映画を公開して3日目。
なぜ台風の影響での休映日を入れて書かないかと言えば、今は良いけれど、後で困るからだ。
公開日をもっともっと積み上げていきたいからこそ、あえて3日目と書く。
出演者の皆はどうしても4日目と書きたいみたいだけれど…。
多分、それだと、もし一か月も上映が続いて経過すれば困ったことになる。
やはり、公開した日だけを数えていった方が良い。
今日はケイズシネマに行かないでも良い日だと思っていたのだけれど。
結果的に足を運ぶことになる。
UPLINK渋谷での上映決定がありえないほど急に決まったから必要なものを渡す必要があった。
ポスターやデータを配給さんに渡さなくてはいけない。
だとすれば、映画館であって渡せばいい。
渡してそのまま帰宅する手もあるけれど、足を運んだ以上、最後までそこにいる。
客席公報からイベントを見る。
ああ、こういう感じなんだなぁと学ぶものも多かった。
本人たちは、どんな風に思っているだろう。
終わるなり急いで帰宅。
食事を摂って、少しだけ休憩してから、予告編を作成する。
今の予告編は、ケイズシネマのロゴが入ったままだからだ。
その部分を差し替えて、2種類のデータで書き出しアップロードする。
データ転送で、渡すからだ。
短いPVとはいえ、思ったよりもアップロードに時間がかかった。
その後は延々と印刷物製作。
本当はある程度で仕上げて、明日の稽古準備に入りたかったのだけれど。
台本を読み込む時間を取ることが出来なかった・・・。
もっとも、移動時間や空いている時間にやっているから平気と言えば平気だけれど。
とにかく、今、ようやく、入稿作業まで終わった。
もう限界に近いけれど。
ここからいくつか、HPの更新だけして、今日は休もう。
明日は朝一番からのべた入り稽古なのだ。
夜には映画上映があって、登壇も予定している。
こんなに忙しいことが、実はどれだけ幸せなことなのか。
例え、てんやわんやでも忘れてはいけない。
20代前半、ひとりぼっちの部屋で、金もなく時間だけがあって。
ひたすら、自分ってなんだろう?とか考えていた日々がある。
その日々を思えば、今は天国にいるようなものだ。
あの日々があるからこそ、今、こうして自分はなんだって出来るんだ。
たくさんの映画の感想に。
たくさんの勇気をもらう。
明らかにこれまで応援してきてくださった劇団のファン以外の方々の反応が増えてきている。
観に行ったという感想はもちろんだけれど、観たいという一言も含めたら、すごい数だ。
配給担当さんも、何か肌で感じるものがあると口にする。
担当さんは、すごく強い思いをこの作品に持ってくださっている。
仕事という言葉ではわりきれないほど、思い入れを持っていることを口にしてくださる。
その担当さんが、3日連続での満員御礼を一緒に喜んでくださる。
そして、喜びながら、何かを感じている。
一人でも多くの皆様に観て欲しい。
たったそれだけの思いで始まったプロジェクトが。
今、まさに原点回帰のように、皆が同じことを口にするようになった。
映画を創りたい、映画に出たい、様々な思いがあったはずなのに。
今は、皆が一人でも多くの皆様に観て欲しいと願っている。
そして、まるで、それが伝播していくかのように。
配給担当さんが同じことを口にして。
観に来てくださった方が、感想の中で同じことを書いている。
ケイズシネマでとても良い時間を頂いたことも大きい。
今週末からは、レイトショーになるから、きっと客層も変わるかもしれない。
そういう変化まで、なんだか運命的に思えてきた。
いつか、昼の上映もやってくるかもしれない。
さて、あと少し。
あと少しだけやったら、眠ろう。