2017年05月30日

大丈夫の理由

再編集を急遽やることになった。
とは言え、再来週には舞台が待っている。
スケジュールが非常に厳しいのは間違いない。
やるのは、もう絶対にやると決めているから、厳しいね~で終わりでも良いのだけれど。

自分の中で感じている〆切が絶対なものではないことに気づいた。
このスケジュールでなんとか・・・と思って、頑張ったところで、実はもう間に合わないという場合もある。
もしかしたら、早ければ早いほど良いと言われる可能性もあるけれど。
はっきりと、〆切を知って、それを多少前倒しするぐらいじゃなければいけない。
後悔するようなことになったら、悔やんでも悔やみきれないのだから。
結果的により厳しいスケジュールになったとしても構わない。
或いは、他の方法だって考えられるのだから。

公演が近づくと、やることがどんどん倍々で増えていく。
とりあえず印刷物に手を入れ始めたけれど、それ以外のことも出てくる。
毎回のことだ。
あの厳しい撮影スケジュールを組んで、あの雑多な作業を乗り越えたのだから。
自分のキャパシティは、ちゃんとわかっている。

先日、加藤Pとプロモーションについてのプレ打ち合わせ的な話をした時に言われたことがある。
すごい映画には、必ず小野寺さんがいるんですよ!
という言葉。
映画は企画が立ってから、撮影をして、編集をして、公開まで、何年もかかる。
その間、テンションを落とさずに八面六臂で、その映画に関わっている人が必ずいるのだ。
宮崎駿監督映画の鈴木敏夫さんのように、その映画を世に出すためだけに走り回っている人が。
なんだか、その言葉が心に残っていて。
ああ、おいらだけじゃないんだ。
きっと、今も走り回っている人がいるんだ・・・なんて、変なシンパシーを持ったりしている。
自分はひょっとするとおかしいのかな?おかしいのかもな?って思っていたけれど。
やはり、映画というプロジェクトを完成させるためには、そういう情熱が欠かせないのだと思う。
世界のクロサワにも、世界のキタノにも、確かに調べたらそういう人がいる。
おいらなんか、そういう人たちの足元にも及ばないのだ。

サッカーの本田圭佑選手が、ミランに入団した時に「夢を見よう」と発言して。
それをみた、たけしさんや、タモリさんが「夢はかなわないですよ」と発言したことがある。
夢を見て、それがかなわなかった人の方が圧倒的に多いのだから、当たり前だという。
叶わないとわかっていても続けて、更に運もある人間だけが残っていくんだということかもしれない。
おいらは、その時に思ったのは、夢が、漠然か具体的かの違いじゃないかと思った。
本田選手は、プロサッカー選手になりたいとか、ワールドカップに出たいとかの簡単な言葉じゃなかった。
はっきりと、ミランの選手になりたいと書いていた。
今、サッカーをやっている少年たちの夢がプロ選手として、そこまで具体的な目標を持っている子は数えるほどじゃないだろうか。

役者をやっていて、漠然と「売れたい」と思っている人はとてもたくさんいる。
でも、意外に、具体的なことは聞いたことがない。
映画に出たいなぁとか、大河に出てみたいとか、あの監督の映画に出してくれないかなぁとか。
それは、実は、夢のまま、目標になりづらいんだろうなぁと思う。
いかに、具体的に考えられるかが、夢を目標にしていく唯一の方法なんじゃないか。
映画を創ると、目標を掲げた時に、おいらは、徹底的に具体的に可能なのか調べた。
予算だけじゃなくて、実際に上映されている映画のことも調べた。
もちろん、従来の映画の方法では不可能かもしれないけれど、小劇場の手法を取り入れればできるかもしれない。
そう思えたからこそ、一歩踏み出したんだと思う。
海外への窓口のことも、すでに、クラウドファンディングを始めた時点で調べてあった。
そうじゃなければ、「シモキタから世界へ」なんてあの時点で書けるわけがない。

ただ、具体的になればなるほど、今度は、その難解さまでわかってきてしまう。
それがどれだけ難しいことなのかが、より細かくわかってしまうのだ。
そこをどう突破していくか。
本田選手も、タモリさんも、たけしさんも、鈴木敏夫さんも。
まず理解して、不可能と思えるものを前にして、そこから前に出る方法を探していったはずだ。
クレバーだったはずだ。

知ることだ。
理解することだ。
より深く。より柔軟に。
その上で、予期できないことに対応できるぐらい、考えておくことだ。

大丈夫なんて、簡単には言わない。
スケジュールを確認して、大事なことを心に刻んで。
その上で、言うんだよ。

大丈夫って。
続きを読む
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 02:40| Comment(0) | 編集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月04日

続いている夢

別のことを書こうと思ったけれど、急にそれを見つけて吹き飛んだ。
カンヌ映画祭と一緒に開催されるマルシェ・ドゥ・フィルム(Marché du Film)
世界最大規模の映画のマーケット。
そのラインナップに確かに「SEVEN GIRLS」の文字を見つけたのだ。

香港フィルマートの時も、その文字を初めて見た時に、ぐぐぐと心がせりあがった。
あの時と、まったく同じように、今、おいらの中で、炎がポッと点く。

おいらなんかは、普通に役者だけをしていれば、Marché du Filmなんて知らないままだったと思う。
今回、このプロジェクトを立ち上げて。
たくさんの応援してくださった皆様と共に、世界に向かうと決めて、学んだからこそ、それを知ったのだ。
何十年も、Marché du Filmはそこにあったし、そこで、たくさんの名画が発見され続けた。
そんなこと、本当に知らないで生きていたんだなぁ。

セブンガールズという作品には2つの物語があると思っている。
一つは、もちろん「SEVEN GIRLS」そのものだ。
けれど、もう一つ、この映画のプロジェクトのサクセスそのものも、物語になりつつある。
実際、このBLOGを読み続けてくださっている人にとっては、もう本当の話というよりも物語に近いのではないだろうか。
だって、実際に映画化するのかもわからない頃からこのBLOGは続いているのに。
そのプロジェクトが、既に海を渡っているのだから。
香港に行き、今度はフランスに行くのだ。

これだけ長いこと役者をやっていれば、自主映画への出演などの話もこれまでにあった。
だから、自主映画をやっている知り合いも、何人かいたりする。
誰もが真剣に映画を製作しているし、単独で海外映画祭にエントリーしている人もいる。
けれど、マーケットに・・・というところまでやっている人は余り見かけない。
先日の打ち上げで、撮影監督と、自主映画とそうじゃない映画の線引きはどこなんでしょうね?って話をしたのだけれど。
恐らく、興行であるとか、販売であるとか、映画を商品としてみるスタッフが参加しているかどうかなんじゃないだろうか?
それは決して卑下するようなことではなくて、「商品」であることは、厳しいことなのだっておいらは思う。
おいらたちは、実際に舞台公演を続けて、お客様をどうやって呼ぼうかなんていつも話をしていて。
だからこそ、作品というのは、芸術面もあれば、興行面もあればと、たまたま多角的に見る目が育っていただけなのだろう。

だからと言って、きちんと作品を「商品」クオリティにしようといくら話したとしても。
じゃぁ、誰がどうやってマーケットに持っていくんだ?って話になる。
個人で自由に参加できるわけではないのだから。
そこは、どんなに頑張っても、おいらだけでは出来ないし、監督だって出来ない。
おいそれとできるわけではない。
海外に窓口があって、プロモーションをしている人がいて。
その人が、やりましょうと言ってくれないと、絶対に出来ないことなのだ。

うまく説明できないけれど。
すごいことなんだ。
感謝なんて言葉では表せない。
このプロジェクトに、この企画に。
例え「もしかしたら・・・」というレベルでも。
信じてくださる人が、応援してくださる人がいるんだ。
そのことに、腹の底から震える。

もちろん、おいらはまだまだ強く信じている。
きっと、この作品はどこかで、世界に飛び出すと。
それが映画祭なのか、なんなのかもわからないけれど。
間違いなく、こっちの物語も、どこかに辿り着くはずだと思っている。
その理由の一つが、こうして、今も続く、海外への挑戦をさせてくださっていることだ。

