今日は、トイレの換気扇と洗面だの修理が入るので家にいなくてはいけなかった。
だから、ずっとデスクワークをして、まとめものなんかの確認していたのだけれど。
内装の職人の手際、仕事の速さに舌を巻いた。
材料が取り寄せじゃないと難しい部分もあって、全部は直らなかったけれど。
先日の稽古で衣装担当に、どのシーンでどの衣装なのかまとめられないか相談をした。
シナリオを追っていけば、ここは仕事着、ここは普段着、ここは寝間着等々。
ある程度までは、まとめることが出来る。
もちろん、最終的な部分は監督に確認が必要だ。
中には、あるパンパンは仕事着で、あるパンパンは普段着というシーンもあるかもしれない。
あくまでもわかる範囲で、まとめてくれれば、後から迷わないで済むからだ。
どこに着替えが入るのかがわかれば、撮影の順番も決めやすくなってくる。
そんなに急がないでいいよと言っていたのに。
昨日の夜に、それが届いた。
まだ何日も経過していないのに、仕事が早い。
この仕事だけをやっているのなら別だけど、時間の合間を見つけての作業だと思えばとても速い。
衣装の角度から、撮影場所の角度から、小道具の角度から。
様々にシナリオを解析して分解していく。
それで見つかる矛盾点もあるし、初めて分かることも出てくる。
ざっと書いてくれると思ったのだけど。
ざっとじゃなくて、とても情報に溢れたリストの製作をしてくれた。
これだけまとまっていれば、監督確認で、あっという間に決まってくると思う。
そういえば、美術の話し合いの時に、平面図があると嬉しいと言われた。
当然、パンパン小屋を大道具製作していくのだけれど、建物を一棟建築するわけではない。
造作出来る部屋の数は限られているわけだ。
でも、誰の部屋の隣が誰の部屋で、廊下の奥に何があって。
その平面図があると、造作を創ったり、化粧を創るうえで、色々と参考になるという事だ。
密室物の本格推理小説なんかだと、小説の最初のページに建物平面図が書かれていたりする。
それに、例えば、サザエさんの家の平面図や、のび太くんの家の平面図もファンに解析されていたりする。
奥から聞こえてくる声の感じなど、平面図があるとないとでは、具体化が違ってくるというのもあると思う。
これはこれで、別の人間にシナリオからわかる範囲で書き起こしておいてとお願いしてあったんだけど。
それが、あまりにも手書きの稚拙なやつで、これ、渡せないなぁという奴だった。
仕事自体は速かったけれど、こっちは再検討だな・・・。
でも、用意できるものは全部用意したい。
役者モードになったり。
パソコンをパタパタしたり。
ダイエットしたり。
忙しいねぇ。
映画に向けて何キロダイエットしました!
なんて、タレントが言っていると、当たり前だよって思うよ。
だって、それで飯を食っていて、それが出来る環境なのだから。
おいらたちがダイエットしたり、美肌だ美白だってやるのとはレベルが違う。
家の中にジムを作ってるレベルの人がそれを口にするのってどうなんだろうって思う。
でも、うちの連中がこうやって作業に取り組んでくれるのは大いに口に出したいよ。
本当に時間の隙間を潰して、自分の時間を削って、場合によっては睡眠時間を削って。
それは、やっぱり、想いだとか情熱だとかでやっているんだもん。
頑張ろうねぇ。
まだまだ。