2016年10月23日

リハーサル1日目

皆の入り時間はリハーサル開始の1時間前。
おいらは、その1時間前に入って、リハ前の準備をする。
今まで休憩していた場所を移動し、セット内の片付けをしておく。
ついでではあるけれど、昨日の美術の直しも手を付ける。
監督が到着次第リハーサルを開始できるようにしておくためだ。
到着後に、二人で電気周りの作業を始める。
照明さんが現場を見に来ると聞いていたので、電気系統の準備だ。
おいらも中野も役者準備が必要だけれど、とは言え、やっておかないとねとなった。

監督が到着するなり、リハーサルは始まった。
衣装を着て、俳優たちがセットに立つ。
映画は絵だよという人がいるけれど、セットに立っているだけで絵が決まっている。
ぶるっと震える。
稽古場で見るのと同じ芝居でも、まったく違って見える。
助監督から相談されることをこなしながら、稽古に参加していく。

撮影監督も到着して、照明さん、音響さんも到着した。
ぐるりとセットを見まわして、様々な計算を立てている。
この辺に、灯り取りの窓が欲しいとか、出るたびに対応していく。
とにかく、24日の撮影開始までに、細かい部分はクリアしておきたい。
本番で、スタッフ仕事はなるべく、少なくしたいからだ。
やれることは全て気づくなり消化していくべきだ。

照明さんが車を出した。
なんと、今から機材を取りに行って搬入するという。
必要なものがわかったから、言ってくると車を出す。
自分のシーンや代役も含めて、リハーサルを重ねていく。

加藤Pが、差し入れを手にやってきた。
疲れがピークの時に甘いもの。ありがとうございます。
ちょうど、休憩時だったので、セットを案内する。
思わずセットを見て、声が出る。
楽屋まで案内すれば、「下北沢から世界へ!」とみんなに声をかけてくださる。
このロケーション、この美術に、とっても驚いていた。

リハーサルはどんどん進み、クライマックスも稽古できた。
おいらは、アングルから生で見ていたけれど、自然と泣けてきた。
このすごさが、映像に残ったら・・・すごい作品になる。
その途中で、古賀Pも到着する。
順調に進んでいる旨を伝える。

夜になり、希望しているシーンまで進んだので役者は解散する。
すると、照明スタッフが一気に動き出す。
パンパン小屋に照明を仕込み始めた・・・。
撮影初日の朝と聞いていたのに、一気にやりはじめる。

照明さんの搬入で、男たちは何も言わずに荷物を運ぶのを手伝った。
リハが終わるなり、女たちは何も言わずにスタッフさんにコーヒーを淹れた。
そのコーヒーを片手に持った古賀Pと話す。
自分の今までの関わった映画でいえば、この美術はありえない。
小野寺さんが言っていたのはこういうことなんですね・・・と言われる。
おいらたちは、ずっと、ずっと、こうしてきた。
搬入であれば、当然、スタッフさんに手を貸し、手が空けばコーヒーを淹れる。
少ない予算で少しでも良い作品にするために、自分たちでもセットを建て込む。
この当たり前のことをやっているのに、話してもなかなか伝わらなかった。
それが、実際に目にして、わかったのだと思う。
そして、今度は芝居で驚かせなくちゃいけない。
全ての仕事は、少しでもいい作品を作るためなのだ。

他のスタッフさんが帰っても、照明さんの仕込みが続く。
鍵を閉めるために待っていたのだけど、中野も残ってくれる。
仕込みが終わり、片付けをしはじめたころ、急に思いついて、中野と二人で床の補修をする。
さっきまで、リハをしていた役者が床に這いながら、補修をしているのだから・・・やれやれだ。
補修の後片付けは、明日の朝、やっておくよと伝えて、鍵を閉める。

今日やったシーンは、もう本番しか残されていない。
あっという間だ。
あっという間に、過ぎていく。

ここはまるで夢の中のようだ。
【関連する記事】
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 00:00| Comment(0) | リハーサル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
コチラをクリックしてください