2015年12月30日

【公開6日目】裏ワザというわけではないけれど…

バック版瞳.jpg
バック版瞳役 広田あきほ 2015 前方公演墳/「劇」小劇場 撮影 SKY 
気付けば今年もあとは明日を残すのみです。
皆様のご予定はいかがですか?
ご実家に帰られる方、紅白歌合戦を見る方、笑ってはいけないを見る方。
或いは初詣や除夜の鐘、初日の出を観に行く等々。
皆様、お正月の準備に追われていることと思います。

本日ついに50万円を突破いたしました!
Facebookでは人数のご報告を、Twitterでは支援金のご報告をしております。
ちなみに本日で6日なので、明日には公開1週間となります。
クリスマスに公開してからはや1週間。
どのような結果が出ているか楽しみでございます。

昨日このBLOGで応援方法を記載して、その際に質問があればぜひどうぞ!と記載しました。
その中で、いくつかの質問があったので、早い段階でお応えできればと思って、いつもよりも早い時間にBLOGを更新しています。
どうぞどうぞ、ご参考にしてくださいませ!



1:本名が公開されちゃうの?
登録時にニックネームの設定が出来ます。
ニックネームを記載する下に、チェックボックスがあります。
こちらにチェックを入れると、ニックネームでの支援、投稿などが可能です。
出来れば本名が公開されない方法で・・・とお考えの方は、こちらのチェックをお願いいたします!

2:クレジットカードがJCBしかありませんでした。
こちら、調べました。
また、クレジットカードの明細に載ってほしくない場合などもこちらで対応が可能です。
セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなどのコンビニエンスストアに、Vプリカというマネーカードが売っています。
これは、VISAのプリペイドカードです。
こちらであれば支援が可能です。
ただ、プリペイドカードなのでカードを最初に購入する形になります。
このカードのカード番号であれば、支援が可能となっています。

では、なぜ、MotionGalleryにプリペイド決済の記載がないのかと聞かれれば…
実は全てプリペイドカードやプロジェクトが対応しているわけではないようなのです。
プリペイドカードによっては決済の代行会社が違っていて、対応していないカードもあるとか。
更に、原則60日以降の決済は不可能なので、今回の公開期間60日の企画でないと出来ない場合があるのです。
だからオフィシャルで対応してますよ!とは書かれていないようです。

おいらの財布の中のカードを確認したところ、驚くほどこのプリペイドカードがありました。
一つはMASTERが入っているauWallet
もう一つは、くすりのセイジョー(ココカラファイン)の会員カードがVISAプリペイドカードでした。
こちらにチャージすれば、支援が出来るかもしれません。
すでにチャージされている方はこちらで先に試していただければ、良いかもしれないです。

なんとなく裏技的ですが、クレジットカードをお持ちじゃない方は、ぜひプリペイドカードでご検討くださいませ!

3:試写会のチケットだけでも欲しい!銀行振り込みはやっぱり無理なの?
コチラなんですけれども。
昨日、MotionGalleryのTwitterで回答を見つけました!
今回のようなAll or Nothing方式の場合、達成しないと決済が確定しないので、不可能との記載があったのですが・・・
逆に達成してしまえば、決済が確定するので銀行振り込が可能になるようです!
ですので、プロジェクトが動くことが決定後に支援が可能です!
プリペイドカードよりも振込という場合はこちらが出来ます。

今回の設定の350万円という金額は映画製作の最低限度額になっているので、本来ならもっと必要になってきます。
出来れば、キャリーオーバーを目指したいと考えています。
より多くの映画祭に出展したり、撮影費用を厚くすることが可能になってきます。
ぜひぜひ、達成後にご支援いただければ、幸いです。
もちろん、達成後でも、リターンは確実に履行されます!

4:支援金額は公表されちゃうの?
これは一切されません。
もちろん、管理しているおいらにはわかってしまうのですが・・・
劇団員のご友人が支援してくださった際に、劇団員から、どのぐらい出してくださったの?と聞かれる場合もあります。
ですが、基本的に金額については例え劇団員の家族であっても教えないようにしています。
お礼は言っておいてねと伝えていますが、金額については伝えてないので、ご安心ください。
もちろん、劇団員にいくら支援したよ!とご自身で伝えていただくのはご自由です!

