩先に進んだという感覚がある。
舞台は、実は緊張していないと芝居にならない。
張り詰めた何かがあって、初めて、演劇は演劇になる。
初日は当然、その緊張感が一番強くなるわけで。
けれど、緊張感というのはいらないものではない。
リラックスすることが大事なんて言う人もいなくはないけれど。
緊張感がある中でのリラックスなのだから。
初日を楽しめるというのは、緊張した中でリラックスできる第一歩だ。

自分の感情が芝居をしていると揺さぶられる。
感情に支配されすぎてしまうと芝居にならないけれど。
それを抑えたり、開放したり、そこからが芝居なのだと思う。
役者にも色々なタイプがあるけれど、基本的な部分は変わらない。
出来ることは、そこで生まれた感情には嘘がないのだから。
それをきちんと捕まえて、それをきちんと表現のレベルにすることなのだろう。

上映が終わると楽屋に急いで向かって、釣銭を用意する。
そのまま、ロビーに飛び出て、一気にブースにつく。
今回、「セブンガールズ」関連の物販をしている。
映画館でも置いていない、過去の公演の時の掘り出し物グッズを探してきた。
これは、あるだけだから、千秋楽まで残っているかもわからないけれど。
DVDやTシャツは、大人気だった。
自分は、演じた成瀬のまま、「闇市叩き売り」と称した元気な売り子をする。
終演後も楽しんで頂きたいからだ。

それが終わる頃にはすでに、UPLINK渋谷に出発する登壇メンバー。

全てが終わって、呑んでいると、名古屋上映の朗報が入った。
そして、翌日にやるべきことが一つ増えた。

頭の中がぐるぐると回る。
映画のこと。
舞台のこと。
翌日のこと。
必要なこと。

考えて無駄なことなど何もない。
それでも、ハードなスケジュールをこなした自分にはさほど体力が残っていなかった。
BLOGを書くことすらできなかった。

すすめ!すすめ!すすめ!

東名阪での上映。
それは、ずっと願っていたことだ。
だから、とっても嬉しいのに。
まだまだ、どこかが飢えている。
こんなものじゃない。
これだけにしてたまるか。

セブンガールズをもっともっともっともっと色々な人に観てもらいたい。

目の前のお客様と、まだ見ぬお客様と。
全員に、届けたい。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 09:38| Comment(0) | 映画公開中 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月12日

公開12日目

舞台の二日目は、通常初日に比較してずっと負担が減る。
すでに本番を一度終えているからテクニカルなチェックのみで夜の本番を待つだけになるからだ。
アクション、ダンスを確認して、照明や音響などの確認さえすれば、本番を迎えられる。
すでに本番を終えているというのはそういう事だからだ。

そう思っていた中で、急遽、別のアイデアが立ち上がり、早めの集合になった。
初日ほどではないにせよ、二日目もタイトなスケジュールになる。
セブンガールズの主題歌「星がいっぱいでも」のPVの撮影を舞台セットでしようというアイデアだった。
監督は、何度か回して編集するからと言っているけれど、もうそこは映画まで創ったのだからわかる。
そんなに簡単に済むわけがないという事は。
引きと寄り、動きのあるショット、細かいカット、ある程度イメージしておかないと簡単に済むはずがない。
さらりと撮影しようと思っても、テスト、本番、TAKE2と、やることは増えていく。
準備だって、舞台本番前よりもずっと早くヘアメイクまで完成しなくてはいけない。
だから、アイデアが出た時点で監督に確認して、頭の中での構成までお願いして集合も早く設定する。
簡単に済むよという監督の言葉を信じないわけではなくて。
監督がカメラを手にすれば、こだわることを知っているからだ。

撮影を開始する。
どんどん別のカットを撮影していくけれど。
やはり、こだわりは強かった。
あっという間に予定していた時間をオーヴァーして、更にここまでと決めた時間まで過ぎて撮影を終えた。
集合を早めなければどうなっていたか考えれば、冷や汗が流れる。
けれど、その分、監督がイメージしていたカットは全て撮影しきれたことに胸をなでおろす。
これをいつ編集して、いつ公開してというのは、まったく決まっていない。
実際は撮影しただけで終わる可能性もないわけではない。
それでも、監督がクリエイティブな作業に没頭できる時間を準備できたことは良かった。

