2019年06月22日

夢の彼方に

セブンガールズ映画化実行委員会のBLOGも。
1日目「夢のはじまり」から1327日目になった。
もう一度だけ最初の一日目のBLOGを読み直して少し笑う。
なんのこっちゃない、あの日から一歩も進んでいない。
何も印象が変わっていない。
こんなことを1327回も繰り返してきた。

今、振り返ればやはり夢のような日々だったのかもしれない。
考えてみれば偶然が重なって映画は完成したのだ。
あの撮影の日々も。
あの上映の日々も。
自分はいつだってキリキリとしながら現実と戦っていたはずなのに。
振り返ってみたら、全てが夢の中にある。

夢を見たんだ

下北沢の小劇場で何年も何年も目の前のお客様にお芝居を届けてきた僕たちが
自分たちで映画を創ってたくさんのたくさんの、一人でも多くの、
まだ僕たちを知らない人たちにまで、世界中にいる戦っている人たちへ
目の前のお客様に届けてきたように、そっと僕たちのお芝居をプレゼント出来たらなって。

あの時何も知らなかった。
映画の作り方だって。
それが上映されることすら難しいことだって。
やらなくちゃいけないことがこんなにたくさんあることだって。
なんにも知らないまま、走り始めたんだ。

とてもじゃないけど夢の世界なんて言えない場所だったけれど。
それでも今まで見たことのないような風景をたくさんたくさん見たよ。
生きている間にあんな風景を観れる人がどれだけいるだろう?
それを幸せと呼べないのであれば、もう世の中に幸せなんてないよ。

今日もネットにはたくさんの応援が届いている。
昨日のブログを読んで、お客様が夢の続きを創ろうとしてくださる。
再上映を望んでくださる。
一週間で上映が終わるかもしれなかったのに。
66日も上映されただけでも奇跡なのに。
東京で、大阪で、名古屋で、横浜で。
たくさんの人に出会って、そんな人たちが応援してくれるようになっていった。

舞台の上から目の前のお客様に喜んでもらいたいとだけ考えていた僕たちは。
スクリーンの中から喜んでもらえる方法がよくわからなかった。
自分の意志とは別のところで映写機は周り、僕たちの映画がスクリーンに投影されていく。
遠く離れた土地でも。
でも何一つ変わらなかった。
目の前のお客様はセブンガールズを受け取ってくれた。
体温を感じるような映画なんて言葉までもらった。

誰にだってあると思う。
心に穴ぼこが。
子供の頃に急に寂しくなってそれだけで泣きだしたように。
大人になればそれだけで泣くことなんかないけれど、穴ぼこが埋まったわけじゃない。
生きていればむしろ小さな傷や、小さな穴が増えていくんだから。
それを闇だなんて言わないで欲しい。
それは誰にでもある個であることの寂しさだから。
誰かに埋めてもらっても、ふとした時に感じてしまう孤独という名の罠だから。
そんな心の穴ぼこに埋まらないまでも、少しだけ、ほんの少しだけ。
人肌程度に暖かいものを。
寂しくなった時にそっと寄り添ってくれるような物語を。
いただいてばかりではいけないのです。
ちゃんとプレゼントしなくちゃいけないのです。

映画も演劇も変わらない。
お客様がいるからこそ存在するもので。
例えば映画館に今の3倍のお客様が足を運んでくれたら。
それだけで映画界はまるっきり違った世界になっていく。
例えば劇場に今の3倍のお客様が足を運んでくれたら。
それだけで演劇はまるっきり違った世界を生み出していくだろう。
でも、そうならないのは作品が悪いのかな?
ほんとうにおもしろい作品を創れていないからなのかな?
それとも、ショウを楽しむだけの心の余裕がまだまだ社会には足りないのかな。
セブンガールズを愛してくれたように。
どうかどうか、これからも、映画や演劇を愛してください。
K'sシネマやUPLINK、シアターセブン、名古屋シネマテーク、下北沢トリウッド、横浜シネマ・ジャック&ベティに足を運んでください。
そしていつだって劇団前方公演墳の会場では、皆様を全力でお待ちしております。

映画「セブンガールズ」の全てが終わったわけじゃないです。
これからも、僕は地道に様々なことをやっていきます。
いくつかの企画に声をかけたりも実はしています。
でも、ここから進む道はどれもここで報告出来るようなことではないでしょう。
隠密行動のような動きは今までもこれからも書けないのです。
それにしては、このBLOGは赤裸々すぎて、なんでもかんでも書きすぎているのですけれど。
だから、もしかしたら、再上映を含めてここで何かをお知らせをする日が来るかもしれません。
いやそれは多分やってくるでしょう。
でもね。
ここいらで「セブンガールズ映画化実行委員会」は店じまいをするよ。

何故なら。
ここはあの日夢見た場所から見れば。
夢の彼方だからです。
たくさんの夢を持って始めたこのBLOG。
その夢の彼方にもう自分は立っているのです。
ここから先は、もう、ここで夢を話すことが出来なくなってしまう。
それじゃあまりにも悲しいじゃないですか。
それじゃあまりにも切ないじゃないですか。
夢の彼方に立てば、ここはもう終わるしかないのです。

そんな夢の彼方に立って。
ここでどうしましょうか。
楽しかったなぁって思い出に浸りましょうか。
今までのように小劇場で再び作品を届けることを繰り返しましょうか。
あと何年、僕たちが活動できるのかわからないけれど。
どこかに抜け出そうと思っていたのに、元の場所に戻るのかな?
それとも、相変わらず馬鹿じゃねぇの?って言われるような新しい夢を探しましょうか?
淡々と稽古は続けるけれど、発表する場所も淡々と同じ場所でいいのかなぁなんて思ったりします。
そのままじいさんになっちゃうのかなぁとかさ。
そんな僕を誰かは観たいのかなぁとかさ。

舞台は早くても来年になると思います。
今、どんな作品を上演するべきなのかというところからちゃんと考えています。
ノリと勢いだけで、過去の再演や、無理やり上演するのは嫌なのです。
先日、出演者の有賀さやかが客演をしました。これから映画撮影もあるそうです。
それとまだ発表して良いかわかりませんが、7月のとあるドラマにやつが登場します。
高橋2号君は8月に客演を控えています。
佐野みかげは9月に客演を控えています。
坂崎愛は、親友と「ガポ」というユニットを組んで何か企んでます。
イベントやライブは、いつでもやれます。そればかりは気が向いたら突然発表みたいな感じでしょう。
ぜひこれからもSNSやらで情報を追いかけてください。

映画製作という夢の彼方に立ってからの僕たちがどんなことをするのか。
厳しく、温かい目で見てやってください。
それまでと、それからが、変わっていくんだという事をぜひ体感してください。
そしてほんの少しだけ、来たよ!って声をかけてくれると嬉しいです。

1327日の闘いの記録はここで終わります。
何かを達成しようと始めたBLOGは。
再び何かに立ち向かうスタート地点に立っています。

ご愛読いただいた皆様。
たまに読んでくださった方。途中まで読んでくださった方。途中から読んでくださった方。
今日までこんなつたない文章にお付き合いいただいてありがとうございました。
なんでもかんでも書くものだから、少し嫌な気分になる日もあったかもしれません。
そうだとしたら本当にごめんなさい。
どこかに棘のあるような僕でごめんなさい。
それなのに読んでくれて、本当に本当にありがとう。
共に歩んでくださったことは忘れません。

僕の人生の3年8か月をここに捧げました。

さようなら、セブンガールズ映画化実行委員会。
明日からここに何かを書くことがないだなんて。

夢の彼方に。


映画「セブンガールズ」
公式サイト:http://sevengirls.info/
上映期間終了 皆様ご来場ありがとうございました。
※上映ご検討の映画館様、ご連絡をお待ちしております。

■SNS

紹介記事

■Twitter連動企画:下記の赤文字2行を貼り付けて140文字以内でセブンガールズをご紹介ください
 PVと公式アカウントのリンクが付いた紹介文がTweet出来ます!
#セブンガールズ紹介してみた
pic.twitter.com/hv23Ma0t0f


posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 03:27| Comment(1) | 夢の彼方に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
毎日書き続けてこられたことが素晴らしいです。
全部を読んだわけではありませんが、心に深く刺さるものがいくつもあって、映画や演劇に限らず、日々の心構えとして考えさせられるものもありました。
ありがとうございました。
お疲れさまでした。
少し力を抜いて、ゆっくりしてください。
Posted by 浮谷秀之 at 2019年06月23日 19:28
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