開催と同時にフォローしている公式アカウントが色々とアナウンスしている。
まったく、どんなことが行われているのかもわからないけれど。
想像だけでもしたいなぁと調べていたら、2年前のマルシェ・ドゥ・フィルムのレポートがあった。
リンク先は1回目で、全3回にわたって、どんなことが行われているのか書かれていた。
2年前から変わっていないとすれば、今、まさに初日の真っ最中が、一番の勝負ってことなのかなぁ。
いずれにせよ、そこで、誰かが、プロモーション活動をしてくださっている。
「SEVEN GIRLS」という作品を、様々なプログラマーに紹介し続けている。
レポートを観て、こんなに大変なことをお願いしているんだという事に、大きな感謝を感じている。
海外でプロモーションと一言で言えば簡単だけど、実際にはこんなことが行われているのか・・・。
これは大きな大きなご恩だ。
この恩に報いる方法はたった一つしかない。
おいらに出来ることは何だろう?と考える。
恩に報いるには、ここから更に自分で出来ることを拡大していくことなのだと思う。
様々な映画のプロモーションの型を観て調べていったけど。
ふと、原点に戻ろうと思った。
自分がここ数年で、あ、この映画観たいなぁ・・・と思ったのはどの映画だったか。
一つ一つ探り当てて、何を観てそう思ったのか、復習していった。
もちろん、自分の感性が一般の感性とは思っていないけれど。
肉感的に、ああ、これ!と食指が動いた体験は何よりも説得力が伴う。
そこで気付いたことがある。
おいらは、映画のあらすじを読んで、「観たい!」となった経験が殆どなかったようだ。
もちろん、情報の一つとしてあらすじは読む。
どんなストーリーなのか確認はしている。
それなのに、そこでは、余り判断していない自分がいることに、ちょっと驚いた。
自分が観客の立場になって考えると、見えてくる景色がまるで違った。
そう思って、様々な映画作品のHPを観ると、また全然、景色が変わってくる。
気付いたのは、あらすじよりも、まずどのHPにも「INTRODUCTION」から始まることだ。
いわば、映画概要と言ったところだろうか?
どんな作品で、どんな人間が製作して、どんなコンセプトで、制作したのか。
それが端的にまとまっていることが殆どだ。
そして、自分が観たいなぁと思った作品のイントロダクションがどれも魅力的なことに気づいた。
むしろ、イントロダクションが全てだと言ってもいい。
その次に来るのが、たぶん、予告編などの映像で、あらすじなんかは、ずっと後ろだ。
もちろん、キャストや、監督の名前は気になるけれど、だとしても、イントロダクションの方が印象に残っている。
ここは多分、命を懸けて良い所だ。
そう思った。
時々、日本の観客はそんなところじゃないよなんて聞く。
結局、日本人は冠が好きだから、どこそこで賞を取ったとか、誰それが褒めてたとか。
イケメンが出演しているとか、かわいこちゃんが出演しているとか。
それが直接の動員に繋がるなんて、あっさりと聞いたりするけれど、それは本当だろうか?
だとしたら、「君の名は」のヒットは何故なのだろう?
声優の名前で売れたと思えないし、新開監督を知っていた人がそんなにたくさんいたとも思えない。
日本人は、ミーハー的なことを言っている人は、お客様を舐めすぎなんじゃないかと思う。
残念ながら、今、映画館という場所に足を運ぶとしたら、その程度ではどうにもならないんじゃないかなぁ?
映画のHPのイントロダクション。
まぁ、プロフェッショナルなライターが考えて、推敲を重ねて書いたものだろうと思う。
Twitterなんかで、役者の知り合いが自分の出演舞台の告知をしているけれど、それとはレベルが違う。
その作品の一番の見どころを絞ったうえで、見逃したら損をしてしまうんじゃないかぐらいまでの書き方をしている。
非常に勉強になると同時に、引っかかる作品と、引っかからなかった作品を比較する。
なんだか、クラウドファンディングページを作成していた頃に急に戻ったような気分だ。
作文とも違うし、宣伝文というわけでもなく。
とにかく、同じアンテナを持っている人に、シンパシーを感じてもらうような文章だ。
あの時、たくさんの人に相談して、自分でも何度も読みなおしたけれど。
映画のHPを作成する頃にはライターにお願いするとしても、その方向性までしっかりと考えなくちゃだ。
それと。
ティザー広告的な1minWEBCMを製作しようと心に決めた。
実は、本日、MAのKORNさんから、音楽を抜いた2mixがやっと届いた。
これで、WEBCMの製作に入れる。
何本か製作して、ティザー広告の計画なんかをしたいなぁと思っているのだ。
その為には、音楽のない音声が必要で、CM編集後に更に音楽を当て込んだ方が良い結果になる。
もう、WEBCMのアイデアは頭の中にあって、提案できるような準備をしたいなぁと思っている。
ショートフィルムぐらいの、クオリティまで作りこめたらすごいのだけれど。
なんだか、今になって、面白くなってきた。
最高のソフトを手にしている。
これをどれだけたくさんの人に知ってもらうのか。
脳汁が乾くまで絞り出したいなぁ。なんて思っている。
一度届けば、どこまでだって飛んでいけるソフトだ。
さて。
カンヌも開幕したことだし。
明日は、Pと公開時期について、打ち合わせの予定だ。