昨日の打ち合わせから帰って、少しずつアンケートが集まってきて。
頭の中で、色々と整理されないまま、様々な情報を叩き込んだ。
これでいい。今は。
たくさんの情報で頭をめちゃくちゃにして、それから、一本の線にしていく。
整理されるまでは、混沌で良いのだ。
アンケートを読むと、2種類に分かれていることに気づく。
一つは、自分の見知らぬ誰かに向かって書いている人。
もう一つは、自分に関する誰かに向かって書いている人。
二人称と三人称。
面白いものだなぁ。
ぐわんぐわんしながら、色々なことを考えたと思う。
久々に詩作もする。
とにかく、インプットだけでは済まない状況になりつつあるからだ。
そもそも、プロモーションのコンセプトを考えることが、開いている。
既存の劇団ファンに見せたいだけならば、コンセプトなんかいらないのだ。
この劇団が映画を創った!だけで、充分に通用してしまう。
そうではなくて、外に向かって開いているからこそ、もう一度コンセプトを考えているのだ。
この場合の外とは、海外も含めた、「世界」そのものだ。
世界に向かって、この作品の何を伝えるべきなのかという事だ。
どんな作品でも。
観てもらえなかったら何の意味もない。
観てもらうための宣伝も。
その作品の良い所をきちんと伝えられないのであれば、作品がないのと変わらない。
あますことなく、伝えるには何が必要なのかという事だ。
春雷が鳴った。
毎春のことなのに、驚いてしまう。
夏の夕立の雷鳴は、記憶に焼き付いているのに。
春雷は、いつも、どこか突然意識に飛び込んでくる。
瞬間、おいらは、分離していた。
自己。自らと己と。
等身大に見えた自分はあまりにも、ちっぽけで、ひとりぼっちだった。
スチールを今、いじっていた。
WEB用の素材づくり。
今からやれることだけでも、少しずつ。
雷に打たれたように。
身体がしびれている。
何か、一本の道が、目の前に開けている。
この道を行けば良いだけなのだ。
春雷に、何か目覚めた。
破裂しそうだ。
爆発しそうだよ。
そういうものが、今、おいらの体の中でぐるぐる動き回っている。