2019年03月09日

カメラを止めるな!がテレビ放映された日に

自分に課しているスケジュールが思ったよりも過密だったりする。
まぁ、自分で自分に課しているわけでこぼれても誰にも何も言われないのだけれど。
絶対にというわけでもない。
というか、多分、そこまではやらない。
あえて過密にちょっと無理があるぐらいに設定している。
なぜならこれは今だから出来るような時間のかかるようなことだから。

スクリーンで観た「カメラを止めるな!」がテレビ放映された。
もちろんそれを観た。
テレビとスクリーンの感触の違いもとても面白かった。
それにしても先日の日本アカデミー賞といい、すごいことだ。
何度も何度もだけれど、勇気をもらった。
これでカメ止めの出演者たちや監督がメジャーの道にまい進する!というだけじゃいけないなぁとやっぱり思う。
例えここまでの規模感がなくても2019年も同じように話題になる作品が続かなくちゃいけない。
世間に届くような作品が、毎年出てくるような状況になったら。
きっときっと、自主映画の監督や、小劇場の俳優たち、単館の映画館にまで様々な良い影響が出てくる。
勢いが出てくる。
かつてのバンドブームでインディーバンドが次々に話題になったようにならないと。
かつての小劇場ブームでメジャー劇団が次々に生まれたようにならないと。
同じような道のりが難しいとしても、セブンガールズもその一端を担えるように。
単一なだけではなくて、大きな流れも含めて考えていけたらいいなぁ。

テレビを観た人たちやその前の映画から応援し続けてきた皆様が。
少しでも興味を持って小さな映画にも足を運ぶようになったら嬉しいなぁと思う。
それが一時的でも良い。
それこそがブームと言うやつだから。
そのブームの間に何本も作品が生まれたら、ブームを作り出してくれたら。
どれだけ映画という文化が豊穣になるだろう。
今の日本の映画界すら変えることが出来るだけのパワーを内包している。
面白い作品は必ずある。
たくさんある。
果たしてブームは起きるのだろうか?
ここで打ち止めてしまうのか?

世界から見ると残念ながら邦画は勢いがないのだという。
アジア映画の勢いは落ちていないのに。
それなのに2018年は、パルムドールまで獲得した。
多分、世界から見ても邦画が面白くなるかもしれないという時期なんじゃないだろうか?
それでも世界の三大映画祭にノミネートされたような作品が話題にならないままでもある。
大きな映画会社が製作する映画と、小さな映画が競合することはないはずなんだ、きっと。
いや、むしろ本当なら音楽業界のように大きな映画会社がレーベルを持つぐらいになればいいのになって思う。
音楽業界はインディーズが確実にそれまでの世界観を塗り替えた。

どうしても自分もセブンガールズについて考えてしまう。
もっともっと大きな大きな目で見ないとと思うけれど。
次の横浜に向かっての事ばかりで頭がいっぱいになる。
本当は今こそ大きなチャンスだというのがわかっているのに。
ああ、自分は凡人でつまらないやつだなぁなんて思ってしまうよ。
それこそ無名俳優映画祭とか企画して映画館に持ち込んでみたいなことまで出来ればいいのに。
セブンガールズに関わりながらじゃ出来ないんだけどさ。

大局を観れるようになりたい。

カメラを止めるな!の大きな大きな勲章の一つは地方の単館系映画館を生き返らせたことだ。
これは色々な映画関係者や映画館のスタッフさんに聞いてきた。
ギリギリの経営だった映画館がようやく設備の改修が出来たなんて話がよくあるのだそうだ。
そうあるべきなのだと思う。
そして日本中に面白い映画を探している人がいるという証拠なのだと思う。
きっと日本中の映画館が、映画ファンが、次に続く作品を待っている。
セブンガールズも全国に持っていきたいなぁって心から願っているけれど。
全国の人たちがセブンガールズを上映して欲しい!と声が上がるようになるまであとどれぐらい何が必要だろうか?

そして実は映画界のメジャーな世界の人たちだって、そんな作品を待っている。
クリエイターは刺激を常に待っているはずだから。
大きなお金の流れの中で作品を製作している人たちほど、そんな作品を待っているはずだ。

それまで日の当たらなかった場所に日があたれば。
新しい芽がどんどん生まれてくる。
そしてそれは次の世代や、その次の世代にまで繋がっていく。
そういう歴史を持った時に文化は豊穣になる。
監督も俳優も何倍も幅が出て、映画館もバラエティに富んで。
時間があったら劇場に足を運ぶという文化が根付いていく。
映画館にお客様が溢れるようになれば、監督や俳優が増えたって食い合いになることはない。

そんなタイミングでセブンガールズを上映出来ていることも奇跡なのだ。
自分たちは映画畑から映画を製作した分、自主映画界での横の繋がりがまるでない。
その分、映画ファンへの知名度もまだまだ低いし、ノウハウの蓄積も足りていないはずだ。
逆を言えばそれだけの伸びしろがある。
そして逆を言えば、他にはないノウハウや世界を知っているはずで。

こういう時。
でもまぁ、答えなんか出ないかって自分は考えてしまうんだ。
そうじゃないよな。
答えを出さないと。
自分だけで答えを出す必要なんかない。
色々な人の、色々な意見を集めて。
きっと、もっともっと知り合わなくちゃいけないんだ。

足を動かせ。
自分の足を動かすしかない。

だってほら。
カメ止めのファンの皆様は大きな大きな流れを創ったんだから。
こんな風に奇跡を起こしたのだから。
夢じゃない。
現実を観たのだから。


映画「セブンガールズ」
公式サイト:http://sevengirls.info/
2019/5/18~24
横浜 シネマ・ジャックアンドベティ:http://www.jackandbetty.net/

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posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 04:17| Comment(0) | 映画公開中 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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