2020年06月16日

公開81日目

あべのアポロシネマ
一週間上映四日目の折り返し日。
週末を越えた月曜日。
今日もセブンガールズと誰かが出会ってくださった。
まだ上映の数時間前に一度覗いてみたら、予約が入っていて。
ああ、どんな方が観てくださるのかなぁと想像したりした。

高校ぐらいまでだろうか?
新宿東口に出てアルタの方向に歩くとしょんべん横丁に抜けるトンネルを越えた辺りに不思議な空間があった。
映画館の絵看板がたくさん並んでいて、オレンジ色のチケット転売屋か何かがあった。
そこだけがなんだか小汚い街の風情を残しているような不思議な空間だった。
ミラノ座とか書かれていてさ。
思えば、あの頃は映画館に行くというだけで何を観るのかも決めないで行っていた。
自由席だったしね。
今は殆ど観たい映画を調べて、時間も調べて、席を予約してから映画に行っている。
今日、なんか面白そうな映画やってないかなぁなんてことはしばらくしていない。
映画でも観に行く?なんて言って、ぴあかなんかで今日やっている映画を調べたり。
そんな日々が確かにあった。
これ観たいんだよねぇから始まる映画鑑賞とは違う偶然の選択。

今でもそんなことはあるのかな。
シネコンだから別の映画を観に来て、時間が合わなくなって他の映画を観たり。
もう一本何か観ようか?とか。
ショッピングモールと一緒だから、買い物のついでに興味が湧いてなんてこともあるのかな。
思えば偶然出会った映画に感動するなんて経験こそ素晴らしい体験だったのだなぁと改めて思う。
なんでもよかったのかもしれない。
とにかく、何かを体験したかっただけなのかもしれない。

早い時間から予約が入っていたけれど。
もしかしたら直前に飛び込みで入るそんなお客様もいたかもしれない。
そんなことを暑すぎる日差しの下でぼぉっと考えていた。
前情報なくセブンガールズを観たお客様ってどんな感想なんだろうなぁ。
二回目で号泣したというお客様もいらっしゃるし、情報量も多いから気になるのでした。

気付けばもうたったの3日しかないのか。
もう少し長く上映できるという話もあったのですけれど。
色々な条件でイベント上映という形になったのです。
残りの3日で、また誰かに会えるといいなぁ。
例えばそれが偶然でも良いから。

たくさんのスクリーンがあるあべのアポロシネマで。
上映作品の数がわずかしかない。
本来は魅力的な作品がたくさん並んでいて。
セブンガールズが入る隙間もなかったはず。
今年は映画に撮って一番の書き入れ時の夏休みも公開作品が少ない。
そして、全国的に学生は夏休みが短いんだってさ。

噂が噂を呼んで。
またシネコンさんにも呼んで欲しいなぁと思った。
だって、今しかないのだから。
だって、偶然の鑑賞という可能性がとても高い場所なのだから。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 01:17| Comment(0) | 夢の彼方に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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