2018年05月17日

映画公開への道が始まる

情報が解禁になった。


公式サイト:http://sevengirls.info/
9月 K'sシネマにて公開決定!

映画公開への道が始まった。

朝、起きてPVの音楽を差し替える。
舞台初日の朝に映像の編集している自分がおかしくてしょうがなかった。
更新して、サイトにアップする。
すぐに家を出て、下北沢の街に向かう。
好天。

劇場入りしてすぐに準備に取り掛かる。
本番前の最後のリハーサル、ゲネプロ前の準備だ。
台本を揃えて、キッカケ表を並べて、楽屋を創って、ブースの電源を立ち上げていく。
ゲネ前に合わせている役者もいる。
いつもの風景。
どの景色を見ても、誰かがいる風景。

ゲネプロが始まる。
自分の導線も含めて、全ての確認をしていく。
一か所、ミスをしたので、良かった。
本番前にミスをしておけば、本番でミスをすることはない。
すぐにやりやすい形に修正をしておく。

リハーサル終了後、客席作りをしてから一度、PCを立ち上げる。
劇場のWifiに接続して、予約の確認等々。
そして、劇後の段取りをもう一度確認していく。
全て問題がない。

本番前に時間があって体を休める。
そして、初日本番の劇場が開場した。
観れば、お客様が映画「セブンガールズ」のチラシを手に取ってくださっている。
ああ、観てくれている。
客電が落ちて、幕が開いた。
長い稽古を重ねてきた芝居が、ようやくお客様の前で。
お客様の笑い声、すすり泣く声、拍手。
ああ、ようやくたどり着いた。
この景色にやっとたどり着いた。

役者として板に立つあの瞬間、あの濃密な空気。
それについては、簡単には説明できない。
緊張といっても、硬くなるとかじゃない心地よい張り詰めた神経。
初日特有の、ピリリとした空気。

無事、「カクシゴト」初日が終演した。
ご挨拶をさせてもらってから、すぐにPCを開く。
まだ目の前にお客様がいる中、次々に公開をしていく。
クラウドファンディングのアップデートを更新して。
HPを検索出来るように切り替える。
Youtubeに予めアップロードしてあった動画の公開をする。
全てが終わってから、各SNSの更新をしていく。
情報の公開をしたその瞬間から、リプライが上がっていく。
ああ、ついに、情報を解禁した瞬間だった。

下北沢の、小さな劇場で。
目の前でお客様がいるような場所で。
映画「セブンガールズ」の情報が公開されることに、感動していた。
これはすごいことなんじゃないだろうか?
初めてのチラシを手にしたお客様のすぐそばで、おいらは公開の作業をしたんだ。
そんな映画、どこにあるってんだ。

全ての作業が終わってから片付けて、退館時間になる。
初日打ち上げには悩んだけれど、行くことにした。
それぞれ、本番になって初めて感じたことを口にする。
ねぇ、さっき、情報公開も終わってるよ。うふふ。
そんなことも話す。

帰宅して、PCを開くと、音楽の吉田トオルさんや、他の出演者たちも、情報を公開していた。

ここから、映画公開への道が始まった。

今日、聞こえてきたお客様の声がぶり返す。
このまるで世界の端っこのような、見捨てられた裏通りのような、小さな劇場から。
あのお客様の声から、この映画の公開への道が始まったんだ。

SNSに並んだ、感想や、リプライを目にする。
見つけられる範囲だけでも、嬉しい。
そうだ。
おいらたちの舞台も映画も、全て、お客様に向かっている。

舞台は日曜まで続く。
まだ始まったばかりさ。
届け届け!
まだ小さな劇場からのスタートだけれど。
ここから、どんどん広がっていけ!

ついに、初めて、動く映像が、公開されたのさ。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 02:14| Comment(0) | 映画公開への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月18日

目の前に。

情報公開から一夜明けた。
Youtubeの再生回数なども順調に伸びている。
高評価を押してくださっている方もいらっしゃる。
HPを訪問してくださったり、SNSでシェアしてくださる方々もいる。
この映画は、口コミで広がっていくことを中心に展開していくことを思うとなんと嬉しい事か。
徐々に徐々に広がって、公開までに情報がとても拡散しているといいなぁと思う。
そのためには、まだまだやるべきことが山積している。
今は、まず、この舞台公演を無事千秋楽まで演じる事。
この下北沢からスタートすることだ。

小屋入りして、テクニカルのチェック。
あっという間にそれも慣れていく。
自分の中で小屋入りしてから本番までの流れが出来上がっていく。
開演時間が変われば、多少、変わるのだろうか?
テクニカルチェックが終わった頃、プロデューサーが顔を出してくださった。
一斉に挨拶する役者たち。
楽屋がほぼないに等しい劇場だからほぼ全員がいる場所だった。
さすがに予想していなかったと思う。
甘いものを差し入れしてくださった。

無事、情報公開が出来たことを報告する。
監督との話もあり。
また次回公演の話や、プロモーションの流れ。
今後やるべきことの確認までしておく。
映画の特別チラシを一部、持って帰る。
これからの、本チラシのデザインについても少し話す。
ここからなのだ。
ここから、始まっていくのだ。
そのスタートを軽快に切れたことを報告出来たことは嬉しいことだ。
お忙しい様子で、観劇は難しそうだけれど、その間隙を縫って足を運んでくださった。
感謝しかない。

小屋入りして四日。本番2日目。
身体が慣れはじめている。
その上、いつもよりも遅入りだった分、体力が回復している。
ここでやっておくことは何かなかったか?
いや、今は、舞台に集中するべきだ。
生で、目の前で、お客様に芝居を観てもらう。
それは、きっと何よりも大事なことだ。
映画公開までに、舞台に立つ機会はここしかないのだから。

オムニバス3作品で、自分も作・演出をした作品がある。
いつもとは少しだけ違う感想の読み方をしている。
いつもなら、作品についてどうだったか、相手役の評価はどうだろうか、と気になるのだけれど。
今回は、とにかく、自分の作品に出演している役者たちの評価が気になる。
自分はともかく、3人の女優を魅力的に演出出来ているのか。
そして、3人が演じて良かったと思えるのか。
そこばかり考えてしまう自分が常にいる。
映画「セブンガールズ」でも重要な役を演じている3人の女優が良く見えなかったら責任も重い。
作品についてとか、自分についての感想も、もちろん嬉しいのだけれど。
最重要なのはそこに向かっていく。
ただ思ったよりも個人への感想が少ないかもしれない。
それはそれで、決して悪い事じゃなくて、役者が作品世界に生きているのだなぁと思ったりもする。

ただ。そればかりではいけないと思っていて。
自分が板に立つときはそういう事もすべて捨てて、役者として立っている。
そこにいる以上、役者である以上、書いてるから・・・と及び腰になるのはかえって失礼だからだ。
やる以上は、きちんと自分の仕事をする。
作品世界であるべき姿になろうとする。
それは、作家とか演出家と切り離して、役者にならなくちゃいけない。
それを徹底したうえで、終われば気になるのは、三人だという話だ。

今、この時を駆ける。
カクシゴト」という作品に誠実に取り組む。
「演者」という作品に魂を入れていく。
やれることは全てやり切る。
それが、自分たちの姿勢なのだという事こそ、映画に繋がっていくことだと固く信じる。

残り5ステージ。
駆け抜けることが、今、出来ることだ。

映画「セブンガールズ」オフィシャルページ http://sevengirls.info/
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 03:11| Comment(0) | 映画公開への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月19日

貰えるチカラ

カクシゴト」の三日目が終演する。
その場での言葉、SNS、アンケート、様々な感想を目にする。
なんというか、大きな力を頂く。

自分の道を信じろと言う人がいる。
もちろん、それが出来るならそれが一番良い。
でもね。そんなには、人間は強くない。
そんなにかっちょよい人なわけがない。
もう少しだけ人間は、ダメで、臆病で、みっともない。
自分の道はこれでいいのか?って思う時だって何度もある。
そのたびごとに、自分を奮い立たせたりしている。
人の評価を気にしたり、信じられなくなったりする。
少なくても、自分はそうだ。
それでも、ぐっと踏ん張るんだけれどさ。

わけあって、お客様を開演前に見かけたりする。
皆様が、セブンガールズのチラシを手にしてくれている。
最初に取り出して、最初に読んでいる人がたくさんいらっしゃる。
それを観ると、よし、映画を期待してしまうような作品にしようともう一度力が湧いてくる。

自分の道を信じるのは、結局、最後は自分次第かもしれない。
それでも、自分次第なんて言葉が吹き飛んでしまうほど、人から力をもらっている。
それも、気付かないうちに貰っていることが殆どだったりもする。
それを簡単に「愛」だなんて、口にしたくない。
そんなに生易しくもないし、そんなに曖昧でもない。

今回の舞台を観に来てよかったと言ってくださった方がいて。
いや、これは観ておくべきだった。観れてよかったと、何度も口にして。
すごく熱心に話をしてくださった。
3作品あることでお得だとか、おいらの書いた作品への言葉とか。
ありがとうございますしか言えないのだけれど。
その奥で、また力をもらった。

バンドで自分の書いたものを発表したのが一番最近なんだろうか?
舞台の台本を書いたのはもうかれこれ10年前になる。
それも10分以内の短編だったから、今回のような作品は何年ぶりになるのだろう?
もう久々すぎてちょっとわからない。
少なくとも、長編を最後に書いた頃はまだガキだったはずだ。
その時は、自分を信じるということなんか、簡単だったような気もする。
今は、自分を信じるというよりも、自分のやってきたことに自信を持っているという感覚だ。
経験や学んできたことが自分を支えている。
だから、本当に大丈夫か?と一瞬気が緩んだ時に、自分を信じるということを忘れてしまいそうになる。
ガキの頃は、経験もないのに、どうやって自分を信じていたんだっけ?ってなる。

その分、なんだろう。
人の言葉がすんなりと入ってくる。
あの頃とは違う。
ただ、「グッときました」という一言で握手してくれたその暖かさに、素直に心が揺れる。

日程的にはあと二日。
ステージはあと4ステージ。
ここを駆け抜けて行く。
その先に待っていることは決まっている。

あけっぴろげでいい。
あれだけ、強く感動してくださる方もいらっしゃるのだ。
弱い部分も汚い部分もさらけだして、その奥にあるものを感じてもらうのだ。

さあ。いよいよ週末日程だ。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 02:15| Comment(0) | 映画公開への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月20日

明日と、明日の向こう

映画の告知から始まった舞台「カクシゴト」の4日目を終える。
昼夜2ステージに渡って、今日も多くの皆様に足を運んでいただいた。
実は映画出演者も何人か客席にいて、特設チラシを手にしている。
チラシ、喜んでいてくれているかな・・・。

なんというか、期待していなかった、大きな賛辞を日々いただいている。
期待していないというのも変だけれど・・・。
オムニバスである公演そのものはきっと、面白がってくれるぞと思っていたのだけれど。
自分が、作・演出した作品は、きっと人によって好みが分かれるし、それでいいと思っていた。
それが思いもよらないほどの賛辞を受けて、なんというか、こそばゆい思いだ。
とっても分かってくれる人が、毎回何人かいればいいさ、ぐらい肩の力を抜いていた。
それが、たくさんの人に、声をかけてもらえて・・・。
ありがとうございます。

「カクシゴト」という舞台の中で「演者」という作品を創った。
偶然の要素もあったけれど、素晴らしいキャスティングも出来た。
台本を書いて、演出して、稽古を重ねた。
真剣に・・・というとなんとなく違うかもしれない。
誠実に稽古に取り組んできたというのが、一番、しっくりくる。
余計なものをそぎ落としたり、技術的なレベルがある一定のレベルを超えた時点で観念的な部分に触れたり。
バックボーンを話してみたり、本当に小さな欠片を拾い集めるような。
少しずつ段階を踏みながら積み上げてきた。
自分が解釈している劇団の自慢の3人の女優の素晴らしさを、美しさを、目指してきた。

それにしても、映画と比べて、なんと舞台は儚いのだろう。
もう明日には、終わってしまう。
13時、17時開演のたった2ステージで、終演してしまう。
どれだけ長く稽古を積んできても、何も残らず消えてしまうのだ。
お客様の記憶の片隅にだけそっと残る。
そして、いつか消えてしまうのかもしれない。
映像はいつまでも残るのに。光として残るのに。
舞台はいつか影になっていく。

どうにも出来ないこの寂しい気持ちは、一体何だろう?
本当は観て欲しかったけれど、来場できなかった人には、二度と見せることも出来ない。
小屋入りしてたった1週間なのに、毎日同じ空間に一緒にいた日々も同時に終わる。
その後やってくるのは、日常だ。
本当だろうか?
本当に終わるのだろうか?

映画「セブンガールズ」で、その時代の空気そのものを生み出していた3人の女優。
その女優達に、同じように、時代の空気そのものを演じてもらっている。
空気を演じる?
不思議かもしれない。
けれど、それをやってのける。
彼女たちの中にすでにいるであろう登場人物たちは、どこに向かうんだろう?
自分が感じている寂しさを、彼女たちも感じているのだろうか。
あの三姉妹がもういなくなってしまう。

誠実に取り組んできた。
企画公演だからと言って、手を抜くようなことは出来ない。
大道具にも、音響にも、工夫を重ねてきた。
その姿勢が、これからに繋がると思ったからこそ。
繋がるからこそ、セブンガールズの情報解禁を同時にすることになったんだ。

まっとうするだけだ。
「カクシゴト」という舞台を。
「演者」という作品を。
もちろん、自分が演じる「木田さん」を。
ただただ、最後の一瞬まで、まっとうするだけだ。