ただし、毎時間ページを確認している方がいればわかってしまうかもしれません。
総額と総人数は表示されているので。
総人数が1人しか増えていない場合は、前回からの差額になるからです。
そういう可能性がないわけではありませんが・・・
基本的にそこまで毎時間チェックしているわけではないはずなのでご安心頂いて大丈夫だと思います!



さあ、いよいよ暮れてきました。
皆様寒いのでお体をご自愛くださいませ。なんて言っていたのに。
自分がやや風邪気味になってしまいました。
風邪薬を飲んだら、いっぺんに眠くなりまして、ほとほと困っております。
やれやれですね・・・。

年が明けたら、神社にお願いに行きます。
フライヤーを持っていこうと思ってます。
それまでに体調が少しでもよくなると良いのですが・・・。

2015年もあと1日です!


「セブンガールズ」映画化プロジェクト
クラウド・ファンディングサイト:MotionGallery https://motion-gallery.net/
2016年2月22日(月)ゾロ目の日 23:59 終了
目標達成金額:3,500,000円
https://motion-gallery.net/projects/7girlsmovie

Facebook:https://www.facebook.com/sevengirlsmovie/
Twitter:https://twitter.com/7girlsmovie
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posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 19:01| Comment(0) | 公開中! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月31日

【公開一週間】2015年大晦日

松前薫.jpg
松前薫役(二役) 河原幸子 2015 前方公演墳/「劇」小劇場 撮影 SKY 
そして公開から一週間。
2015年の大晦日を迎える。

そういえば、ゼロの日も仕方がないと記載した日があったけれど。
あの日の23時すぎに支援があった。
だから、実はまだゼロの日はない。
毎日、誰かから応援のメッセージや支援を頂いてます。
公開から一週間。
ドキドキしたりもするけれど、感謝感謝の毎日のまま、大晦日を迎えることになりました。
皆様、本当にありがとうございます。

一つ気付いたことがあります。
実はクラウドファンディングの管理画面には簡単なアクセス解析がついているのですけれども・・・。
達成したプロジェクトの解析とセブンガールズ映画化プロジェクトでは大きな違いが一つありました。
それは、主にどのサイトからプロジェクトページに飛んできているかという平均なのですけれども・・・。
どうやら、他のプロジェクトはLINE経由でのアクセスが一番多いようなのです。
次点がFacebook、Twitterで、その後は記事であったりBLOGやHPという流れです。
ら・・・LINE!?
LINEでどうやって・・・
と、思うのですけれども、どうやら皆様、LINEをフル活用して支援をお願いしているようです。
対して、セブンガールズ映画化プロジェクトでは、LINEからのアクセスがゼロだったのです。

多分、うちのメンバーがみんな、LINEでクラウドファンディングのページを飛ばしたら、すごいアクセスになるな。多分・・・。
まぁ、やってないメンバーもいるし、そこまで活用してないメンバーもたくさんいるけれど。
とは言え、LINEは今日明日あさってぐらいは、年末年始のご挨拶が増えるだろうし。
PVだけでも見てくれたら嬉しいし、プロジェクトページも観てほしいから。
年明けて、しばらくしたら、送ってみようかな・・・。
もし良かったら、見てやってください・・・ぐらいになっちゃうけどさっ!!

まったく。
時代の流れは速いです。
今やメールを見ない人も多いらしいですから。

DMを送りSNSでもページを作成。
これで、ほぼすべての人に伝えてあるかな?と思っているのですが・・・
まだまだ知らない人もいるみたいです。
ここから先は人海戦術ではないですが、個人的に伝えていくしかないのかもしれません。
もちろん、メディアで取り上げて頂けないか、プレスリリースも続けるつもりです。

でも、実はその逆のパターンもあるのです。
個人的に伝えていかなくちゃ・・・と思っていたのですが。
FacebookやTwitterにて、友人や応援してくれる方が情報をシェアしてくれる場合があるようです。
しらないうちに、そういう拡散が始まっているようで、意外なアクセスもあるようです。
皆様、ありがとうございます!

さて、もうすぐ、今年も終わります。
先週始まったばかりのプロジェクトですが、たくさんお世話になりました。
これからも、ぜひぜひ、応援してやってください。
きっと、応援してよかったと思えるような大きな達成感を共に抱けるように頑張ります!

