京野役 新地秀毅 2015 前方公演墳/「劇」小劇場 撮影 小ホール2
いよいよ、公開まで足音が聞こえてきた。
劇団がクラウドファンディングをやる場合、通常のプロジェクトよりも少しだけ有利なことがある。
それは、既に公演をしている劇団であれば、固定のお客様がいるという部分だ。
何のツテもなくクラウドファンディングを始めるよりもずっとずっと早く多くの方に周知が出来る。
ただもちろん、今回は目標設定額が安い金額ではない。
前方公演墳は17年の歴史があるし、多くの皆様に愛していただいたけれど、簡単な目標ではない。
全てのファンに支援していただくなんてことももちろん難しいと思っている。
ただ、少なくても、なるべく今まで足を運んでくださった多くの皆様にきちんと情報を伝えなければと思っている。
公演のお知らせすら、後から知って、ちゃんと伝わってなかったとお叱りを受けることがあるのだから。
劇団員は公演の宣伝をするたびに、いつも宣伝ばかりで申し訳ないなぁと思っていたりする。
けれども、実は、ちゃんと情報を伝えないほうが失礼なんだよと、長い年月で知ったから、宣伝をきちんとする。
問題は、全てのお客様が頻繁にネットに接続をしているわけではないという事だ。
今のところ、インターネットを見ている人以外は恐らくこの映画化計画を知らないと思う。
年齢層の高いお客様もいるけれど、スマートフォンなどの操作に慣れない方もいるはずだ。
そういう皆様に、きちんと、情報を伝える方法についてさんざん考えた。
劇団では、公演の前にダイレクトメールを郵送で送っている。
元々はチラシを封筒に入れて、皆様に送付していた。
最近では、封書を開けてもらえないとか、劇団からと気付かない場合があるとかのご意見もありハガキのDM送付をさせていただいている。
多くのお客様にチケット発売日前にお知らせを送るという事だ。
次回公演「声はきこえているか」のチケット発売日が12月25日とクラウドファンディングの公開日と同日に決定したことで、一つ、方法がある。
それは、このセブンガールズ映画化計画のフライヤーを製作して、劇団の公演のお知らせに同封。久々に封書でのダイレクトメールの送付をさせていただくことだ。
これをすれば、ネットに余り接続しない方にも、お知らせが出来る。
ただし、問題はいくつかある。
切手代が30円近く上がる。来場いただくお客様の数倍以上のDMを送付するのだから、結構な差額になる。
フライヤーを製作する必要がある。その予算。
封筒を購入しなくてはいけない。
などなど、問題は山積みだ。
予算で唯一有利なのは、DMハガキ印刷がなくなるという事だけだ。
映画の予算は今から集めるのだから、予算がない状態でこれをどうするのか・・・。
もちろん、いつも送っているDMハガキに、映画化計画を記載するスペースなどない。
色々と悩んだ結果。
フライヤーを製作し、DMに同封させていただくことに決めた。
これまでの、チラシ+DM+52円切手との差額を限りなく低く出来れば、なんとかなる。
切手代の差額は大きいけれど、うまく安い印刷をすれば、不可能じゃなさそうだった。
そんなわけで、フライヤーの製作に急遽取り掛かることになる。
次回公演のチラシが完成したので、連続してのデータ作成になる。
予算的にも情報的にもそれほど大きなデータにはならない。
恐らく片面A5サイズの、音楽LIVEのフライヤーのような仕様になる。
バンドマンたちが少ない予算で大量製作するのに向いたあのサイズだ。
映画化プロジェクトを成功させたい!という思いが伝わればそれで済む。
そういうものを製作しなくてはいけない。
毎日、色いろなコトをやっているつもりが、毎日やることが増えていく。
ここが正念場だ。
12月25日まで、突き進むしかないのだ。
頑張る。
頑張りが全て報われるなんて信じてないけどさ。
頑張らなくて後悔するのだけは、一番大嫌いなんだ。
「セブンガールズ」映画化プロジェクト
クラウド・ファンディングサイト:MotionGallery https://motion-gallery.net/
2015年12月25(金)クリスマス 0:00 公開開始
2016年2月22日(月)ゾロ目の日 23:59 終了
目標達成金額:3,500,000円
(公開日より見ることが出来ます)
※クラウド・ファンディング公開前夜祭 12/24 0:00 クリスマス・イブ 劇団前方公演墳オフィシャルYoutubeチャンネル「前方公演墳の裏」内において、 クリスマスプレゼントとして、先行でクラウド・ファンディングに掲載されるPVを公開いたします。
Twitter:https://twitter.com/7girlsmovie