2016年10月12日

去年の今日

明けて今日10月12日。
ちょうど一年前を思い出す。
2015年10月12日。
おいらたちは、4度目のセブンガールズの公演の小屋入りをした。

これをちゃんと覚えている劇団員はいるかなぁ。
日程まではもう記憶にもないんじゃないだろうか。
間に一つ舞台があったし、その舞台が終わってからずっとこの映画のことを考えていたから。
初演の半数のキャストに書き換えた「セブンガールズ」やります。※成田、劇団やめました。」なんて長いタイトル。
場所は「劇」小劇場。
あの信じられないほど小さなスペースに、裏導線からパンパン小屋まで組み立てた日だ。
あれから、1年経った。

なぜ、日程まで覚えているかと言えば。
集中稽古に入って、その稽古中に17周年を迎えて。
その日に元劇団員からとても幸せなお知らせが届いたからだ。
小屋入り二日前にめでたいな!なんて話をしていたのを覚えているからだ。
10月10日は、なんだか、運命的な一日だな。
今年もそうだったように。
そういえば、東京五輪開幕の日だから、体育の日になったはずだ。
東京五輪開幕は、一番晴れの確率が高いから決まったと聞く。
一番晴れてほしい日に、この劇団は旗揚げしたんだね。
「晴れ」を求めているなんて。まるで、セブンガールズだ。

あの舞台があって、その舞台が終わった日に、おいらの中でこの映画の企画は始まった。
あの万雷の拍手を聞いて、このままにしないと思った。

こんなことを書くと勘違いされそうで怖いのだけれど。
一部、おいらとしては耐えられないような声を聴いた。
それは、劇団を大きくするつもりはないのか?とか、惰性で続けているんじゃないかという言葉だ。
おいらは・・・少なくてもおいらもデビッド・宮原も、そんなことを一瞬でも思ったことがない。
この劇団を一歩でも前に進めるためにはどうしたらいいんだろうと、考えない日がないぐらいだった。
だから、そういう声があると聞いた時は、何とも言えない悔しさや怒りが込み上げてきた。
冗談じゃない。そんなわけねぇだろうが!と、歯ぎしりしたくなった。
もし、この劇団から向上心がなくなったら、おいらは去る。
それは、もう、ずっと決めていることだ。
そう考えるからこそ、セブンガールズの再演だったし、今できる最高のものを探し続けている時間だった。
デビッド・宮原だって、そのために何かをしなくちゃと、ずっと言っていた。
セブンガールズという作品で勝負しようと、おいらが言い出したのは、そんな悔しさも含んでいる。
長年、公演を重ねてベテランとか老舗と呼ばれることも多くなったのに。
安定的な公演を続けずに、敢えて、勝負していくんだから。

コメディアンでもあり、映画監督でもあるウッディ・アレンの名言でさ。
「一夜にして成功するには、10年かかる」って言葉があるんだってさ。
本当にそんな道を歩いた人の言葉だから、しびれちゃうぜ。
こっちは18年だけどさ。
一夜で成功するなんてことが世の中に本当にあるなんて思えないけどさ。
なんせ、そんな体験したことがないんだから。

でも、ずっと思ってたよ。
チャンスがあったら。
勝負できるタイミングが来たら。
死ぬ気で立ち向かってやるって。
ずっとずっと、思ってたよ。
必ず勝負する時が来るって信じていたよ。

おいらにとってかどうかもわからないけれど。
この企画は劇団にとっては確実にチャンスだ。
勝負しなくちゃいけない時だ。
死ぬ気でやんべ。

覚えているかい?
おいらたちは、去年の今日には、「劇」小劇場の前に集合していたんだよ。
信じられないよな。
何にも変わらない。

また、パンパン小屋を作るところから始めるだけさ。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 02:01| Comment(0) | 映画製作への道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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