2019年11月02日

再びの復活上映

その日からずっとずっと待っていた。

前回のドリパスの時もそうだったけれど。
これは本当に本当にすごいことだ。
だってランキングを見ればアニメ作品や人気アイドルが出演している映画が並んでる。
そんな中でインディーズムービーが健闘しているだけでもすごいことなのだと思う。
セブンガールズが世間と呼ばれる層にまで広がって欲しいと心から願ったけれど。
世間という場所はまだはるか遠く。
一応の配給の営業期間も終えたというのに。

ドリパスやってます!皆様、投票にご協力ください!
そう呼びかけようと思えばいつでも出来たのだけれどそれはしなかった。
ランキングに登場している映画には全て応援している人がいる。
それぞれの映画のそれぞれの応援している人たちが純粋に投票してのランキングだから。

前回、上映候補になった時、信じられないような思いだった。
そして一体どこまで広がるだろう?なんて期待していた。
けれど蓋を開けたら他の上映候補の作品とは違って上映会場は一か所。関東のみ。
それもそのはず、投票分布地図を見れば、得票数が偏っている。
当たり前だ。インディーズ作品で関東以外での上映は横浜、名古屋、大阪、別府の四カ所。
北海道でも東北でも北陸でも中部でも中国でも四国でも知られていないのだから。
知って欲しいからこそ、上映会場に選んで欲しいのだけれど。
知らないからこそ、得票数も増えていかない。
どうしたらいいのだろう?
この矛盾はずっと続くのかな?
それとも、これから地方の上映館が手を上げ始めてくれるのかな?
そう思っていた矢先に、あっという間に再び投票できるようになっていた。
一館で終わってしまった。

その秋葉原でのたった一館の上映があまりに素晴らしい記憶として残っていた。
こんなに素晴らしいイベント、また出来るのだろうか?
さすがに二度目は投票数も伸びないんじゃないだろうか?
皆でそんなことを口にしていたこともある。
信じられないことにその二度目でもランキング入りを果たした。
前回よりも少し時間がかかったかもしれないけれど、驚異的な後半の伸びを見せた。

と、同時に苦しみがやって来た。
もう秋葉原の会場で上映してしまっている。
その上、それ以外の上映館は手を上げてくれなかった。
こんな状態で上映候補になっても、本当に上映してくださるのだろうか?
そんな日はやってくるのだろうか?
上映候補になったまま上映されていない作品もあるから不安で仕方がなかった。

それでも。
自分は同時に考えなくちゃいけないと自分自身に言い聞かせ続けた。
復活上映がある場合、復活上映がない場合。
両方を想定しながら進まないといけなかった。
舞台公演が決まっていたから。
そしてその舞台のスケジュールとどうぶつかるのかもわからなかったから。
それ以外にも動いていることがあるから全てのスケジュールがうまく噛み合うにはどうしたらいいのか?
全てが繋がって、全てが大きな未来に繋がる道になるのか。
そうやって考えながら不安になりそうな自分を何度も何度も叩き砕いていた。

前回の上映館のお知らせが来たタイミングが過ぎても。
連絡がなかった。
あれ?そろそろ来るはずなのに。来ても良いはずなのに。
どうしよう?どうしよう?
ないということは、自分の中の計画はパターンBに移行するしかないのかな?
こんなことで一人で追い込まれて何やってんだよ!そんな日々だった。
また一週間待つのかな・・・そう思っていたタイミングだった。

上映企画表が届いた。
告知解禁が11/1の18時。
その瞬間まで頭がグルんグルんしていたよ。
早く応援してくださった皆様にお礼を言いたくてぜえぜえしてた。

12/7 15:30
TOHOシネマズ名古屋ベイシティ

12/22
秋葉原UDXシアター

TOHOシネマズという文字を見た時に心がドキンと本当に音を立てた。
日本最大のシネコンでの初上映・・・。
ミニシアターという場所で、その素晴らしさを心に染みるほど感じ続けてきたけれど。
同時に自分たちには遠い存在なんだろうなと思っていたシネコン。
ドリパスがTOHOシネマズ運営だというのはわかっているのにまだ無意識で思い込んでいた。

まだ名古屋での上映は決まったわけじゃない。
50席の予約が一定期間で入らなければこの上映自体がキャンセルになってしまう。
名古屋シネマテークでの上映期間を思い出せば、
観に来てくださった皆様全員がもう一度来てくれるわけではないだろうし、
どう考えても実は厳しい数字なんじゃないかって思う。
まだセブンガールズを知らない方々がどれぐらい興味を持ってくださるかで上映が左右する。

けれどもし上映が決定すれば秋葉原とはまた違った面がある。
当日券も発売されることだ。
そして、あのTOHOのバケツのようなポップコーンを食べながらの鑑賞も出来る。
秋葉原も素晴らしい会場でスクリーンも音響も最高だったと聞いているけれど。
シネコンでの復活上映はそういうことなのか!と感動してしまう。
ポップコーンで感動するなよと言われてしまいそうだけれど。

秋葉原はすでに上映決定だ。
それでも不安ばかりだ。
令和初の年の瀬だ。
天皇誕生日だった23日は平日になった。
家族サービスやクリスマスをやるならこの日の方も多いんじゃないだろうか?
素晴らしい時間帯だけれど、前回ほどたくさんのお客様は来てくださるのだろうか?
そんなことを考えながら。
前回のあの秋葉原での素晴らしい時間がぶり返してくる。
もう一度、あの時間を味わえるといいなと思ってしまう。

名古屋も秋葉原も現時点では舞台挨拶が出来るかどうかは未定。
こればっかりは映画館のスケジュールなどでどうにも出来ない。
自分たちも舞台の稽古が佳境に入っている頃。
ここからどんなふうに調整すればいいのかを考えなくちゃいけない。
それでも、やっぱり思い出してしまう。
あの幸せの風景を何度も。

不安を抱えながら。
心配を抱えながら。
それでも最高の結果と最悪の結果の両方を考えながら進み続ける。
今、思っていることのいくつかがもし成功したら・・・そんなことまで。
ドリパスだって、もっとたくさんの会場がもし手を上げてくれたら!なんてことまで考えている。
まだまだ未定なことばかりだけれど。

それでもさ。
なんと言えばいいのだろう。
映画って上映終了でどんどん下火になっていくようなイメージがあるのだけれど。
自分は別の形になるんじゃないかなって考えていて。
小さな雪の玉が転がって大きくなっていくように。
着実に着実に転がしていけたらなぁとか思っている。
下火じゃなくて、熾火というか。
前回のドリパスに来てくれたのがカメ止め出演者の市原洋さんで。
だからと言って、舞台のオファーを出すことを思いつくなんてめちゃくちゃなんだけど。
そんなオファーを受け止めてくださった市原洋さんもいてくださって。
なんか、そういうことだけでも雪玉が大きくなっているんじゃないかって思っていて。
そうやって、また少しずつでも広がっていってくれたらなぁって思っている。
そうやってどんどん色々な人たちが面白がっていったら、もっともっとってなっていくって。

だってさ。
2回だよ。
2回もセブンガールズを観て、セブンガールズを愛してくださった皆様が。
毎日毎日応援して、復活上映に辿り着けてくださったんだから。
それに全力で応えるって言うのはきっと夢を語るようなことじゃなくて。
地に足のついた確実な前進を皆様に届けていくことなんじゃないかって。
感謝してるなんて簡単に言えることだけれど。
それをどうやって、てめえは行動で示すんだよって。
そうじゃないかなぁ。

さあ。
また上映日が増える。
終わったはずのこのBLOGがまた増える。

言葉なんて軽いけど。
ありがとうございます。
感謝しています。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 02:00| Comment(0) | 延長戦 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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