2019年06月18日

先月の満月を思う

ずっと振り返ってきたけれど。
昔であればあるほど、懐かしさや思い出す瞬間の匂いとか、切なくなるけれど。
気付けばもう今年に入ってからのことを書く段階になっていて。
それはまだまだ余りにも生々しいというか、そういう記憶ばかりだ。
もうこれは振り返りではないのかもしれない。

下北沢で二週間の上映。
時間はあるけれど、ステージの広さやマイクの数に制限がある中で。
「対談」というイベントを続けることになった。
そして、トリウッドの1階にある古着屋さんとファッションコラボをすることになった。
まったく色々なことを考えるなぁなんて言われて。
でも、お客様も楽しんでショッピングしてくださったりして。
UPLINKよりも更にスクリーンと客席の距離感が近いこともあって。
なんと言うか、ホームメイドな空間が続いたなぁと毎日感じていた。
それぐらい下北沢という街は自分たちにとってのホームだった。

最終日、横浜上映の決定のメモを手渡されたあの瞬間を忘れられない人も多いと思う。
あれは本当のサプライズ発表だったもんなぁ。
自分も横浜の可能性までしか知らなかったから。

そこから横浜上映までの日々。
横浜に通い、地元の方に挨拶をして。
まだ上映館が決まるずっと前に、ジャック&ベティで上映したいねぇなんて話した日もあって。
なんというか、本当に横浜まで来たんだなぁっていっつも思ってた。
都内で7週も上映したのに、初日が満席になったのには本当に嬉しかった。

横浜での延長がないことは最初から分かっていたことだ。
その次週のスケジュールが既に発表されていたのだから。
可能性があるとしたらアンコール上映。
これまでアンコール上映されてきた作品も多い。
ほんの少しだけ、その可能性を残せただろうか?
そればかりはわからないけれど。
でもセブンガールズと同じように上映を心待ちにしている作品がたくさんあるはずで。
何かの企画、何かのタイミング、そういうものが合う日が来るといいなぁとただただ思っている。
だからと言って、無理にお願いするようなことはやっぱり出来ない。

大阪上映の後以来だった。
もう上映予定がないという状況は。
そして、上映期間の終了という言葉も遂に出てしまった。

自分の中でけりなんか着くわけがない。
何年間もずっとこの作品に尽くしてきたのだから。
本当に終了してるのかな?って何度も何度も思う。
今もセブンガールズのリターンの準備をしているし、動画もSNSも更新している。
すぱっと終われよと思っている人もいるかもしれないなぁなんて思ったりする。

そんな時。
まるきり奇跡としか思えないことが起きてる。
様々な映画館のリクエストボックスにセブンガールズを出してくださるお客様。
直接、映画館の編成担当さんにセブンガールズをかけてほしいとお願いしてくださるお客様。
映画館のホームページからメールをしてくださっているお客様、電話してくださるお客様。
毎日ドリパスのクリックを続けてくださるお客様。
上映終了しているのにファンミーティングを企画してくださるお客様。

渋谷三週間、下北沢二週間のあとの一週間はあまりにも早く通り過ぎた。
終わらない、終われない、応援してくださる皆様がSNSに溢れている。

日本のどこかで。
自分たちの知らない土地で上映されているんじゃないかなぁなんて思うこともある。
そんなわけがないのだけれど、もしかしたら、上映されてたらなんて考えてしまう。

ここで上映して欲しかったなぁって映画館がある。
そこに足を運びたかったっていう場所がある。
シネマ5、御成座、出町座、横川シネマ、塚口サンサン劇場、ナナゲイ、シネマスコーレ
シネマ・ロサ、ユーロスペース、UPLINK吉祥寺、文芸坐・・・
北海道、東北、北関東、信越、中国、四国、九州、沖縄、そして有楽町。
舞台のセブンガールズが生まれた池袋。
他にもまだまだ。自分の知らない映画館だってたくさんある。
自分の思い入れだけの場所もたくさんあるけれど、日本全国に行きたいと願っていた場所、場所、場所。
いや、場所じゃないかもしれない。
そこで本当なら出会うべき人たちがいたんじゃないかという思いが残る。
ドリパスをみれば1週間しか上映していない名古屋から応援してくださる人がたくさんいらっしゃる。

そんなに簡単じゃないのだ。
それでもどこかから連絡が来たりしないかなぁなんて未だに思ってしまう自分がいる。
それどころか電話して直接持ち込んで、飛び込んでしまいたい欲求が今もある。
直接お願いしたらどこかで出来るんじゃないかなぁなんて思ってしまう。

はたから見れば、とても良くやったというイメージなのもわかっている。
最初の一週間で終わるかもしれなかったのだから。
それが東名阪の三都市で上映して、関東で8週も上映したのだから。
アンコールも延長上映もあったのだから。
上映すらされない作品の方が多くて、上映されても1~2週が普通の中で。
セブンガールズという作品は、お客様に愛していただいたからこそここまで来たのはわかっている。


・・・実はね、こんなことも考えてた。

誰かがこんな風に展開しているセブンガールズに目を付けて。
それなら全国一斉に宣伝して上映してみようかみたいなさ。
あるいはうちの映画館で一日3回3週間やってみましょう!みたいなさ。
この動員数でこれだけのファンがいるという事は、ひょっとしたら化けるかもしれないぞ!
そんな風に考える人がいるんじゃないかなぁとかも思った。
っていうか、実際にそういうことが出来ないか動いていた時期もあった。
そんなことだって起きてもおかしくない雰囲気がセブンガールズにはある。今も。

だからねぇ。
上映終了しているけれど。
小野寺さんは実は諦めてないんだよ。
何かできることはないか、常に目を光らせてる。
ありとあらゆる場面を想定している。
そして、唯一の武器であるフットワークは今も羽のような軽さを持ってる。
どこにだって飛んでいくのさ。
今も、色々なことを調べては実行し続けてる。
アホみたいにね。
でも、それが今までとは違った意味になっていることも知っているってだけさ。

上映終了しているのに、誰かからコメントもらえないかなぁとか相変わらず考えてるからね。えへへ。
色々、同時進行さ!

さあ。
振り返りも終わりだ。
最終章「夢を彼方へ」
このBLOGも今週中に終わる。
総括して、終わっていく。

もちろん書いている途中に映画館から連絡が来たらいいのにと期待しながら。


映画「セブンガールズ」
公式サイト:http://sevengirls.info/
上映期間終了 皆様ご来場ありがとうございました。
※上映ご検討の映画館様、ご連絡をお待ちしております。

■SNS

紹介記事

■Twitter連動企画:下記の赤文字2行を貼り付けて140文字以内でセブンガールズをご紹介ください
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#セブンガールズ紹介してみた
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posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 03:13| Comment(0) | 夢の彼方に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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