2周目の編集が終わった。
ラストシーンまで。
今日は遅くまでやったからか、帰宅すると日付が変わった。
2周目が終わったんだなぁと思いながら見上げた空には満月があった。
予定している尺よりも長い。
このことをどう考えるか。
監督は、監督脳と作家脳が戦っていることを口にした。
シナリオに不必要な部分なんてないというのが作家脳。
映像で十分に表現できているよというのが監督脳。
二つの脳が、せめぎあっている。
シーンごとカットするということも含めて、考えているようだ。
今週、あと編集できる日程は未定。
明日は出来るけれど、明日集まって、じゃあどこをやる?という話になった時に。
ここと決めることが出来ないで、何もできない可能性がある。
じっくりと通して観て、考えて、或いは少し脳をリフレッシュさせてから観て。
そうなってからじゃないと、次に進むのは難しいんじゃないかと思える。
やりたい箇所が見つかりそうなら連絡をくださいと伝えて別れた。
・・・とは言え、来週になれば今月末の舞台の稽古にまい進することになるだろう。
帰宅して、今日編集した個所の整理。
カットそのものを変えたところもあるから、音声などもずれている。
帳尻が合うように少しずつセットして、1周目の編集が終わった時と同じように、別ファイルで保存する。
タイムラインを縮小していって一括表示してみた。
髪の毛一本ほどにも満たないカットがひしめいている。
音声データに至っては、最大10chまで並べている。
一つ一つのカケラが、全てシーンであり、全てセリフだ。
こうやって見ると、小さなものだなぁ。
書き出しをする。
もちろんまだまだ時間がかかりそうだから。
PCの電源を入れたまま眠ったほうがいいだろう。
予定ではまだあと2時間と表示されているけれど・・・。
プレビューを観るとすでに半分以上エンコードされている。
そんなにかかるのかなぁ、本当に。
出来れば、明日の朝、監督に送りたいなぁと思うけれど。
アップロードにも時間がかかるから難しいか・・・。
今の時点で監督から連絡がないということはやはり明日の編集はないのかもしれない。
整音や色調整に進むには、カット編集の完成を目指したいけれど。
どこがゴールなのか、皆目わからなくなってきた。
ここ、もっと良くなりますね・・・。
なんて、話もやっぱり出てくる。
いずれにせよ、今週末までに音楽監督には一度送ると伝える。
監督もそれはわかっていながら、音声、整音してないで大丈夫かな・・・なんて心配をしだす。
ヘッドフォンだと、ノイズも乗っているし、心配も強くなる。
なんというか。
もう編集を始めてから、2か月ぐらい経過している。
毎日ではないけれど、音声の整理を考えれば、毎日触り続けている。
2周目が終わって、なんだか、少し、脱力している。
よくここまで進んだなぁと、実感するばかりだ。
シナリオ起こしを手伝ってくれる仲間も見つかった。
まずは、その仲間と、音楽監督がこの、2周目編集版を目にすることになるだろう。
これを送る前に、監督から、指示があるかもしれないから、今、書き出している映像とは別かもしれないけれど。
とりあえず2周目版をじっくりと通して観たい。
明日でも明後日でも。
まず観て、それからだ。