2017年03月31日

新年度へ

カラーコレクションで撮影監督が監督に確認しているカットが2か所ほどある。
その2か所を編集しようか、監督が考えているようだ。
…とは言え、今からの編集は色々と弊害が出る。
例えば、1フレームでもカットしてしまえば、音声が合わなくなる。
或いは、1フレームでもカットしてしまえば、英語字幕がずれてしまう。
テロップの位置すら、変更してしまうと、字幕位置の変更が必要となる。
1つの変更が、他のあらゆるところに影響が出るという事だ。

カットを変更すれば、そのカットのカラーコレクションもしなくてはいけない。
それは、撮影監督からの話だから、もちろん対応してくださると約束はしているけれど。
スケジュールの調整は確実に必要になる。
1カットだけであれば、ネットでのやりとりで、なんとかなるかもしれないけれど…。
ピクチャーロックをかけないと出来ない作業もあるし、ピクチャーロックした結果、いじりたくなるし。
なんというか、矛盾した感じだけれど、そういうことは、普通にあるのだろう。

全ての映像、音声、字幕は、タイムコードで管理されている。
1/24秒ずつのフレームに配置されているのだ。
だから、その中のどれを変更してもずれになってしまう。
ちなみに、完パケになってからのカットであれば、字幕のタイミング変更だけで済む。
字幕データの形式をおいらはよくわかっていないのだけれど、なんとなく、それは出来る気もしているけれど。

けれど、もちろん、監督が修正したいというのであればなるべく優先したい。
だから、ちゃんと、その辺を説明したいのだけれど、うまく伝わっているかわからない。
まぁ、おいらの説明の仕方が悪いのだろうけれど。
それなら、MA終了後に修正したうえで、字幕のお願いを修正箇所を記載して送ったほうがいいんじゃないか、
と思っているけれど。

ただやはり、この時期までには完パケが出来ているという状態だけは間違いなく目指さなくてはいけない。
次のフィルムマーケットでは完成されている状態にしておきたいからだ。
だから、スケジュール的に一番可能で、落としどころが見つかる場所にしていくしかない。
おいらにもできる作業であれば、出来る限り対応していくしかない。

もう目の前には一本道しかない。
脇道なんかないから、ただ進めばいいという状態だ。
それでも、やっぱり、楽になるわけではない。
細かい調整から、やることが、少しずつ重なっていく。

完成したらしたで。
やっぱり、一人でも多くの人になんとか見て欲しいなぁって思うのだろう。
作るだけじゃダメだ。
公開しなくちゃいけない。
でも、ただ見てくれでは、ダメだ。
観てくださった方々の財産になるような映画にしなくちゃだめだという事だ。

整音作業も、観に行きたい。
中々、おいらが行ける日程の調整がつかないけれど。
必ず、何度か足を運び、途中過程で、その時々の2mixを頂いて、確認していきたい。
何度も繰り返し確認してきたおいらにしか気づけない部分もきっとあるからだ。

3月も終わる。
年度末。

また新年度がやってくるだけの日さ。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 02:22| Comment(0) | 編集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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