情報公開から一夜明けた。
Youtubeの再生回数なども順調に伸びている。
高評価を押してくださっている方もいらっしゃる。
HPを訪問してくださったり、SNSでシェアしてくださる方々もいる。
この映画は、口コミで広がっていくことを中心に展開していくことを思うとなんと嬉しい事か。
徐々に徐々に広がって、公開までに情報がとても拡散しているといいなぁと思う。
そのためには、まだまだやるべきことが山積している。
今は、まず、この舞台公演を無事千秋楽まで演じる事。
この下北沢からスタートすることだ。
小屋入りして、テクニカルのチェック。
あっという間にそれも慣れていく。
自分の中で小屋入りしてから本番までの流れが出来上がっていく。
開演時間が変われば、多少、変わるのだろうか?
テクニカルチェックが終わった頃、プロデューサーが顔を出してくださった。
一斉に挨拶する役者たち。
楽屋がほぼないに等しい劇場だからほぼ全員がいる場所だった。
さすがに予想していなかったと思う。
甘いものを差し入れしてくださった。
無事、情報公開が出来たことを報告する。
監督との話もあり。
また次回公演の話や、プロモーションの流れ。
今後やるべきことの確認までしておく。
映画の特別チラシを一部、持って帰る。
これからの、本チラシのデザインについても少し話す。
ここからなのだ。
ここから、始まっていくのだ。
そのスタートを軽快に切れたことを報告出来たことは嬉しいことだ。
お忙しい様子で、観劇は難しそうだけれど、その間隙を縫って足を運んでくださった。
感謝しかない。
小屋入りして四日。本番2日目。
身体が慣れはじめている。
その上、いつもよりも遅入りだった分、体力が回復している。
ここでやっておくことは何かなかったか?
いや、今は、舞台に集中するべきだ。
生で、目の前で、お客様に芝居を観てもらう。
それは、きっと何よりも大事なことだ。
映画公開までに、舞台に立つ機会はここしかないのだから。
オムニバス3作品で、自分も作・演出をした作品がある。
いつもとは少しだけ違う感想の読み方をしている。
いつもなら、作品についてどうだったか、相手役の評価はどうだろうか、と気になるのだけれど。
今回は、とにかく、自分の作品に出演している役者たちの評価が気になる。
自分はともかく、3人の女優を魅力的に演出出来ているのか。
そして、3人が演じて良かったと思えるのか。
そこばかり考えてしまう自分が常にいる。
映画「セブンガールズ」でも重要な役を演じている3人の女優が良く見えなかったら責任も重い。
作品についてとか、自分についての感想も、もちろん嬉しいのだけれど。
最重要なのはそこに向かっていく。
ただ思ったよりも個人への感想が少ないかもしれない。
それはそれで、決して悪い事じゃなくて、役者が作品世界に生きているのだなぁと思ったりもする。
ただ。そればかりではいけないと思っていて。
自分が板に立つときはそういう事もすべて捨てて、役者として立っている。
そこにいる以上、役者である以上、書いてるから・・・と及び腰になるのはかえって失礼だからだ。
やる以上は、きちんと自分の仕事をする。
作品世界であるべき姿になろうとする。
それは、作家とか演出家と切り離して、役者にならなくちゃいけない。
それを徹底したうえで、終われば気になるのは、三人だという話だ。
今、この時を駆ける。
「カクシゴト」という作品に誠実に取り組む。
「演者」という作品に魂を入れていく。
やれることは全てやり切る。
それが、自分たちの姿勢なのだという事こそ、映画に繋がっていくことだと固く信じる。
残り5ステージ。
駆け抜けることが、今、出来ることだ。
映画「セブンガールズ」オフィシャルページ http://sevengirls.info/