台風が近づいている。
夕方から17日にかけてとの予報。
台風の予想は、わりに当てにならなくて、その進行スピードも、移動方向も、時間も変化する。
今の時点での予報と、実際とは大きくかけ離れることも多い。
結局、寝ているうちに通過していて、来たのかもよくわからないなんてこともある。
とは言え、注意は必要。
沖縄や、九州などの台風上陸が当然のような地域は既に準備しているのだろう。
毎年被害があるから不謹慎だけれど、おいらは台風や嵐が嫌いではない。
なんだか、少しだけドキドキしてしまう。
小学生の頃に集団下校というのがあって、やけに嬉しかった記憶がある。
嵐のダイナミックさが、何とも言えず、好きだ。
怖い事だけれど、それが当然なのだと思わせてくれる。
様々なメディアで目にしている人もいるだろうけれど。
8月も半ばだというのに、まだ7号というのが、実はとても気になっていて、色々気象も調べている。
エルニーニョ現象によって、例年よりもかなり台風の発生が遅れた。
ここまで台風の発生が遅い年は、前回のエルニーニョ現象まで遡るのだそうだ。
確かに、いつもだったら、日本に上陸する時期の台風は既に15号ぐらいだったと思う。
日本に上陸するのは、いつも10~20号の間だよなぁという印象があるから・・・。
色々調べているうちにわかったのだけれど、台風が発生する数というのは、あまり変わらないのだそうだ。
今年は発生が遅れたけれど、遅れたからと言って、台風の数が変わるわけではないという事。
大体毎年26号前後まで発生するという。
前回のエルニーニョ現象の年も、やっぱり、同じぐらいの数だったらしい。
地球上の気圧の変化、湿度の変化などは、大きな意味で平均化されていく。
時期が遅れたぐらいで、変わるものではないのだ。
じゃあ、どうなるかといえば、発生スピードが変わる。
5日に1号生まれていた台風が、3日に1号生まれる。
或いは、通常、生まれない秋まで台風が続いていくことになる。
前回のエルニーニョ現象では9月に2日連続日本上陸があったらしい。
連日の上陸なんてあったっけ?と記憶を探しているけれど、ちょっと、覚えていない。
でも、きっと、そういう事なんだと思う。
それがなんで、こんなに気になっているのかといえば。
撮影日や撮影準備、資材運搬の頃には、台風が終わっていてほしいからだ。
もう、本当にどうしょうもないと言われそうだけれど。
撮影予定日の日の出日の入り時刻まで調べている。
そして、エルニーニョ現象が起きた年の過去の天候まで調べている。
当然、気象なんてどんなに調べても、意味がない。
当たればいいけれど、簡単に当たるものでもない。
勉強した気象予報士さえ、外すのだから、本当に意味がない。
それでも、もう今から気になっている。
例年、この時期は雨が少ないとか、エルニーニョの年は、この時期は台風が終わるとか。
安心したいだけかもしれないけれど、調べられることは全て調べてしまう。
実はうちの劇団は、異常に天気に強い。
18年間もの劇団活動の中、搬入搬出で、ほぼ雨にやられたことがないのだ。
公演期間中に台風が来て、交通に不備が出るなんてことも一度もない。
まぁ、倉庫に着いたら雨だったとかはあるのだけれど・・・
それでも予報では土砂降りなのに、しっとり濡れる程度だったなんてことばかりだ。
台風上陸予報が出ているのに、夜のうちにいなくなっちゃったことも何回かあるほどだ。
信じられないほど、雨にやられない。
それは、よく話に上がる。
誰が晴れ男なんだろうねなんて話すけれど、大抵、全員が俺だと言う。
結局、それが誰なのかわからないけれど、迷信とは言え、ここまで続くと信じてしまう。
わかるはずもない天気を今の段階から心配してるんじゃないよと、笑われるなぁ。
秋は収穫の時期だからさ。
そんなに雨なんか降らないでも良いよね。
種まきの時期は、雨が必要だけどさ。
まるで、遠足前の子供みたいだ。
そのうち、てるてるぼうずまで作るかもしれない。