2015年12月16日

【クラウドファンディング公開まであと9日】3本の柱

幸三.jpg
幸三役 中野圭 2015 前方公演墳/「劇」小劇場 撮影 SKY
ついに公開まで残す日程が1桁になった。
長かったようであっという間だ。
プレスリリースの準備を含めて、まだまだやることはたくさんある。
ふと思い立って、フライヤーをMotionGallaryに送付する。
クラウドファンディング側のプレスリリースの材料になればと思ってだ。
JPGでの送信だった。

すぐに非常にわかりやすいチラシとお褒めの言葉と共に返信があった。
そして、もし、編集がこれ以上ないようなら、もう一度審査に上げておいてほしいとの言葉も。
あれから、リターンを追加したり、キャッチコピーも少し編集したりしている。
もうこれ以上編集することもないかもしれないと思ってはいる。
でも、実は、今までログインできなくて確認できなかった方で、やっと見れた!という方がいて連絡が来た。
思う処があったからメールをしてくれるという。
そのメールの意見を反映して、最終稿としようと決める。
実は今の時点でもクラウドファンディング側では、完成ですよ!と言っていただいてはいる。
それでも、更に、人からの意見を反映出来れば。
例え一歩でも良くなるなら、その方がいい。

クラウド・ファンディングの公開するページは、公開日まで見れない。
何度か書いたけれど、プレビュー画面をメールアドレスを指定した人にだけ確認してもらえるようになっている。
何人もの方に見ていただいてご意見を頂戴して、編集を繰り返した。
その意見の中で、実はもっとも納得したというか、同意したことがある。
その方は画面を見れなかったので、参考までにと書いてくださったのだけれど。

・ただ映画にしたい!だけではダメで、あと一つは映画にするべきだと思うことが必要。

この一文には深く深く頷いた。
何故なら、ページを製作しているときに全く同じことをおいらも思ったからだ。
映画にしたいんです。支援してください!だけでは、ダメだ。
もちろん、いつも応援してくださる劇団を知っている方々にはそれで十分かもしれない。
でも、ネットで知って、たまたま見た人が魅力を感じるには、きっとそれだけではダメなのだ。

だからと言って、取ってつけたような後付けの映画化する意味なんて、底が浅いと思う。
そんなものはすぐに見透かされてしまうし、見透かされるぐらいなら書かないほうがいいに決まっている。
そうではなくて、何故この映画化に考えが至ったのか。自分の中にある衝動に何度も問いただした。

結果的に。
今回のプロジェクトには3つの柱を建てた。
建てたというよりは自然発生的に建ったと言ってもいいかもしれない。
このプロジェクトの意義をじっくりとゆっくりと考え、自分の中から湧いたことだ。
もちろん、軸になるのは、劇団で何度も再演された人気作品の映画化だ。
それ以外に、映画化するべきだと思える柱を3つ自分の中で整理して、ページに記載したという事だ。

1:デビッド・宮原、初の長編映画作品
「かぶく物」原作のデビッドさんの長編映画はこれが初めてになる事。
吉田トオルさんの音楽、杉本亮さんの美術。
作品を構成するためにそこまで揃っているんだ!楽しい作品が出来るんだ!という事。

2:作品の持つ強いテーマと、海外への進出
戦争の二次被害とも言える占領軍への売春行為。
今、日本人でも「パンパン」という言葉すら知らない人が増えている。
映画を完成させて、海外に出展することで、海外では大きな反響を呼ぶかもしれない。
何故なら、今、現在も駐留軍がいる国は数多く存在しているからだ。
兵士たちの性処理の問題は、中々問題になりづらいけれど、現実に生きている問題。
しかもこの作品は、その問題を問題とせず、それでも強く生きようとする姿を描いている。
クラウド・ファンディングに参加すれば、そんな波紋を一緒に起こすことになること。

3:「シモキタ」から「世界」へ
ジャパンのリトル・シアターカンパニーが世界に挑戦すること。
海外では舞台演劇というのは日本よりずっと文化として成熟している。
逆に言うと「小劇場」という文化が非常に少なくて、大きなシアターカンパニーに、普通の夫婦が通ったりしている。
俳優たちは、シアターカンパニーの所属を目指すのが普通で、劇団を立ち上げるなんてまれだ。
日本の小劇場は独自の文化で、CoolJapanの一つだとおいらは思っている。
その日本独自の「小劇場」が、世界に作品を問うということ。
その魅力的なアングルは、映画化する意義になる。

どれも、劇団を知らない人が興味を持ちやすい形に文章を編集して掲載した。
公開したら、どのように記載してあるのか。
ぜひぜひ、確認してください。

軸が一本。そこに3本の柱。

きっと達成しないのだとしたら、それに魅力が足りなかったという事になる。
或いは、文章が至らないということだ。

・・・。

・・・やっぱり、もう一度だけ、文章を確認しよう・・・

「セブンガールズ」映画化プロジェクト
クラウド・ファンディングサイト:MotionGallery https://motion-gallery.net/
2015年12月25(金)クリスマス 0:00 公開開始
2016年2月22日(月)ゾロ目の日 23:59 終了
目標達成金額:3,500,000円
(公開日より見ることが出来ます)
※クラウド・ファンディング公開前夜祭 12/24 0:00 クリスマス・イブ 劇団前方公演墳オフィシャルYoutubeチャンネル「前方公演墳の裏」内において、 クリスマスプレゼントとして、先行でクラウド・ファンディングに掲載されるPVを公開いたします。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 21:37| Comment(0) | 公開までのカウントダウン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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