2017年06月24日

それは期待

書き出されたデータを収納した外付けハードディスクを持って朝から出かける。
さすがに100GBを越えるようなファイルは、アップロードというわけにもいかない。
もちろん、ネット経由で渡す場合もあるのだろうけれど。
専用サーバーでもない限り、容量的に、転送サービスでも厳しい容量だ。
やはり手持ちが一番安心できる。〆切当日なら、郵送よりも手持ちだ。

字幕製作会社に持ち込む。
ようやくご担当者様にお会いできた。
先日に郵送で送ったHDDにデータの移動をお願いする。
データ移動に少し時間がかかるかもしれないとのことで、しばし退席。
近くの喫茶店で電話を待つことになった。
この外付けHDDは、一応、持っておきたい。
送ってあるHDDに字幕入りのデータを入れてもらう手はずになっているから、可能なら持ち帰りたかった。

電話が来て、もう一度、お伺いする。
ハードディスクを受け取り、しばし話をした。
皆さん、舞台にも出てらっしゃる役者さんなんですか?なんて聞かれる。
はい!僕も出演してますよ!
なんて言うと、少し驚いている。
無理もない、髪型も雰囲気も違うし、そもそも役者が編集データを持ってくることなんてありえないのだから。
あれ?あ、え??なんていう感じで。
思わず笑ってしまった。

事前にスケジュールの再確認をしておいたから。
データを移動している間に、海外セールス担当さんと連絡をとってスケジュール確認してくださっていた。
27日に字幕データ入りの映像があがるという。
これは、フルサイズの映像のデータになるから、もう一度受け取りに来る。
そして、わずか1日という期間で、今やっている編集を反映させる。
字幕の入ったディレクターズカット版を、今制作している海外用に編集しなおしなのだ。
色々と相談してそうなったらしい。
かなり厳しいスケジュールだなぁと思っていたら。
27日にあげてくれれば、あとは小野寺さんが頑張るって言ってましたよなんて笑顔で言われる。
あれ?海外セールス担当さんとは、まだお会いできていないのに・・・。
小野寺さんが頑張っちゃうことはもうバレているのか・・・。
やはり、笑ってしまう。
まぁ、まったくもって、その通り。
そのあとは、小野寺さんが頑張るので。

Pより明文化されたスケジュールも再度届く。
中々タイトだけれど。
今のうちに、編集しておいて、映像データだけあとで差し替えることが恐らく出来るはずだ。
まぁ、出来なければ出来ないで、タイムコードから編集していくけれど。
今、準備をしておけば、恐らく、書き出しのみで済むと予測している。
ただ、字幕の途中に編集点があったり、結果的にテロップ情報の字幕がなくなったりはするだろうから。
そこまで一応、想定はしておかないわけにいかない。
そう考えると、かなり時間が限られているのがわかる。
どこかでトラブルが起きたら、大変なタイミングになる。

監督から連絡が来る。
何度か連絡を取って翌日、再度編集に入ることにする。
月曜に編集した映像をチェックして、更に手を入れたくなったのだ。
もう一度、朝から編集大会。
一体、もう何度目の編集かわからないけれど。
監督が本気で取り組んでいるのがわかる。
ABC案の3パターンを用意するつもりだけれど。
メインとなるA案を更にブラッシュアップできる時間が出来て良かった。
当初の予定では、すでに、納品後のスケジュールだったのだから。
やれるところまで追い込む。
脳をシュワシュワとさせながら。

限られている。
様々な映像からのチョイスは出来ない。
素材はこの完パケしかない。
すでにある映像を変更していくことしかできないスケジュール。
その中で、出来うる限りのことを試しながら進むしかない。

海外セールス担当の方が、後は小野寺さんが頑張るなんて言うのも。
そこがいつの間にか伝わっているという事だ。
もちろん、仕事ではあるのだろうけれど。
この作品にはたくさんの思いがあって、例え苛酷でも、やれるだけやると知っているのだろう。
そうじゃなきゃ、出てこない言葉だと思う。
角度は違っても、全員が思っていることは一つ。
そこに向かう以外はない。
そして、おいらに出来ることは、もう決まっている。
これは、期待だ。
期待にこたえ続けるのが、おいらの仕事だ。
それだけは、外さない。

さあ。
再編集の朝がやってきた。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 06:22| Comment(0) | 編集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月23日

選択肢を増やす

データ不備の発見。
道理で書き出しにあんなにも時間がかかったわけだ。
とは言え、当初の〆切は翌日。
郵送したデータがダメな以上、再度、書き出して手で持参する他はない。
致し方なし。

すぐにデータの書き出しに入る。
やはり、前回よりも書き出し時間は大幅に短縮されそうだ。
書き出しが始まってからPと電話で話す。
制作してある2本の映像とは別にもう1つ編集することを決意。
まだ時間は間に合うのだから、出来ることは全てやる。

早速、手を付けていく。
先日の監督との再編集作業とは違う。
細かい編集ではなくて、元々のオリヂナルを利用した編集。
元々の監督がやった編集点を利用したものだから圧倒的に早い。
その段階で監督にも連絡。
再編集版Aとは別に再編集版Bの編集も報告する。
監督による再編集版Aは作家的角度からの編集。
今回のは、第三者からの角度の編集・・・というか、反映。
当然、監督としては、Aで行きたいだろうけれど。
Aという選択肢が既にそろっているのだから出来ることでもある。

再編集版Bはあっという間に編集が終わる。
そもそものオリヂナル版の完成度をそのまま生かしているのだから早い。
そうこうするうちに、オリヂナル版の書き出しが終わったので、A版の書き出しを命令。
うまくいけば、朝までにB版を合わせて、3本の書き出しを完成できる。
終わったばかりのBにも、書き出し命令をしておく。

監督の指示で、C版の編集も考えるようにする。
選択肢を3系統に増やせたら確かに強い。
海外プロモーション用に、オリジナル版と、ABCの3パターンを持てるのだから。
後は、実際に海外担当の方が何を重視して、どれを選択するのかに委ねられる。
監督も当然、そこをすぐに理解できる人で。
最終的には委ねるしかないというのは、よくわかっている。

B版の軽いデータをついでに書き出しておいて、確認用のデータも作成しておく。
そこまでやるのか!と思うけれど。
自然と自分が選ぶ選択肢は、大変なほうに進むらしい。
それにしても、フルサイズの書き出しは149GBなのに、軽いデータは1.2GB。
100分の1以下に圧縮できるのだから、動画データってすごい。
可逆圧縮をかけない非圧縮であればもっと大きなファイルになるのだ。
朝までにフルサイズ3種類と、確認データ1種類の書き出しが出来そうだ。
監督指示のC版は、さすがに編集に時間がかかるために次に。

明日、手で運べるから。
実際に字幕製作をしてくださっている方の尊顔を拝見できる。
逆にそれは良かった。
直接会って、お礼を言えるから。

日程は差し迫っている。
もっともっとギリギリまで出来ることを追求していくのだ。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 06:04| Comment(0) | 編集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月22日

字幕修正データ作成

すでに編集後のデータは送付したものの。
追加で、どこを編集したのかまとめたエクセルシートの作成に入る。
昨晩、30%ぐらいまでは手を付けていたから、つづきだ。

編集点のタイムコードを確認して。
字幕データのタイムコードと英文を読んで、編集した個所を色付けていく。
字幕データ自体を修正するのが、これがあれば、圧倒的に段取りが良くなるはずだ。
・・・と、信じての作業。
時間は限られているのだから、あらゆる可能性に対処できる方が良い。
ここが踏ん張りどころだと思うしかない。

やれるだけやったど!
・・・と思えるのはきっと、6月末日。
苦しいけれど、苦しんでも良い。
そんな気分。

「芝居バカ」という言葉がある。
もう、芝居のことしか考えられなくなっちゃったような奴のことを指す。
おいらは、たぶん、18歳の時に取り組んだ作品以降、そういう体質になっちゃった。
何もしていなければ、頭の中は芝居のことばかり考えている。
ぼおっとしているようで、あの芝居は・・・なんて、常に考えているのだ。
もう365日24時間、芝居のことばかり考えてしまう。
おいらの場合、それはそれほど、良い効果を出さないことがある。
だから、あえて、芝居のことなんか考えられないような状況を作ったり。
無心になれるようなことに取り組んだり、あえて、するようにしている。
なぜなら、普通の人間は何かに集中していることなんてほとんどないからだ。
様々なことが同時に頭の中で起きていることの方が圧倒的に普通だと思う。
集中ばかりしていたら、人間の持つ「散漫」を演じることが出来なくなってしまう。

セブンガールズの撮影は、ある意味、劇的な効果があったように思う。
24時間芝居に取り組むというあの期間は、何人かの芝居馬鹿を生み、何人かの芝居馬鹿を加速した。
芝居の予定が入っていないと、何をしていいのかわからなくなってしまう。
そんな状態の役者が何人かいるんじゃないだろうか。
今、舞台が終わった直後で、そのあとの予定が見えない中、芝居馬鹿たちは路頭に迷うかもしれない。
しばらくゆっくり休もう・・・なんて、結局1週間ももたないのだ。
そんな時期に、おいらは、映画のブラッシュアップに取り組んでいるのだから、幸せなのかもしれない。
1日も休む暇もなく、次に進んでいるのだから。

データを纏めていたら、1コマだけ不備があることに気づいた。
さて、どうするか・・・。
とにかく、送ったデータのどちらに字幕が入るかでその後の流れがまた変わる。
そして、字幕入りのデータがいつリターンするのかそのタイミングでも変わる。
流れも〆切も見えているけれど、どちらに転んでもフレキシブルに対応できないといけない。
こっちは、皆の夢と人生がかかっているんでい!
たくさんの皆様に、最高のご報告をしたいんでい!

もしやれることすべてが終わったら。
もういちど、あの神社に祈願にでも行こうかな?
祈るぐらいしかできることがなくなる日がやってくるといいけれど。

完成したデータを送付して、ギブアップ。
本日はここまで。

そういえば舞台のパンフレットに書いてあった。
監督のあいさつ文の「命懸けで取り組む」
そうだよな。
それしかないもんな。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 05:18| Comment(0) | 編集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする