「幸せを共有するパンパン達」 2015 前方公演墳/「劇」小劇場 撮影 SKY
クラウド・ファンディングを開始する前に、よく知っておくべきだ。
クラウド・ファンディングとは以前も書いたように、クリエイターがインターネットを利用して、広く多くの人から少額の資金を集めるここ数年で盛り上がっている方法だ。
「寄付型」「投資型」「購入型」とあるけれど、今、日本にあるクラウド・ファンディングは「購入型」になる。
購入型は、応援してくれた方々に作品完成後に、なんらかの対価を渡すことになる。
映画製作であれば、試写会の招待や、劇場用チケット、限定版のメイキングDVDなど、様々な特典が付く。
応援する金額に応じて、特典がボリュームアップしていく。
より多くの人たちが応援してくれれば、それだけ資金が集まる。
同時に、映画製作の段階で、映画の宣伝になる。
今、登録しようと思っているクラウド・ファンディングは、MotionGalleryというサイト。
様々な映画関連のサイトと連携しており、同時に、今まで様々な映画製作がクラウド・ファンディングを成功させている。
既に終了したプロジェクトや、現在進行中のプロジェクトなど、様々に参考にしている。
このサイトでは2つの方法を選べる。
1つが、コンセプト・ファンディング。
Dead or Aliveとか、All or Nothing方式と言われる方式だ。
この方式は設定した金額に達しなかった場合は1円ももらえない。
応援した人からもお金は引き落とされない。
ひょっとしたら、プロジェクトそのものがなくなってしまう形式だ。
今回は自主映画ではなくて劇場用を目指しているから、目標金額も大きくなる。
当然、達しない可能性も十分にあるから、その時点で、話もなくなる。このBLOGも終わってしまう…。
もう一つが、プロダクション・ファンディング。
例え、目標金額に達しなくても、絶対に実現するという条件さえ出せば、お金を受け取れる。
もちろん、応援した人には、目標金額が達しなくても、対価をとなる内容を実施しなくてはならない。
これはこれで、大きく制作費用を割った時に、少ない金額でどう製作するか、他からお金を探すかという状況になってしまう。
その代わりに、完全に企画が潰れることはない。
それぞれの方法で掲載期間が違っていたりする。
どちらが良いかは、やはり一長一短だと思う。
これは多分、クラウド・ファンディングの担当者さんと打ち合わせたほうがいいのだろう。
ただ、やはり、コンセプト・ファンディングにするべきなんだろうなと今の時点では思っている。
掲載期間だけ、実は少し悩んでいるのだけれど、応援していただいて達しないのであれば断念する。
そのぐらいの覚悟で挑まなければ、結局、良い作品になんてならないと思っているからだ。
正直、クラウド・ファンディングにプロジェクトの投稿はおろか、応援する側としても参加したことのある人なんてまだ少数だろう。
どれぐらいの反応があるのかも全くわからない。
成功事例のFacebookページなどもチェックしてみたけれど、公開後の「いいね!」の数しかわからない。
ファンディング中のプロモーションを成功事例の中から探して、精査する必要がある。
見る限り。
クラウド・ファンディングは、実際に購入するという形の応援だけでは成功しないように感じる。
金銭的な応援が出来なくても、せめて、宣伝だけは手伝うね!という仲間が多いプロジェクトが成功している。
SNSで情報を拡散しているのは、情熱のあるプロジェクトだ。
企業が立ち上げたプロジェクトでも成功しないことがある。
むしろ、小さな団体や個人のプロジェクトほど、情熱があり、成功していたりする。
もちろん、それが全てではないけれど、そういう傾向があるようだ。
劇団というバックボーンはとても心強い。
もちろん、劇団のファンの全てがインターネットをやっているわけではない。
どうやって、皆様にお知らせすればいいのかも考えなくてはいけない。
皆様に「セブンガールズ」を映画化したいんだ!という情熱を伝えなくてはいけない。
そこまで、考えて、計画を進めなくてはいけないだろう。
これからも、どうぞ、ご意見、ご鞭撻、メッセージなどお待ちしております。
皆様と共に。
この計画が実現するように、進みます!