それが、明日へ繋がる道になるのだから。
寂しいけれど。

posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 01:56| Comment(0) | 映画公開への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月21日

全ての始まり

劇団前方公演墳20周年記念企画「カクシゴト」

小屋入り7日間、全7ステージ

映画「セブンガールズ」の告知解禁とともに幕を開けて全日程が終演した。


まずは、ご来場いただきましたたくさんの皆様、誠にありがとうございました。

共演者、スタッフ、並びに映画告知に関わってくださった皆様、感謝しております。


千秋楽の朝は快晴。けれど、前日の夜から気温が下がっていた。

まるで初夏のような日々が嘘のように、過ごしやすい春の一日だった。


いつものように劇場入りして、いつものように準備して、いつものように本番を迎えた。

客席には満員のお客様。

音を出し、演じた。

今まで稽古を重ねた役が、一つずつ、終演を迎えていった。


気付けば、毎日触っていた音響機材を片付け、PCを開き制作関連作業をして。

終わって舞台班に合流した時にはすでに、あの特徴的な床の模様すらなくなっていた。

舞台班が目途が立った時点で早めに劇場さんへのあいさつを終えた。

重い荷物を搬出車に積み込んで、車に乗り込み、皆より少しだけ早く劇場を後にした。

搬出した荷を倉庫に運び入れて、打ち上げに合流した時にはすでに少人数になっていた。

けれど、打ち上げには少人数ながら嬉しいことに、自分の作品の全メンバーと、監督がいた。


結局、芝居の話ばかりしていた。

役者のタイプの話。

役者が持つ違和感と、演出家が求める客観視戦の違い。

作品構造における、前段の大切さ。

幾人かの役者と、監督と、話をしたのは、全て「これから」の話だった。


この企画を越えて「これまで」と「これから」で何かが変わる。

そう思ったメンバーが、意外にいるようだった。

目に見えるほど変わるのかどうかまでは、ちょっと自分ではわからないけれど。

中編を3つに分かれて演じたことは、それぞれにとって、きっと大きな経験になった。

いつもより短い分、それぞれ作品の構造について理解しやすかったはずだし。

3つに分かれていた分、それぞれの作品内での役割が明確だった。

その上で、想定通りだったり、想定と違っていたり、苦しんだり、戦ったり。

その経験と、後からやってくる反省が、何かに繋がるだろうと感じているようだった。


「あそこ、うまくいかなかった。」

そういう話は、圧倒的なポジティブだ。

うまくいったことばかりを話ことこそネガティブだ。

結局、向上心や探求心からくる発言は、自分を安心できる場所に置いてくれない。

ポジティブであろうとすることは、二歩前の自分に向かおうとする不安との戦いなのだ。

それを繰り返しているうちに、20年と言う長い月日を迎えている。

昨日の自分に満足しないで、明日の自分に焦燥感を持つ。

その経験が、いつの間にか、自分の中の確固たる自信になっていることを知っている。


このBLOGはセブンガールズ映画化実行委員会のBLOGだから触れてこなかったけれど。

実は、初日に発表したのは、映画「セブンガールズ」の告知だけではなかった。

もう一つ。

20周年記念公演の告知をした。

ちょうど20周年を迎える10月10日より、企画ではなく本公演を行うことになった。

「BEGINS of Sevengirls」とだけ、チラシには記載してある。

それは、セブンガールズという劇団の代表作のスピンオフ。

あの娼婦たちが、仲間になっていく、前日譚だ。

映画「セブンガールズ」と舞台「BEGINS of Sevengirls」は9月10月と連続で、上映&上演される。

チラシには、簡単なキャッチコピーが書かれている。

「・・・そして、あの歌が生まれる」

そのキャッチコピーは、セブンガールズという作品を知っている人ほど、ハッとするものだった。


20周年記念公演が行われる、「劇」小劇場という劇場は、2年半前にセブンガールズの4度目の再演をした劇場だ。

あの公演が終わって、映画化について、本気で考え始めた。

全てが始まった劇場で、全ての始まりを描く作品を上演する。

色々な偶然が重なって、そんなつながりのある公演になった。

それは、明らかな「明日」だ。明らかな「これから」だ。

打ち上げと言う場所で、すでに「明日」を探していた。


打ち上げを終えて、昼過ぎに目覚める。

まだ少し呆然としている。

ここから、今度は本チラシ、ポスター、試写会準備、PV第二弾。

やることは、やまのように残っている。

舞台の残務もある。

一歩一歩着実に、タスクの管理をしなくてはならない。

現実と正対して、進まなくてはならない。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 17:10| Comment(0) | 映画公開への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする