2020年05月03日

映画「セブンガールズ」メイキングドキュメンタリー公開

クラウドファンディングのリターン用に製作したメイキング映像を有料ですが公開いたしました。


映画「セブンガールズ」メイキングドキュメンタリー from Zenpoukouenfun on Vimeo.

もしも映画化が実現したら!
そういうお約束で手の空いた役者たちがカメラを回しました。
その数多い映像を編集したものになります。

元々は、ちゃんと音楽を入れてナレーションを入れて。
いわゆるドキュメンタリー番組のように言葉のメッセージもいれる予定でした。
編集を始めてしばらくして、いや、もうこれは生のそのままを並べただけの方が良い。
そう思っていきました。

冒頭のシーン。
これは初めてスクリーン上にセブンガールズが上映された試写会での舞台挨拶です。
この映像を編集している時に。
木佐役の安藤聖の撮影した映像と、サンギ役の高橋2号の撮影した映像の2種類のカット割りをしていて。
舞台上でキラキラと踊っているガールズたちを観ながら。
ああ、これだな。
これがセブンガールズだし、これ以上の説得力なんかあるわけないなと思ったのです。
多分、言葉で説明したところでたかが知れているなと。

皆で創った。
皆で協力して。
カメラの前に立つ役者と、カメラの外にいる役者と。
映画製作に立ち向かった。
ただその映像だけで良い。
そう思いました。

この数倍以上の映像の中から、切り取り、全体の時間を計算しながら。
皆で創ってきたこと、そして皆でこのメイキングの撮影も同時にしていたこと。
何度も何度も思い返しました。
少しあの日の映像だけ長すぎるかな?なんてところもあるけれど。
まだ本当に完成するのかも、ましてや公開されるかどうかもわからなかったあの日々を。
なるべくピュアなまま残るように編集をしたつもりです。

クラウドファンディングの皆様にはもちろん事前に連絡を致しました。
皆様は権利としてダウンロードできるようにしてあったのですが、今回の公開ではレンタルという形にしました。
無償公開やダウンロード可能な販売形式は、支援してくださった皆様のものとさせていただきました。
どうかご了解ください。
売上は全て劇団の運営費に回します。

役者たちにはクラウドファンディングリターン時にすでに公開してあります。
これを観るとカレーを食べたくなっちゃうのだそうです。
あの寒い中、皆で肩を寄せ合って食べたカレーの味は今も強烈に記憶に残ったままです。

ここには物語はありません。
ただ夢のような何かを、雲のようなふわふわとした何かを。
現実に掴んでみようともがいて。
同時にそれを楽しもうとしていた姿が残っています。
世の中にあるドキュメンタリーの中でも決して面白い作品ではないと思います。
起承転結も何もない。
面白さではなくて、普通にバカみたいな夢を当たり前だと思ってる愚かな人たちが映っています。
だから皆様が無理に観ていただく必要はないのです。

ただただ。
映画「セブンガールズ」を観ていただいた皆様の中で。
ご興味のある人がご覧になっていただけたらと思いました。
そして、なぜあのような奇跡の作品が生まれたのか。
その一端だけでも感じていただけたら嬉しいです。

かつて体験していないような未曽有の疫病蔓延の中。
何もかも消毒しろと言われ。
親しい人でも会うべきではないと禁じられ。
海を観に行くことすら禁じられ。
自分も感染していると思え、誰が感染しているかわからないと思え。
そこにあるものにウイルスがいると思え。
何もかも疑えと、まるで何かに強要されるような日々です。
そんな中、僕は未来を信じていた日々のこの映像を公開しようと思いました。
だって、今、何よりも僕が欲しいのは「信じる」ことだからです。

信じてください。
必ず皆様の前に帰ってくる日を。

posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 01:50| Comment(0) | 夢の彼方に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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