日も暮れてきました。

皆様。
良いお年を。


「セブンガールズ」映画化プロジェクト
2016年2月22日(月)ゾロ目の日 23:59 終了
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 16:02| Comment(0) | 公開中! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月01日

【公開8日目】謹賀新年

あさひ2.jpg
「パンパンの笑顔」 2015 前方公演墳/「劇」小劇場 撮影 SKY 
皆様、明けましておめでとうございます。
いよいよ運命の2016年がやって参りました。
必ず良い年となるよう、精進いたします。

本日元日。
小野照崎神社まで初詣に行ってまいりました。
最寄駅ではなく、あえて根津駅で降りて歩きました。
あの辺りは戦火から逃れた建物がまだいくつか残っております。
10mおきに神社仏閣がございます。
言問通りをまっすぐ、谷中墓地を横目に歩きました。
徳川慶喜公の墓所などの看板もありました。

小野照崎神社は、去年、初めて参拝しました。
故渥美清さんの伝説にあやかったことと、祭祀である小野篁公への共鳴もあったからです。
もちろん、小野寺さんだから響きが似ているというのもありました。
ずっと行きたかったのですが、去年、初めて参拝して、自分の心がすぅっとその空間に収まったと感じました。
決して大きな神社ではありませんが、芸能の神様でもあります。

今年は次回の舞台公演のチラシと、セブンガールズ映画化プロジェクトのフライヤーをお賽銭と共に奉納しました。
二礼二拍手一拝。
舞台の成功と、セブンガールズ映画化プロジェクトの成功を祈願し、住所まで丁寧に伝えました。
今年も去年と同じで、ああ、そば耳をたててくれているなぁ。そう感じました。
とてもとても不思議なことなんですけれども・・・。
神話の人物よりも実在した人物が祭祀されている方がおいらには合っているのかもしれません。

今年も去年と同じ、まゆたまみくじを引きました。
大吉でした。
願い事がかなうと書かれていました。
ふわっと・・・とてもふわっと、心が軽くなりました。

去年10月の舞台「セブンガールズ」で成瀬役を演じたおいらがお守りをぶら下げていたのを覚えてますか?
あれは、この小野照崎神社の、芸能上達御守でありました。
去年のおみくじと御守をお焚き上げに奉納しました。
そして新たな去年とは別の御守をいただきました。
絵馬にも願事を書いて奉納いたしました。

絵馬には、セブンガールズ映画化の実現!
・・・とは書きませんでした。

セブンガールズを映画化して、世界で賞を取る。

そう書きました。

帰りは上野まで歩きました。

2016年はこうして始まりました。

皆様、今年もよろしくお願いいたします。


「セブンガールズ」映画化プロジェクト
2016年2月22日(月)ゾロ目の日 23:59 終了
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 21:18| Comment(0) | 公開中! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月02日

【公開9日目】Realize

愛憎.jpg
「愛憎」 2015 前方公演墳/「劇」小劇場 撮影 SKY 
「皆の共感をパワーに創造的なプロジェクトを実現する」
MotionGalleryからのメールの最後についている署名に書かれている。
MotionGalleryのキャッチコピーだ。
おいらが、いくつかあるクラウドファンディングサイトの中から選択した一番の理由だ。
このキャッチコピーはまさに、今までおいらたちがやってきた舞台そのものだと感じたからだ。
もちろん、多くの映画のプロジェクトを成立させていたり、グッドデザインであったり、信頼性も含めて。
総合的に選んだのだけれど、一番は、やっぱり、このキャッチコピーだ。
素晴らしいコンセプトと思う。
思わない?すごく良い。とても良い。

おいらたちにもわずかばかりの歴史がある。
たかだか十数年。されど十数年の。
この劇団で初めて「実現」という言葉が出てきたのは「龍馬よ雲になりすませ」という作品だった。
坂本龍馬が、犬猿の仲だった薩摩と長州の同盟まで進むそういう作品だった。
龍馬役を演じたおいらは、その夢のような計画を実現させるために文字通り東奔西走した。
誰も出来ると思っていない計画を実現させるためにだ。
その龍馬の進んだ道は、まだ旗揚げ5年程度の劇団の思いに見事にリンクしていた。
それまでの区民ホールからの脱却、東京芸術劇場やシアタートラム、青山円形劇場。
どんどん有名な劇場に進出して、キャパシティを増やしていった。
「夢を実現させる!」
作品のテーマでありながら、同時に、自分たちの生きる道でもあった。