無事、テクニカルチェックも出来て、今日も舞台が開幕した。
「やれることは全部やる」
映画でも言っているように、今回の舞台もそうだ。
セットのデザインも、セットの設営も、受付から場内整理、果ては物販まで。
何から何まで、自分たちでやれることはやる。
それをやってきたからこそ、セブンガールズという映画が出来上がった。
外注ばかりの劇団では到底、あの予算であの映画を製作することは不可能だ。
それを地で行くような公演になった。

舞台が終わってカーテンコールに立つ。
そこで、初めて明るい中のお客様の顔を見ることが出来る。
目の前のお客様に、少しでも満足してほしい。
たったそれだけのことを、20年間繰り返してきた。
カーテンコールは、楽しんで頂けましたか?という時間でもある。

終演後の物販に立ち、大きな声でお客様に声をかけて。
もちろん、劇場を一歩出るまで楽しんで頂ければとの思いなのだけれど。
今日は、途中で切り上げる。
それは渋谷で上映しているセブンガールズの舞台挨拶が待っているからだ。
登壇するメンバーで、早々に劇場を後にして、映画館へ向かう。
一息ついたぐらいで、すぐに登壇の時間になった。

不思議な気持ちだった。
さっき、舞台でカーテンコールをしたのに。
まるで、その延長戦のような。
目の前のお客様に、舞台と同じように、感謝と親愛を持った自分が立っている。
違うのは、ハンドマイクを握り、少ないメンバーで、話を展開していくことだけだ。
舞台挨拶には、何度も登壇したけれど、いつもMCに近い役割だった。
初日は、粗相したこともあって、今日は初めて真面目なお礼も口に出来た。

UPLINK渋谷でのレイトショーで、ついに完売御礼が立った。
徐々にお客様が増えていくという実感をしていて。
まさか、平日のレイトショーというタイミングでと思ってなかった。
これは、すべて、口コミのおかげだと思っている。
皆様の感想や、誰かと話をした一つ一つが重なって。
まさに、人から人へと繋がったからこその完売になった。
もう、感謝しかない。
自分は作品の力を信じて今日まで進んできたのだけれど。
こんなにたくさんの感想が上がるなんて、感動しかない。
舞台にも、映画を観て!と声をかけてくださるお客様が何人も足を運んでくださっている。

きっと、舞台を観た方の中には、映画も観たい!と思ってくださる方もいらっしゃる。
映画をもう一度観たくなった!と、実際に観劇後に、映画に来てくださった方もいらっしゃった。
相乗効果がきっと生まれるとは思っていたけれど、これほど響き合うなんて!!
ああ、それなのに。
舞台を観て、映画に興味を持った方も、もう一度観たい方も。
そして、口コミから興味を持ってくださった方も。
都内近郊では、もう1回の上映しか残っていないなんて!!
なんて、申し訳ない事なのだろう!!
ここに来ての完売御礼をして。
明らかに尻上がりに、お客様が増えていっているというのに!!
大阪も、名古屋も決まったけれど。
ああ、次で関東の上映が終わるなんて、とても信じられない。

泣いても笑っても、最終日。
最終日だというのに、まさに舞台本番の最中に上映される。
だから、出演者は誰も登壇が出来ない。
監督と舞台に出演していない出演者に託すしか出来ないのだ。
自分は、ただ、一人でも多くの方々が足を運んでくださればと願うしか出来ないのだ。

この思いはどこに向かっていくだろう。

まだご覧頂いていない皆様が。
明日、足をお運びいただけるように、ただただ祈る。
お見逃しにならないようにと、ただただ願う。

タイトなスケジュールでも、進んでいけるのは
そんな願いが今も、沸々と続いているからだ。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 02:47| Comment(0) | 映画公開中 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月13日

公開13日目

劇場入りして諸々の制作準備だけするとテクニカルチェックに入った。
ダンスや立ち回りのチェック中、客席で気絶したように眠ってしまう。
少しだけと思ったはずなのに。
まだやるべきことがあったなぁと少しだけ後悔するも。
実は、劇場入りして、やっと時間の余裕が出来たのだなぁと安心もした。

とは言え、そんな余裕とは裏腹にスケジュールは立て込んでいた。
昼間、ダブルキャストのゲネプロをして、それから客席作りや受付作り。
本番はあっという間にやってくる。
その本番開始時刻よりも前に、UPLINK渋谷では、最終上映が始まっていた。
監督とプロデューサーの登壇になっていて、監督が劇場を後にする。
よろしくお願いしますと託して、自分は舞台の準備を重ねていく。

不思議な感覚だ。
いつもいる監督がそこにいない。
自分たちがスクリーンに登場している時間に、同時に舞台に立つ。
そして、その客席にはつい最近、スクリーンを観てくださった方がたくさんいる。
なんて幸せな毎日なのだろう。

最終上映が終わった頃、自分は舞台に立っていた。

K'sシネマで、とってもよくしていただいた。
一週間の限定上映、チケットもあっという間に前売り券がなくなって、当日券も日々完売が続いた。
そんな中で台風による休映があった。
振替日が数少ない状況で、頭を抱えていた時に、なんとその週からの上映が決まった。
まるでそれは、神様が手を差し伸べてくれたかのような光明だった。
急に決まったレイトショーにもかかわらずUPLINK渋谷にある3つのスクリーンの中で。
同時間帯では一番お客様が足を運んでくださっていた。
遅い時間で、もう終わりの時間なのに、舞台挨拶をさせていただいた。
吉田トオルさん登壇の日には、ピアノまで貸してくださった。
そしてレイトショーの最終日にはついに完売御礼になった。
UPLINK渋谷には感謝しかない。
とってもとっても良くしていただいた。
この週に上映出来たことで、作品を目にしていただけた方がたくさんいらっしゃった。

UPLINKさんにもK'sシネマさんにも、当然、今後の上映スケジュールがある。
K'sシネマさんでは、毎年やっているフェスティバルがある。
UPLINKさんは、配給もやってらっしゃるから、上映予定作品が並んでいる。
短い上映時間の作品なら、もしかしたら組み込めるかもしれないけれど。
セブンガールズは144分の大作だから、すでに上映予定を組んでいれば中々滑り込むことが出来ない。
だからこそ、急な決定が奇跡だったわけだし、信じられない事だった。

144分という大作が持つ宿命だけれど。
上映予定は先まで中々立たないと思う。
現在空いている枠がない限りは難しいし、映画館だって、先々まで上映予定は組んでいる。

それでも、今、まさに今、映画を観たいと口にしてくださっている方々がいる。
舞台を観て映画も観たくなった方がいる。
映画を観て、舞台を観て、もう一度映画を観たいと口にしてくださっている方々がいる。
広がっていく口コミを見て、観たいと言ってくださっている方々がいる。
大阪、名古屋が決まったけれど、関東に更に新しく、セブンガールズを観たいと口にしてくださっている方が増えている。
中には、この映画館にやって欲しい、と、映画館の名前まで出されていらっしゃる方まで出てきている。
日々、そのことに感動している。
本当に、それが積み重なって、映画にも舞台にも、足を運んでくださっている人が増えていることを実感している。
これは、また関東都内近郊エリアでの上映をしなくてはと、自分の中で奮い立つモノがある。

舞台のカーテンコール。
お客様への挨拶の時に、都内は今日が最後でしたと口にする出演者。
そして、大阪や名古屋での上映を発表する。
けれど、その時、つい口をついてしまった
「都内でまたやろうよ!」という自分の声。
自然に出てしまったその声に、自分が一番びっくりしたのだけれど。
その時、客席から、驚くほどの拍手があった。
ああ!!自分の気持ちがこぼれてしまっただけなのに!!
こんなにも拍手が鳴り響くだなんて!!!

都内での上映が終わった。
それでも、何もかもが終わったわけじゃない。
舞台は今週いっぱい、日曜日まで続いていく。
そして、大阪も、名古屋も待っている。
都内近郊で、上映できるチャンスがまだあるのか探す日々がやってくるのかもしれない。
いや、むしろこれからなんだと唇をかみしめる。
この作品は、ここから更に飛躍するだけの力を誰よりも信じているのだから。

さあ。
舞台は残り2日、4ステージ。
まずは、ここで思いっきり演じることだ。
堂々と胸を張って、たくさんの人に届ける事だ。
「やれることはぜんぶやる」
やってやれないことなんかないんだから。
そのためにも、目の前にある大事な大事な一歩を着実に踏むのだ。

この夢には続きがある。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 03:02| Comment(0) | 映画公開中 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする