セブンガールズを応援してくださる皆様で集まりたいというのを見かけた。
ちょっと信じられないような気分だ。
もちろんお客様同士はそれまで知り合いでも何でもなかった皆様だ。
そして映画から知ってくださった方々。
劇団を応援し続けてくださった皆様同士も劇場で顔を合わせるうちに仲良くなっていったことを思い出す。
ああ、こういうことがあるんだなぁ。
映画館で直接リクエストしてくださるだけじゃなくて。
皆様で声を掛け合いながら再上映して欲しい!と盛り上がってくださっている。
そんな中、このBLOGを終えようとしている自分とは一体何なのだろう?
それでも続けていかないといけない。
今、思えば、あの頃から始まったものがあるのかもしれない。
上映できるのかどうかもわからない時間を過ごして。
その中で自分は上映に向けての打ち合わせをしたりを重ね続けていた。
皆には必ず打ち合わせ内容を伝えるようにしていたけれど。
それでも決定するまでは皆、上映できるか不安だったと思う。
上映が決まってそれを報告した時、皆の顔がぱっと明るくなったことを覚えている。
それまで・・・撮影が終わってから上映決定のその日まで。
出演者の皆に出来ることは殆どなかった。
決定したその日から、業務試写やプロモーションに向けて全員でもう一度動き始めた。
上映決定できても日時が決まらないと具体的な宣伝は開始できない。
それが決まればその日から逆算して、チラシやポスターを配布したり出来る。
業務試写に向けては何が出来るだろう?
SNSについて皆で話したはずだ。
最低限のルール、マナー、公式の運用、それぞれに出来る事。
もちろん個人でやるSNSはある程度個人の自由になる。
それでもやっぱり、してはいけない発言、誰かを傷つけてしまうようなことは控える事。
ベストがあるとしたらなんだろうか?という事。
著作権、肖像権について。
全員が同じようなことを始めれば逆効果になることもあるんだという事。
今まで以上に外に向けての発信になるのだから、同時に配給さんや映画館、お客様、仲間に迷惑になるようなことだけはやめようと。
個人が自由に発信できるからこそSNSは素晴らしい。
そこにルールやマナーを持ち込むという事はある意味で矛盾していることだと思う。
例えば芸能人の政治的発言問題なんかもたびたび話題になったりするけれどそれも同じだと思う。
個人の意見は尊いのだから自由でいいじゃないかというのも今は強い意見になってきた。
ただ結局、偏ることは判断基準まで偏る可能性があると思う。
SNSは自ら発信して、自らフォローして繋がっていく。
結果的に自分の目に映るタイムラインは、自分の支持するものばかりになっていく。
そればかり目にしていたら、判断基準まで偏ってしまうと思う。先鋭化していく。
結果的に一般的な層から見たら中庸な層から見たら、「当たり前」と思ってることにズレが出る。
誰かを呼び捨てにしたり、簡単にバカだと書いたりしやすくなる。
それは結果的に争いしか生まないんじゃないかなぁって自分は思う。
個人的には「ウヨ」とか「パヨク」って言葉を使用する人の発言を自分は信用しない。
そう決めている。
自分と反対にいる人をバカにすることが正義だと思っている人たちだからだ。
ただ普通に生きて趣味があって友達がいてSNSをやっている人から見てズレるのだけはやめようと伝えた。
これはきっと映画だけじゃなくて、これからもずっと続くバランスの問題なのだと思う。
そしてきっと個人の責任の話だけで済むのか済まないのかってことに繋がっていく。
セブンガールズという船に乗っているなら、そこに皆が乗ってるって意識だけはしようと。
縛るのは嫌だから、理由を伝えた。
あとはもう結局センスの話なのかもしれない。
ただシンプルにSNSがよくわからないという出演者も多かった。
無理に始める必要もないけれど、始めるなら皆で勉強して皆で教えるようにした。
大きな宣伝費を持たない自分たちに出来る宣伝の多くをインターネットに依存することはわかりきっていた。
ホームページ、BLOG、Twitter、Facebook、LINE、Instagram、Youtube
全てに特色があって、全てに暗黙の了解があって、全てが外の世界と繋がっている。
宣伝としてではなく、まずインターネットの世界に存在する所からだった。
きちんと存在すれば自然と知名度は獲得できる。
観て欲しい!という宣伝は上映が迫ってからでもいいから。
まずインターネットの世界に存在するという事をそれぞれ真剣に取り組んだ。
恐らくそれ以前とそれからが変わった人は多い。
それまでもSNSはやっていたとしても。
それを教えてくださったのが、応援してくださる皆様たちだ。
今までの友人との繋がりとは明らかに世界の繋がり方が変わっていった。
恐らくSNSがなければ出会えなかった人たちがそこにたくさんいた。
今、タイムラインにはたくさんのお客様の言葉が溢れている。
なんて幸せなのだろう。
けれど、それも偏りなのかもしれない。
応援してくださる方の熱と、今もまだセブンガールズを知らない方とはきっと感覚が違う。
どうしても応援してくださっている皆様の方を向いてしまうけれど。
同時にもっともっと広い世界をきちんと向いていかないとなぁといつも思う。
むしろお客様がSNSで広く多数の人に、こんな映画がありますよ!と呼びかけてくださっていたりする。
そんな時、自分はいつも、凄い人だ!と思ってしまう。
広かった。
明らかに自分たちがいる世界よりも。
小劇場よりもネットメディアも多く、ファン層も広かった。
そんなことを真剣に話し合ってる自分たちがかつていたんだなぁって思う。
海の向こうに届けたいとあれほど願ったのに、インターネットは簡単に全世界に繋がっていた。
ある意味SNSの世界は共同幻想の塊だ。
誰かの一つの言葉があっという間に集団の言葉に変わっていく。
それが例え誇張したものでも。フェイクでさえ。
共同幻想は個人を見えづらくしてしまう部分がある。
その向こうにいる個人の顔をどうやって想像していくかなのだと思う。
誰も知らなかった。
まだセブンガールズという映画を。
あの頃、誰も知らなかったんだなぁ。
インターネットがどれぐらいセブンガールズの力になるかもわからなかったはずだ。
今から思えば信じられないことだけれど。
試写会が迫っていた。
クラウドファンディングに支援してくださった皆様と。
一部の映画関係者の皆様に観てもらう日が。
出演者たちも皆が客席に座る日が。
プロモーションがはじまろうとしていた。
映画「セブンガールズ」
公式サイト:http://sevengirls.info/
上映期間終了 皆様ご来場ありがとうございました。
■SNS
Twitter:https://twitter.com/7girlsmovie
紹介記事
■girlswalkerhttps://girlswalker.com/archives/180503/
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