あの頃、当時は劇団員だった佐藤君がデザインしたTシャツにはっきりと書かれている。
「Realize」
実現させる。
色々な奴らが雑多に取り組んではいたけれど、確かに、夢の実現に進んでいた。

今、追いかけていることは、あの頃と比較しても大きな大きな夢だ。
何せ、舞台作品を劇場用の映画にして、海外にまで持っていこうとしているのだから。
当時とても抑えられるわけないよと思っていた劇場と比較しても規模が違いすぎる。
例え時代の変化や、技術の革新があったとしてもだ。
もちろん、劇団の十数年の歴史と、それまで応援してくださった皆様があったればこそ得た挑戦権だと思っています。

規模が違うとはいえ、あの時も、自分たちだけでは当然到達できないことばかりでした。
本当に色々な皆様方や応援してくださるお客様のおかげで、次々と大きな劇場に進出していったのです。
そして、その劇場に立つたびに、カーテンコールで大きな大きな達成感をお客様と共有しました。
こんなこと本当に出来るのかよ!?という思いは、到達した瞬間に、強い共感を生みました。

きっと。
もし今回のプロジェクトが実現しないのだとすれば。
共感を得ることの出来ないプロジェクトだったという事だと思います。
それは、おいらの作ったページや、PVが、共感を生むまでいかないものだったという事。
或いは、そんなこと、別に今やる必要ないじゃんという事。
自分の出来うる限りのことを詰め込んだつもりではありますけれど、それはそれで仕方ないことです。
もちろん、まだページを見ていない人や悩んでいる人、これ自体知らない人も大勢いるので、先はわからないことなのですけれど。

このプロジェクトの実現で得る達成感はいつになるのでしょう?
ステージは生だから、お客様の目の前であの濃厚な空気を共有できるわけですが・・・。
目標金額を達成した時に、達成感を得るのでしょうか?
映画撮影が始まった時でしょうか?
一号試写が終わった時でしょうか?
海外の映画祭に出展して、なんとかノミネートされた時でしょうか?
劇場一般公開をして、舞台挨拶をした時でしょうか?
まだ、目標金額も達成していない企画段階なので何もわからないのに。
そんなことまで気にしてしまいます。

Realize

あの時に創ったTシャツは既にボロボロです。
プリントはヒビが入って、剥がれている。
たくさんのことを実現したけれど。
乗り越えてきたけれど。
それで何かが大きく変わったのかと聞かれたら、きっと、何も答えられません。
ただただ、あの達成感だけは間違いなくそこにあったと言えるだけです。


2016年度に入って、初めての支援がありました。
ありがとうございます。
三が日はないかなと思っていたのに。
この年末年始を越えて、プロジェクトが再スタートした。
そんなことを思いました。

また一歩ずつ、実現に向かう日々が始まります。


「セブンガールズ」映画化プロジェクト
2016年2月22日(月)ゾロ目の日 23:59 終了
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 19:00| Comment(0) | 公開中! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月03日

【公開10日目】進め進め一歩でも先に。

お相手.jpg
「お相手してあげても良くてよ」 2015 前方公演墳/「劇」小劇場 
撮影 SKY 
お正月三が日がもうすぐ終わる。
公開してから10日目。
毎年思う事だけれど、正月ってあっという間に過ぎる。
このままいくと、あっという間に2月で、あっという間に舞台で、あっという間に終了日だ。
もし、このままだったらどうしようと思うと冷や汗が出る。

今年は4年に一度の閏年。
2月は29日まである。
オリンピックイヤーでもある。
なんというか、特別な年という感じがする。

2012年。前の閏年の今頃を思い出す。
劇団のオフィシャルブログにも書いていないエピソードだ。
劇団員もほとんど誰もそのことについて、喋ったり書いたりしていないと思う。
だから、殆どの人が初耳だと思う。
おいらは、劇団の反省会で、劇団を辞めると発言していた。
丁度、この正月の前後だった。