Marché du Filmのおいらが見つけた記事には。
簡単なあらすじがついていた。
そのあらすじを読んで、もう一度震える。
この作品の伝えたいこと。
それをとてもとても理解してくださっている。

※first feature filmなんて付いてる。
初の長編映画という意味だ。

恩返しをするんだ。
絶対に。絶対に。
このプロジェクトを海外に持っていって良かった。
そう言ってもらうために。

間違いなく、カンヌにSEVEN GIRLSが上陸する。
そんなに簡単なことじゃない。
夢のようなことなんだぜと、何度も自分に言い聞かせる。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 05:00| Comment(0) | 編集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月03日

ディザーサイト

ディザーサイトというのがある。
主にデジタル関連の、スマフォやPC、デジカメなどの新製品発表前のサイトでよく目にする。
まだ発表前だから全ての情報を伝えるわけにはいかないけれど、少しずつ情報を出しますよという。
そういうのをディザーサイトというようだ。

最近は、漫画原作の映画などで、このディザーサイトを目にする。
少しずつ、原作の登場人物のキャスティングを発表したりする。
攻殻機動隊なんかも、半年前ぐらいから、少しずつ情報を小出しにしていた。

今、WEBの持つ意味合いが大きく変わっている証拠なのだと思う。
いわゆるHPは、それを知ってから見に来るものというものだったはずだ。
映画であれば、映画を観てから、HPに来るというケースの方が多かったんじゃないだろうか?
或いは、公開前に、情報の確認をしておくといったケースもあるし。
けれど、今は、SNS全盛の時代で、ただWEBを製作しても、一度見て終わりなWEBは終焉に向かっているように思う。
企業HPすら、メーカーはランディングページなんかを用意していたりする。
より、動的になって行っている。

ネット上のカタログ的な役割を既にWEBは終えていて。
より積極的なプロモーションに移行しているという事だ。
BLOG、Facebook、Twitter、Youtubeへ、誘導するToolがWEBになっているぐらい変わっている。
多分、それは、今後も加速していくし、今後の広告代理店が企画する宣伝企画は、その方向になって行く。
発売前から話題になることに成功すれば、とりあえずスタートダッシュは約束されるからだ。

映画「Seven girls」のいつかやってくる公開の日に向かって、何を出来るかちゃんと考えないといけない。

日本人は保守的だから、有名人の出演や、有名監督じゃないと、中々動員に結びつかない。
もちろん、一定のコアな映画ファンがいて、そういうファンのために単館上映館があるにはあるけれど。
それにしたって、その上映館でさえ、何か売りの一つもないことには、実際の上映許可が下りないだろう。
単館映画館だって、動員しなければならないのだから。
上映館が見つからない映画だって、世の中にはたくさんたくさんあるのだ。

もちろん、プロデューサーに、後はお願いします!と言ってしまうことだって出来なくはない。
けれど、劇団の宣伝にしても、チラシなどの製作から、フリーペーパーや雑誌への記事のお願いなど。
これまでも様々なことをやってきたノウハウがある。
映画の世界からしたら、余りにも規模が小さいかもしれないけれど、いわばゲリラ的な作戦だ。
置きチラシなんていう、地道なこともたくさんしてきたんだ。

この「Seven girls」という映画を世に出すには、恐らく大きく2通りの方法しか残されていない。
一つは、海外プロモーションが成功して、名前が先に出てしまう事。
これは当然続けていくことだけれど、受動的なことでもある。
もう一つは、口コミで、公開前、あるいは、公開後にも広がっていくこと。
大きな映画会社が、企業と絡んで広告を打っている映画ではない以上、この2つしか道がないのだ。
自覚しないといけない。
まだ、この映画を観たい人は、劇団のお客様や、知り合いの範囲だけのはずだ。
いや、観たい人どころか知っている人自体がまだまだ少ないはずだ。
まずは、数多くの人が知るだけでも、きっときっと、出来ることがある。

次の打ち合わせの席で、どれだけ提案できるか。

映画も含めたディザーサイトというやつを小まめに見るようにしている。
なるほど、色々なことを考えるものだなぁ・・・。

まずは、勉強だ。
なにごとも、学ぶことから始まるのだ。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 03:23| Comment(0) | 編集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする