2017年03月13日

おいらはどこにいるの?

稽古から帰る。
飲み屋で出てくる言葉は考えさせるものもある。
帰宅してPCに向かうと、でも、そこをもう一度超えてしまう。


明けて今日。
香港フィルマートが開催される。


世界最大級の映像の国際見本市に。
日本の小さな小さな劇団の作品が並ぶ。
世界中の7300人ものバイヤーが集まる。
そこに、劇団前方公演墳代表作「セブンガールズ」の映画版が並ぶのだ。
18年もの間、正面から向き合ってきた、積み重ねてきたものが、そこにあるのだ。

これが、どれほど、感動的なことなのか。
伝えられないもどかしさ。
香港は時差2時間程度かな?
だから、ほぼ日本と同じ。
今日、そこで、SevenGirlsという文字を、目にする人が何百人もいるだろう。

監督もそう。
おいらもそう。
編集している時、作品を良くしようと、色々なカット割りを試していた。
でも、いつも、作品を良くしようとしているのに、途中で変化してしまう。
そこに登場している役者をもっともっと良くみせよう。
この役者の良い所を最大限に活用しよう。
そういう方向になってしまう。
作品を見せようと思っていたはずなのに、役者を良くみせようという方向になってしまう。
むしろ、それこそが、この作品のカラーになっていった。

今、おいらは、どこにいるの?

日本の片隅で、寒の戻りで、雪が降るかも何てニュースを見ながら。
確かにここにいるのだけれど。
でも、ここにいながら、同時に、香港にもいるんだぜ。
おいらだけじゃない。
監督も、今日稽古場にいた皆も。
いいかい?
香港に同時に存在しているんだぜ。
自分の知らないところで、自分を見ている人がいるのかもしれないなんて。
リアルタイムの舞台で生きてきたから、余計に、不思議でしょうがないよ。
でも、嘘でも何でもないんだよ。
本当に、本当なんだよ。

デビッド・宮原が世に出ることはもちろん初めてじゃない。
音楽で、コラムで、漫画原作で。
何度も世に出てきた。
でも、そのデビッド・宮原の最大にして最長の仕事は何か?と聞かれたら。
ここにいる劇団前方公演墳なんじゃないかなぁ?
規模こそ小さいけれど、本当に、舞台のブの字も知らないところから始まったプロジェクト。
苦しみながら、迷いながら、どうにかこうにか18年間も続けてきたプロジェクト。
それは、劇団そのものだし、劇団員一人一人が、その結晶だ。
その最大の仕事が、映画と言う形に生まれ変わって、世に出るんだから。
それも、世界と言う今まででも一番に大きなフィールドにだ。

ここまで続けてきた全てがこの映画には詰まっている。
それを世界と言うフィールドでお披露目できるんだ。
まぁ、上映されるわけではないけどさ。
ただ、そこに出展するぐらいなんだよ?なんて思うかもしれないけれどさ。
でも、全然、そういうことじゃない。違う。
作り上げてきたものが、世界に出る感動って、そういうのを軽く超越してる。

ついこのあいだ、下北沢の小劇場で上演した作品で、世界に出ているんだぜ!

どこの誰がそんなことを出来るよ?
どこの誰がそんなことを思いつくよ?
そんなもん、夢のような話なんて言葉も簡単に超えちゃうんじゃないか?
映像製作している人たちからすれば当たり前かもしれないけれど。
ビルの地下の劇場で、演劇をしてきたおいらからすれば、全然、当たり前じゃないよ。

だって。
スタートラインがどこにあるのかすらわからなくて、もがいてきたんだから。
でも、そこは、確実にスタートラインになる場所なんだぜ。
すごいなぁ。
もう二度とセブンガールズは上演されないかもな・・・なんて思ってたのが嘘みたいだよ。

おいらは、感動しているんだ。
おいらは、感動しているんだ。

海の向こうのたった一人の胸に響けばいい。
海の向こうのたった一人に届けばいい。
まずは、そこからで、良い。

もう、たったそれだけでも、すでに奇跡なのだから。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 03:53| Comment(0) | 編集 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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