10周年を境に、劇団員が大量に辞めていた。
最大で若手を含めて60人も在籍していた劇団前方公演墳は20人近くまで減っていた。
中型ホールで公演をしていたけれど、小劇場まで規模も一度落とした。
その頃、運営費の管理を任せていた方から、2年ぐらい公演を休んで欲しいと頼まれた。
劇団の運営費が逼迫していたからだ。
現実的に劇団の解散がありえるという状況だった。
けれど、公演を休めばもうそれは劇団とは言えない。
おいらは、全員の前で自主公演の提案をした。
運営費など、全ての面で自分たちで公演をする。
それで、まだ赤字続きなら休むしかない。そういう覚悟だった。
裸からもう一度やり直してやる覚悟だった。
不明な会計や、不要な費用を、出来る限りなくしていった。
結果的に、劇団前方公演墳は持ち直し、その公演以降、全て運営費も自分たちで管理するようになった。

そんな中。陰だけではなく、実際に耳に届く言葉が増えていった。
劇団前方公演墳はもう終わっている。
劇団前方公演墳に残っている役者は惰性で続けているだけなんじゃないか?
辞め時を間違えただけなんじゃないか?
そんな言葉を実際に口にする人までいた。
おいらは、憤慨していた。
正直に言えば、激怒中の激怒だ。
勝手なことを言いやがって。ふざけんな!と思ってた。

解散の危機から持ち直した直後の頃。
とりあえず、公演を続けられたらいいという雰囲気が流れていた。
停滞することが何よりもおいらは大嫌いで、正直、その場にいるのも辛かった。
辛いのに誰になんて相談しても、軽い言葉しか返ってこなかった。
大きな危機を脱した後の、エアポケットだったのかもしれない。
おいらは、その次の日には事務所に掛け合って、劇団員にオーディションを探してくれとお願いをした。
父親の死もあってのことだけど、次のステップに進むにはそれしかないと思ったからだ。
直接の仕事じゃなくていいから、オーディションを誰でにでもいいから持ってきてくれと頼んだ。
半年経って、結果が出ないなら、僕が辞めるのでお願いしますと頼んだ。

結果、半年間で劇団員全員でオーディションは1つしか来なかった。
持ってこれない。ごめんな。と言われた。
それは仕方ないことだし、怒るようなことじゃない。
そもそもそういう事務所じゃないんだということだった。
おいらは、事務所まで行って、辞めることをきちんと伝えた。
社長もちゃんと理解してくれた。
劇団は事務所預かりだったから、劇団にそのままいることは難しいと思った。
だから、劇団も辞めると皆の前で発言した。
別に芝居を辞めるつもりはなかった。
ただ、停滞する自分というものを想像が出来なかった。

デビッドさんと劇団員に説得をされた。
デビッドさんは、10年以上一緒に芝居をした仲間なんてもう作れないぞとおいらに言った。
悩んだ。
仲間が何よりも大事なことはわかってて、動き始めたことだったから。
でも事務所を辞めて、劇団に残るということが、許されるとも思ってなかった。

劇団員の前で、停滞したくないんだと言った。
なぜ、誰も劇団の15周年をどうするか言い出さないんだ?
本当にこのままただ公演を続けていくだけでいいのか?
まだまだやれるのにやってないことがたくさんあるんじゃないのか?
たくさん、話した。
まだ悩んでいたけれど、悩んでいるまま話した。

停滞しない。
15周年記念公演を企画する。
下北沢に進出しよう。
とりあえず、小野寺は事務所を辞めたままの唯一の劇団員にしておこう。
そう話がまとまっていった。
それが、前の閏年。2012年の話だ。

あれから4年。
念願だった下北沢演劇祭にも参加することになった。
いずれ立とうと思っている本多劇場はまだ影も見えないけれど。
15周年記念公演から今日まで、様々な動きがあった。
そして、その延長線上に、このセブンガールズ映画化プロジェクトも立ち上げた。

ずっと。
ずっとだ。
身をよじっている。
4年前からじゃない。
もっとずっと前から。

終わってるとか、言ってた奴。見てろよ。
惰性とか、思ってる奴、驚くなよ。
辞め時だって?
ハナっから、芝居辞めようなんて思ったこと、一度もねえわ!
ふざけやがって。
バカヤロウ。
今に見てろよ。
どんどん前に進んでたんだって、驚かせてやるから!


そうやって、ずっとずっと、身をよじってる。
このプロジェクトは、おいらの最大のよじりだ。
これ以上はよじれられないぜ。

ここまで来るのに4年かかっただけだ。


「セブンガールズ」映画化プロジェクト
2016年2月22日(月)ゾロ目の日 23:59 終了
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 20:19| Comment(0) | 公開中! | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする