横浜シネマ・ジャックアンドベティの最寄り駅黄金町を降りてすぐに右に行くと大岡川が流れている。
大岡川沿いはかつて有名な梅林がいくつもあって梅の花を観に来る人が多かったそうだ。
現在は桜並木が続いていて、毎年さくらまつりが開催されている。
大岡川さくらまつりは規模が大きくてジャックアンドベティも無料野外上映を開催している。
4月1日まで開催していて、最終日にも無料上映を開催する。
その桜並木を歩いていくとかつて富士見川が流れていてそこを埋め立てた富士見川公園がある。
その公園で大岡川さくらまつりと隣接して、伊勢崎町七丁目さくらまつりが開催されている。
並木通り沿いを歩いて来れば折り返し地点に当たる位置に出店やステージが設置されていた。
ご厚意で映画「セブンガールズ」の告知活動をこちらのお祭りの中でさせていただくことになった。
セブンと7丁目で繋がっているのはまるで運命的だ。
はじめはどんな告知活動が出来るかわからないことも多かったのだけれど。
窓口になってくださった漆原さんと連絡を取り合って出来ることをまとめていった。
お話を頂いた時点ですでにステージでのイベントは決定していたこともあって、その幕間に宣伝をさせていただくことになった。
チラシを手に会場にいらっしゃる皆様に配り、幕間ではマイクを握り映画の告知をする。
実際に映画館の歩いて数分の町内会での宣伝が出来るなんてことはなかなかあることじゃない。
参加できる出演者に声をかけて、皆で集まった。
驚いたのは町内会の皆様をはじめ、会場にいらっしゃる皆様の暖かさだった。
有名な俳優が出ているわけではない映画の出演者だというのに。
本当に多くの皆様にチラシを受け取っていただき、声をかけていただいた。
観に行きますよぉ!と言っていただいた方も何人もいらっしゃった。
街には町内会があって、すぐそばに映画館があって、そこに住んでいる。
そんなことをじんじんと感じる二日間になった。
折角映画館の傍まで来ているから、人数次第で映画館でも告知をしようと思っていた。
映画館に連絡をしてチラシ配布をして良いか事前に確認させていただいて快諾を頂いた。
映画館でチラシを配っているとジャックアンドベティがいかに多くの方に映画館に愛されているのか肌で分かった。
自転車でふらりと現れてスケジュールをすっと抜いていく方が何人もいらっしゃる。
映画を観に来たわけじゃなくて、近日上映する作品のチェックをしに来る方。
映画館に来てスケジュールを見てから、じゃあ今日はこれを観ようと決める方。
まるで普段の散歩のように現れて前売券を買ってすぐに出てくる方。
そんな皆様にセブンガールズのチラシを配っていった。
あ、これ観たかった奴です。
横浜で上映されたら観に来ると決めてました。
そんな方もいらっしゃった。
あら、出演してるの?それじゃあ観に来なくちゃ!
ありがとう。えらいわねぇ。観るからなぇ。
頂く言葉の一つ一つが暖かかった。
そして、本当に多くの皆様がチラシを受け取ってくださった。
映画館のゴム印が押してある分の大量のチラシは全て配り切ってしまうぐらいに。
映画館でも素晴らしい出会いが出来た。
支配人の梶原さん、まっ白の闇の内谷監督、サイレント映画にピアノを伴奏する柳下さん。
皆様、セブンガールズをすでに存じていてくださった。
そこで交流が生まれるという事もなんというか嬉しかった。
少しだけだけれど話も出来て、それもとても嬉しかった。
今日は早めに切り上げて稽古場に移動した。
移動する電車の中、急に疲れが来て、短い時間だけれど眠った。
目が覚めるとまだ少しクラクラとしていたけれど。
それは急に眠ったからなのか、それとも桜に酔ったのか、よくわからなかった。
渋谷、新宿と都内での上映とは違った地域の感じが肌に残っていた。
東京だってもちろん一部の下町にはまだまだ江戸っ子たちが生きているのだけれど。
渋谷や新宿は純粋な地元の人なんかがいない繁華街だ。
商店街はあるだろうけれど、何十年という時間を過ごす町内会とは少し違う。
奥渋谷の傍には閑静な住宅街があったけれど、そういう場所とも違う。
地域の中で互助し合いながら、人を想って生きてきた街。
何十年もそこに住んできた人たちの集まった町内会。
そして、日劇から続く長い歴史を持った映画館。
その過ごしやすさ、その空気、それがまとわりついたまま眠りに落ちたからかもしれない。
稽古場に到着しても中々自分の頭の中が立ち上がらなかったけれど。
そうも言っていられない。
WebCM50本の企画を立てたのだから、色々なことをやっていかないと。
監督が到着したら、ドラマ的CMはいくつか考えてくれる。
その到着時間が見えればいいけれど、それがわからなければ少しでも多めに考えなくちゃいけない。
家で考えて練っておいたアイデアを一つずつ思い出していった。
監督がやって来て、カメラを渡す。
稽古場で監督がクリエイティブな仕事をするのを眺める。
カメラを持った瞬間から、ぐぐっと力が入った。
やっぱり色々なイメージを形にすることが監督の場所なんだなぁなんて感じていた。
酒を酌み交わして、帰りの電車に乗る。
気付けば自分の誕生日も終わろうとしていた。
体は疲れていたけれど。
たくさんの出会った人の顔が浮かんできた。
5月、またあの皆様とお会いすることは叶うのだろうか?
それはまだまだわからないことなのだと思う。
まだ時間もわからないし、きっと新しいスケジュール表を手にしてから思い出してくれるはずだ。
あの町で上映をする。
ハマで。
ご高齢の方にパンパンの思い出を聞いた出演者もいたそうだ。
まだ横浜の匂いと、花の鮮やかなピンクが残ってる。
映画「セブンガールズ」
公式サイト:http://sevengirls.info/
2019/5/18~24
横浜 シネマ・ジャックアンドベティ:http://www.jackandbetty.net/
■SNS
Twitter:https://twitter.com/7girlsmovie
紹介記事
■girlswalkerhttps://girlswalker.com/archives/180503/
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