2017年04月18日

残る作業

映像はすでにロックしてあって、カラーの調整も住み。
音声の整音が終わり、最終的なミックスも住んだ。
完パケの音声データが揃えば、すでに、映画になっている。

はい、おしまい。
ってわけでもない。
まだ、少しずつ作業を残している。

まずは、テロップ関連。
どう直すのか指示はもらっているから、その作業に入る。
エンドロールなど、情報のとりまとめはほぼほぼ完了。
タイミングや見せ方ぐらいだ。

そのあとに、初号試写をしたい。
打ち上げで、スクリーンのある場所でとも考えているけれど。
監督が修正したい箇所があるようで、それが可能かどうかで変わってくる。
修正があれば、もう一度、必要な作業が出るかもしれない。
細かいことだけれど、完パケは、その先にある。

その上で、映像データ、音声データ、字幕データを納品して、DCPという劇場で上映するデータを作成する。
これで、映画館での上映が可能になる。

ただし、DCP作成は、恐らく映画館上映を決定してからになると思う。
最短でいえば、映画祭やマーケットでの上映が決まればそれまでには作成しなくてはいけない。
DCPは、おいらの端末でも実は作れるのだけれど、作成データがちゃんと再生できるかの検証は出来ない。
その上、ファイルがLinuxベースだから、HDDのフォーマットなどもしなくてはいけない。
そう思えば、業者発注が一番、トラブルが少ない。
まぁ、納品してから考えればいい。

勝手なことを言えば。
20日に、DCP作成スケジュールを決めることになると思い込んでいる。
この日に、おいらは、運命が動くと勝手に決めている。
確信に近い思いを持っている。
さんざん、話すと人に笑われてきたことだけれど、本当に、そう思っている。
絶対にそうなるのだ。

このBLOGの「編集」というカテゴリも、いよいよゴール間近だという事だ。

今日、続いていた舞台の作業をとりあえず、一つ終えた。
明日は、テロップ作業再開だな。
音声も、そろそろ届くかな?
打ち上げ会場も、探さないといけないし。
頑張れ、頑張れ。

作業とは言うけれど。
まるで、育てているような感覚だよ。
映画は生き物だ。
大事に大事に育てていくんだ。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 05:58| Comment(0) | 編集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月17日

終わりは始まり

稽古場に到着早々PCを立ちげる。
稽古中にある程度、舞台用の印刷物をあげて、監督に観てもらいたかった。
本当は週末までの平日に仕上げて、この2日のうちに確認してもらいたかったけれど。
結局、MA前の準備に忙殺されて、後回しになっていた。
MA後に帰宅してからでもと思っていたけれど、そのまま眠ってしまっていた。
入稿のタイミングを思えば、もうギリギリだったのだ。
中々、思うようにスケジュールを進めるというのは難しい。

稽古がはじまる直前ギリギリまで作業を進める。
一定のレベルまで行った頃、稽古用のキャスティングをしているような声を聞く。
あれれ?思わず声をかける。
やる時は言ってと言ってあるのに。
すぐに稽古に合流する。
役者の仕事。

まだ未完の台本を繰り返し稽古していく。
当然、全体感などは、わからない。
わからないなりに、台本から、まだ少ない情報を読み取っていく。
文字で書かれた劇を、肉体を通すことで、演劇にしていく。
毎公演、毎週毎週続いてきたこと。
とっても、当たり前なことで、知らぬうちに日常になってきたこと。

まだ初見のシーンも含めて、台本を読まずに芝居を見たりする。
残念ながら、まったく、内容が自分の中に入ってこない。
キャラクターの見分けもつかない。
ここから、どこまで進むだろう。

いつものように。
いつもの稽古が続く。
おいらは、おいらなりに、今度の作品をもっとわかりやすく、もっと伝わるように。
自分なりの解釈を練り込みながら、様々な役を演じていった。

後半、全員のキャスティングも決まった。

飯休憩の隙間を縫って、印刷物のデータがほぼほぼ校了。
稽古終了後に、監督に、確認をしてもらう。
とりいそぎは、これともう一つだけ。
それが終われば、あと2つ。本番前にもう2つ。
まぁ、いつものように、粛々と進むだけだ。

帰って、そのまま入稿してしまおうと思ったけれど。
前日の作業も含めて、アルコールを肉体に入れたかった。
今週末をよく乗り切ったと、自分なりに思いがある。
・・・というか、完全に疲労している。
この疲労を、アルコールで吹き飛ばせないかなぁなんて思ってた。

まぁ、結果、疲労はなくなった気がするだけで、激しく残っているけれど。

いつものように、作品の稽古が走り始めて。
いつものように、おいらは、同時作業を進めて。
いつものように、各々が苦しむのだろう。

でも、本当はいつもとは違う。
違うんだよなぁ。
前日に、音声が仕上がったんだぜ。
まさに、映画が生まれる直前なんだぜ。
この責任、この意義、それまでとそれから。
わかってるかなぁ。わかってないかなぁ。
きっと、そろそろ出来上がる!と待ってるだけかもしれないけれど。
そうじゃない。
これが、完成したら、同時に、おいらたちは、生まれ変わらなくてはいけない。
そのことは、結局、うまく伝えられないままだ。

いつものように。
稽古をして。
また一週間がはじまる。

昨日までのおいらは、もう、どこにもいない。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 03:24| Comment(0) | 編集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月16日

再MAと走馬灯

前回、劇伴の全体的なエンベローブのみで終わった作業。
1から整音して、再MAに入る。
整えられた音も、もちろん、MAしやすいようにトラック整理してある。
とは言え、時間がかかることは、予想していた。
1シーンずつ、やっていくのだから、当然、そうなるし、こだわれば、どこまでだって出来る作業。
まさか、それが、てっぺんを越えるとまでは思ってもいなかったけれど。

まるで走馬灯のような作業だった。
1シーン目から、撮影日を思い出し、2シーン目にはそこを編集した日を思い出した。
エディットのKORNさんも、音楽監督も耳に集中していたけれど。
おいらの頭の中に流れるのは、今までの作業工程の日々だった。
撮影したのははるか半年前。そこを編集したのも5か月前だ。
色の調整が先月で、整音が先週。
前半部分は、常に作業工程の最初だから、どこの工程でも苦労をした。
近々の整音作業でも、とても、苦労した。
やはり、MAでも、同じように苦労することになる。

そして、そのシーンの作業中に、ああ、今日は時間がかかるぞと覚悟する。
モニタ音量を抑えて、全体の音を確認していく。
音楽が流れる場所も、映像の中で役者が振り返るタイミングさえ、頭に入っている。
監督が、ここで、こんな効果音が追加したいなぁと言えば、すぐに頭に思い浮かぶ。
立ち上げた自分のPCで、そのシーンを出して、その場でKORNさんにタイムコードを伝える。
タイムを打ち込めばすぐに、その音声にアクセスできる。
同じ音でも、イコライジングとかタイミング、アタックを変化させれば別の音になる。

MA中に出ている映像は、作業効率を考えて、高圧縮した映像をリンクさせていた。
だから、実際の映像よりもずっと画質が落ちている。
色味や映像を確認したいときは、すぐにそのタイムコードをうちこんで、映像の確認をする。
音声的に、修正作業をしている間に、ヘッドフォンで整音後の2mixを確認する。
実際に、大きく出したときはどう聞こえるのか、なども、ヘッドフォンで確認する。
意外に、神経が擦り減っていく。
音楽監督は、ヘッドフォンで確認している。

休憩に入ると、思い思いの行動に。
前回MA時に来てくれたメンバーが用事があるとのことだったので、織田を呼ぶ。
スタジオ作業においらが行くとなれば、やはりいてくれるだけで心強い。
前回は予想以上に、色々な作業が必要になって、活躍したけれど、今日は何もすることがなかった。
何もすることがないから申し訳ないなぁと一瞬思ったのだけれど、観ると、真剣に作業を観ている。
音楽畑にいたから、音関連の作業は、他のメンバーよりも数倍、意味が分かるのだ。
当然、細かい作業部分までは、どんなことをしているのかもわからないけれど。
音の変化は当然わかるし、当然、役者だから芝居もわかる。
監督も、他のスタッフも、反応しなかった芝居にも反応をする。
恐らくお客様も含めて、誰も気づかないようなことだけど、演者だけは気が付くようなのもあるのだ。
そう、それ、あるよね。と、視線を交わす。

電車の時間を考えればテンポアップしなくちゃいけないシーンに差し掛かるけれど。
そこで、作業を止めることもなく、細かく細かくやっていく。
前回の作業のように、どこにどの音声があるか探したりすることもなく、その場で変更が出来るから、どんどん手を入れられる。
前回のMA時には、出来なかったような細かいセリフ一つ一つの確認までしているのだ。

織田さんは覚悟して、監督も音楽監督も、車で家まで送りますよと言ってくれる。
それは、申し訳ないと、思いつつも、だから作業をもっと早くしようとは言えない。
前回のように電車の時間を気にして、精神的にギリギリで作業する数段、精神的に楽になる。
時間がない、やばい、と思いながらの作業は、良い結果を生むことはないからだ。
その上で、電車に間に合えばいいのだけれどと思っていたけれど・・・。

気付けば電車の時間も終わり、てっぺんを越え、25時すぎに作業アップ。
最初のシーンから最後のシーンまで、全てやり切った。

織田さんの車で、サタデーナイトドライビング。
なんだか、20代の前半を思い出す。
馬鹿話をして、笑いながら、車は進む。
トオルさんが車を降りて、移動していると、ナビ通りに進んで、なんと、あのロケ地の前を通った。
ちょっとした偶然は、まるで、作業が終わるよと、教えてくれるようだった。

おいらの家のそばのコンビニの駐車場で降ろしてもらう。
軽くドリンクを買って、喫煙所で少しだけ話す。
途中で遭遇した、まるきり40年前と変わらない暴走単車の話をする。
土曜の夜を走れば、いくつになっても、男は、どこか少年のような気分になる。
織田さんに、感謝を伝えると同時に。
監督を降ろして一人になってからの運転だけは注意してほしいと伝える。

そして、最後に、翌日の稽古の話を伝えた。

帰宅すると気絶したように眠ってしまった。
前日の夜の準備からロクに寝てないのに。
そのまま布団で寝なかったのは、厳しいな。
まぁ、仕方がない。

目が覚めると、不思議な気分だった。
本当に、全ての作業の走馬灯を観ているような。
そんな一日だった。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 10:43| Comment(0) | 編集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする