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大阪十三のセブンガールズ上映最終日。
その日、一人でおいらは上映後に登壇しました。
そこで話したことは、それ以降、その日にしか話していない話でした。
その日、一人でおいらは上映後に登壇しました。
そこで話したことは、それ以降、その日にしか話していない話でした。
そしてその日に誓うように皆様に話した内容があります。
この映画「セブンガールズ」を製作しようと思った大きな動機の一つを話しました。
東日本大震災のほんの数か月前。
父を亡くしました。
ついさっきまで元気だったのにという突然のことでした。
その時、おいらは、ああ、自分はなんて親不孝なのだろうと何度も何度も悔やみました。
おいらは芝居なんかをやって、心配ばかりさせました。
けれど、お通夜に来た父の友人から話を聞いたのです。
「お父さんね、うちの息子は役者なんだって言ってたよ!」と。
でも、おいらは小劇場でしか芝居をしていなかったんです。
テレビにも、映画にも出ていない。
父は、息子は役者だと言いながら、その姿を友人に自慢することも出来なかったのです。
おいら、お父さんに自慢させてあげることが出来なかったんだ。
深夜、母が寝たのを確認してから葬儀場に横たわる父に何度も何度もごめんねと伝えました。
それでね。
どうしてもどうしても。
これだけはやらなくちゃいけないって思ったことがあります。
それは、母に自慢させてやりたいってことです。
息子が映画に出てるんだ!とか、テレビに出るよ!とか。
ちょっとだけでも、そんな話が出来るようなことをしなくちゃいけない。
お父さんが出来なかった分だけ、お母さんには自慢してもらいたい。
そう思ったのです。
その日から、おいらは色々なことをしました。
劇団を辞めることも本気で検討しました。
そして、映画を自分で製作してしまうという事を思いついてしまったのです。
映画が完成してもちろん母は観に来てくれました。
でもね。
その時はまだ新宿のK'sシネマでの一週間の上映でした。
その初日に、大阪十三での上映の発表が出来ました。
自分の演じる成瀬凛太朗の相手役、真知を演じた坂崎愛は大阪出身です。
おいらはさ、関東の人だから舞台だって、なんだって見に来てもらえる。
でも地方出身の仲間たちは、それが中々難しかったりするのです。
だから、嬉しくてね。
なんだろう。
自分のことのように嬉しくて。
スクリーンに映る姿を観てもらえてよかったなぁ、嬉しいなぁって、純粋に感動して。
それを大阪十三のお客様にお話ししたのです。
泣きそうになるのをこらえていたのに、客席にいたお客様が泣き出してしまって。
ああ、なんだろう。この感動はなんだろう。
おいらたちは、まだまだ恩返ししなくちゃいけない、届けなくちゃいけない人がいる。
そう思ったのです。
多分、その大阪十三の登壇でも宣言しました。
九州から出てきた役者もいます。
だから、九州でも上映できるように頑張ります!って。
地道にね。
伝手はないかなぁとか、連絡する方法はないかなぁとか。
知り合い経由で声を届けてもらったりとか。
そんなことをずっとずっと繰り返していました。
でも、本当に何十回という空振りを繰り返しました。
そして、そうこう言っているうちに、予定された上映が全て終了してしまったのです。
諦めきれないまま、ずっとずっと、その機会がないか探していました。
上映が終映してから、新しい動きが出てきました。
それがドリパスでした。
お客様がリクエストをすると再上映されるというシステム。
日々、順位が上がっていく中で、ふと自分は気付いたのです。
そのページの下の方に、GoogleMapがあることを。
そして、そこには全国のどこからの投票のポイントがあるかが表示されていました。
その時点で九州からのポイントは僅かで、大分県からは0ポイントでした。
自分はあわてて、連絡をしました。
もし、大分県でセブンガールズを観たいといってくれる人がいたらドリパスを一応教えてあげて欲しいと。
もちろん、教えただけでリクエストしてくれるかなんてわかりません。
でも、そういう道もあるかもしれないと思ったのです。
所がそんな一応伝えなくちゃというような感覚では想像も出来ないことが起きました。
お兄さんが両親に妹の出演する映画を見せたいとSNSで呼びかけたのです。
またたくまに、GoogleMap上に、大分県からのリクエストが集まってきました。
思いが、一つ、また一つ、集まってまるでそれは目に見える「想い」のようでした。
そんな大分県でリクエストしてくださる方が、別府ブルーバード劇場のご担当者様とお知り合いでした。
それで話を聞いてくださると連絡がありました。
もちろん、ちゃんと配給さんにも連絡をして、自分で話してみますと伝えました。
勝手な行動をとったわけじゃなくて、色々と調整して、その上で上映できないかお願いしました。
別府ブルーバード劇場は歴史のある映画館で、ドキュメンタリーにもなった名物館長のいる映画館です。
超高齢でありながら、映画館を運営し続ける姿を目にしたことがある人もいるのじゃないでしょうか。
まさに終戦直後に建てられた映画館なのです。
配給の営業職なんてもちろんしたことのない自分では無理かもしれないなあと何度も思いました。
でも、ちゃんと思いだけは伝えたいと思っていました。
その思いの全てを、別府ブルーバード劇場さんが受け止めてくださいました。
なんだよ、この美談。泣くしかねぇよ。
チクショー。
メッセージでも言っているように。
堀川は行くよ。大分に行く。
堀川は行くよ。大分に行く。
両親に、兄弟に、友人に。
セブンガールズを持っていく。
スクリーンの中にいる自分をやっと観てもらえるね。
撮影前からずっと言ってた夢が叶うね。
ねぇ、お父さん。
おいらはお父さんにだけは逆立ちしたって映画を観てもらえないよ。
どんなに頑張ったって、お父さんに自慢させてあげることが出来ないよ。
呑み屋でさ、友達に話したかったよなぁ。
ごめんなぁ。
お母さんだけでごめんなぁ。
でもさ。
その代わりじゃないけどさ。
誰かが誰かに届けたいって声を聞いたら。
自分のことだと思ってさ。
お父さんのことだと思ってさ。
頑張るよ。
おいら、頑張るよ。
それで許してやってよ。
なぁ。
大分県の皆様へ。
上映時刻やチケット予約、イベントなどなど。
詳細の発表はまだ先かもしれません。
三連休という絶好の日程を頂きました。
どうぞ、堀川を観に来てやってください。
彼女がスクリーンの中でキラキラしている姿を観てください。
それは彼女だけではなくて、おいらたち皆の願いなのです。
映画「セブンガールズ」
公式サイト:http://sevengirls.info/
上映期間終了 皆様ご来場ありがとうございました。
※上映ご検討の映画館様、ご連絡をお待ちしております。
■SNS
Twitter:https://twitter.com/7girlsmovie
紹介記事
■girlswalkerhttps://girlswalker.com/archives/180503/
■Twitter連動企画:下記の赤文字2行を貼り付けて140文字以内でセブンガールズをご紹介ください
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