明けたらもう明後日！？
本当にいつものことだけれどあっという間に近づいてくる。
この分だと上映期間もあっという間に過ぎていく。
映画「セブンガールズ」を楽しんでいただくなら。
どうせならもっともっと多層的に楽しんでいただけたらなぁと思っていて。
オフィシャルTwitterで、過去の新聞記事などを毎日1本は紹介し続けている。
横浜という土地の歴史や、映画館から近い場所に遊郭があったこと。
或いは横浜の観光名所まで。
新宿、渋谷、名古屋、大阪、下北沢、全ての土地でもそうだったけれど。
その土地で上映するというのはきっとそういうことだと思っているから。
動画には2つの誕生日があることをご存じだろうか？
かの天才発明家トーマス・エジソンが1891年にキネトスコープを。
そして、その4年後にフランスのリュミエール兄弟がシネマトグラフを。
エジソンの方が古いから・・・と思いそうなものだけれど、「映画」の誕生日はリュミエール兄弟の日。
何故かというと、エジソンの動画は、箱を覗くとその中で動画が見えるというもので。
リュミエール兄弟のシネマトグラフは、現代の映画に近いスクリーンに投影されたものだからだ。
映画の生まれた日はその上映会が行われた日とされている。
エジソンが生み出した動画は、現代のテレビやネット配信に繋がるものだ。
スマートフォンで動画を観る行為はとってもキネトスコープに近い感じがする。
そう思えばどちらの発明が素晴らしいと比較するようなものでもない。
ただ一つ言えることがあるとすればそこにすでに「映画」の定義があるという事だ。
スクリーンに投影して、複数の人数で同時に楽しむもの。
写真が動けば動画だけれど、映画は最初からそういう定義があったという事だ。
スクリーンと映写機。これが映画の正体だ。そして映画とはその体験なのだ。
産まれたその日からずっと。
映画とは、その映画を観た状況、環境、体験、全ての行為。
自分はそう思うようにしている。
家で見る液晶画面とは違うし、ホームシアターとも違う。
映画館の持つ空気、その時に置かれた自分の状況や気分、誰と観に行ったか。
観に行く時にどんなことを考えたのか、帰り道に何を話したのか。
その全てが映画という体験なのだと思う。
映画が生まれた日、スクリーンで写真が動くのを目撃した観衆は共有したはずだ。
その瞬間の驚きと感動を。
その驚きと感動の体験の共有こそ、全ての映画の原点なのだと思う。
だから一つでも多層的に。
より映画体験として記憶に残るように。
そんなことを思っている。
例えば遠征してくださる方には、横浜という土地を知って欲しいし。
例えば都内から来てくださる方には、見逃してしまう風景に潜んだ歴史を知って欲しいし。
例えば土地にいる方々には、いつかの横浜を思って欲しいし。
映画という体験をとにかく満喫していただけたらなぁって思っている。
伊勢崎界隈でチラシを撒くと。
諸先輩方に、昔はよくいたよ！なんて声をかけられる。
女郎小屋をしていない普通の家でも、一時期、パンパンに空いている部屋を貸していたなんてことは普通だったという。
だからうちにもいたらしいよ！なんて声をかけてくださる方もいらっしゃる。
どの街にも、遊郭や赤線の残り香を見つけることが出来るけれど。
終戦後、解放されるまで接収されていた土地、占領軍の土地であった場所は他の土地よりも10年長くパンパンが存在していたのだ。
白いメリーさんの伝説が残るのも当たり前だ。
5月15日の沖縄本土復帰47年目を思って、沖縄や小笠原は更に長い間、アメリカに占領されていたのだと思いを巡らす。
いつか父が言った、福生の基地の周りにもいたよなんて言葉がよぎってくる。
それは残り香かもしれないけれど。
やっぱりどこかに残っている。
映画は虚構の世界だけれど。
映画館は、虚構と現実が交錯する場所なんだ。
そうなった時にだけ。
現実に触れた時にだけ。
自分にとっての特別な一本が生まれると思っている。
映画「セブンガールズ」
公式サイト：http://sevengirls.info/
2019/5/18(土)～24(金) 上映時刻：16:45～19:10 全日程舞台挨拶予定
横浜 シネマ・ジャックアンドベティ：http://www.jackandbetty.net/cinema/detail/1928/
■SNS
Twitter：https://twitter.com/7girlsmovie
紹介記事
■girlswalkerhttps://girlswalker.com/archives/180503/
■Twitter連動企画：下記の赤文字２行を貼り付けて140文字以内でセブンガールズをご紹介ください
PVと公式アカウントのリンクが付いた紹介文がTweet出来ます！
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pic.twitter.com/hv23Ma0t0f
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