2019年05月11日

横浜上映一週間前

ついに一週間後上映に迫った。
横浜 シネマ・ジャックアンドベティでは鑑賞日の一週間前から予約が出来る。
これまでの映画館の感覚での予約開始とは違うのは、「鑑賞日の」の部分だ。
一週間前の今日発売開始されるのは、18日の初日のみになるのです。
今日のWebCMは最寄り駅黄金町駅からの道案内。
曲がる場所が一番記憶に残るようにしてアップすると決めてた。
今日から予約に行く人がいるのかもしれないから。

映画「セブンガールズ」
元々はもう15年も前の舞台。
4度目の再演の千秋楽が過ぎた日に、もう演じることはないかもしれないと思った瞬間。
映画に出来ないだろうか?と思いついたのが映画化の始まりだった。
それから一週間経過してこのBLOGが始まった。
どうやって映画にすればいいのだろう?
そんな第一歩からこのBLOGは始まっている。
予算確保のためにクラウドファンディングを活用すると決めた日すらこのBLOGに書いている。

クラウドファンディングでご支援いただいた皆様全員に一斉メールをする。
この映画を企画したその日から応援し続けてくださった皆様に感謝の意を込めて。
途中で何を書いているのかもわからなくなる。
結局、なんどもありがとうございますと繰り返しただけのような文章になってしまった。
ただ送らないわけにはいかなかった。
自分の中からふつふつと湧いてくるものは抑えようがなかった。
あの日から長く長く続いてきた映画化への道を共に歩んでくださった皆様なのだから。

「映画にしたい」そう思った始まりがどんどん広がって。
たくさんのたくさんの思いに繋がっていった。
始めは夢のような話だったのに。
応援してくださる方がどんどん増えていった。
クラウドファンディング達成の瞬間は忘れることなんか出来ない。
その日から夢は現実になって、皆で実現に取り組んでいった。
道具を提供してくださった方、ロケ地の協力をしてくださった方。
それぞれが思いを託してくださった。
こんな無茶な企画に立ち上がってくださったスタッフさんたちがいた。
どんどん人の思いが集まって、まるでより糸のようにこの映画が出来上がっていった。
そんなたくさんの人の思いを背負って。
最後の最後の仕上げは、監督と二人での編集作業だったのはなんだか不思議な時間だった。
大切な大切な宝物を磨くような時間だった。

新宿K'sシネマ、UPLINK渋谷、大阪十三シアターセブン、名古屋シネマテーク、下北沢トリウッド。
全ての土地に眠る魂に手を合わせに行った。
それは全ての土地に呼ばれたのだという感覚がどこかあったからだ。
かつての闇市が、かつての娼婦が、そして街という今を生きる生き物が。
それは概念でしかないけれど、何かに手を合わせなくてはいられなかった。
全ての街で誰かに出会って、そして出会った方の中で、何度も足を運んでくださる方が生まれた。
決して上映機会という分母が大きい映画ではないけれど、応援してくださる方が多い映画に育っていった。
新宿の一週間で終わるかもしれないと言われた映画は。
公開日の2018年9月29日から、半年以上も上映期間が続いている。
全ては、足を運んでくださった皆様のおかげだ。

思いが集まって出来た映画が、上映するごとにまるで波紋のように思いを拡げていった。
今、映画を観てくださった方が横浜上映の宣伝活動までしてくださっている。
一緒にカウントダウンに参加してくださっている。
どんどん育ててくださっている。

横浜シネマ・ジャックアンドベティは今日までの上映館で一番客席が多い映画館だ。
どのぐらい席が埋まってくれるのかも皆目わからないままだ。
しかも現時点で最後の上映予定館になっている。
もっともっとたくさんの上映館で届けなくちゃいけないという焦燥感もある。
たくさんの思いを背負っているのだから。
出来ることは今、目の前にあることにきちんと取り組むことだ。

映画「セブンガールズ」は優しい優しい物語だ。
敗戦直後の焼野原で家族すら失った女たちが手に手を取り合う物語だ。
そこに流れる人間と人間の微かな思いのやり取りが大きな物語を紡いでる。
コメディのシーンや、アクションのシーンや、てんこ盛りにしてあるけれど。
それは全て、1コマも欠けることなく人間そのものを、人肌まで感じてもらうために出来てる。
思いと思いが繋がって、大きな作品に仕上がっていく。
作品の持つそんな性格と、映画製作で辿ってきた道が、表と裏で同じように進んでいった。

また誰かに逢えるだろうか?
熱い握手を出来るだろうか?

スクリーンの灯が落ちて。
館内が明るくなっていく。
作品世界から現実に少しずつ戻って行った時。
映画館に足を運んだ道の景色が少しだけ変わっている。
映画も、映画製作も。

今、自分の目の前に広がっている道はあの日とは違う道だ。

感謝と共に。
共に歩んでいるのだと感じながら。
今日も進んでいこう。

おいらの背中はどんなもんでも背負っていけるさ。


映画「セブンガールズ」
公式サイト:http://sevengirls.info/
2019/5/18(土)~24(金) 上映時刻:16:45~19:10 全日程舞台挨拶予定
横浜 シネマ・ジャックアンドベティ:http://www.jackandbetty.net/cinema/detail/1928/

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posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 10:21| Comment(0) | 映画公開中 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする