もうすでに若干古くなっている言葉なんだろうか?
「バズる」なんていう言葉がある。
口コミを意味するBUZZから派生している言葉で、いわゆるSNSなどで一気に拡散されたりしたときに使われていた。
ここ何年かで、WEBマーケティングやらSNSマーケティングで、爆発的に売れたり知名度が上がった商品がある。
そういう時に、バズった!なんて使われるわけだけれど。
当然、そういうのを観て、企業も、広告代理店も、プランナーも、全員が、バズる戦略を立て始めた。
そして、それから、しばらく時間が経過しているわけだけれど。
結果的に、どうやら、意図的にバズることっていうのは、出来ないってことで良いんじゃないだろうか?
もちろん、話題性がある企画を立てて、それが一時的に広がるという事はあるようだけれど。
宣伝になる、売り上げになる、知名度が上がる、・・・というところまで実は出来ていないように思う。
もちろん、数少ない例外はあるけれど、現実的には、宣伝費をつぎ込んで、ネットメディアで拡散して。
そういう積み重ねで、バズってる風の宣伝をして、更にそれを口コミで広めてもらおうという作戦に思える。
純粋な口コミだけで、どんどん広がっていったなんて言うのは、本当に数える程度なのだと思う。
そして、結局は、その企画や商品が、ホンモノじゃないと、一瞬で消えていく。
理由は簡単で、実は、SNSにおいて、宣伝されることをユーザーは嫌っているってことでいいんじゃないだろうか。
SNSというのは双方向メディアで合って、一方的な宣伝というのは、どこか押しつけがましくなってしまう。
SNSユーザーは、基本的に自分で見つけて、見つけたことを周りの人にシェアしたいというのが本質だ。
受け取ることがあるとすれば、フォローしている友人からの情報であって、企業の宣伝ではない。
それは、見かけても自分で見つけたというカタルシスすらない。
SNS内の宣伝というのは、ステマ騒動の時も思ったけれど、実は正反対のものな気がしている。
だから、もっとフォーラム的な。
その商品について話したくなるような。
そういう方がきっとSNSには向いているんだと思う。
このBLOGも、毎日更新しているけれど。
映画の宣伝だとしたら、恐らく、目について嫌になっている人もいるかもしれない。
これは、むしろ、宣伝というよりも、活動報告というか・・・に近い。
まだ公開予定も決まっていないのに、宣伝する必要性がないものだから。
だから、許されているようなものだけれど。
実際に、後悔が決まった後に、更新し続けると悪質な宣伝にみられてしまう可能性がある。
その場合は、書いている内容や、思いなど関係なく、そう受け取られてしまう状況になってるってことだ。
いちいち、めんどくさい性格だと思われそうだけれど。
今は、漠然とそんなことを思っている。
映画公開が決まって、その話題がバズったら、ものすごいことだけれど。
バズることを、むやみやたらに期待してはいけない。
バズっている振りは不可能じゃないだろうけれど、慎重になるべきだ。
宣伝ではない。
恐らく「共感」
シンパシーが、きっと、カギを握ってくるんじゃないかと思っている。