2019年04月16日

まだまだ面白いことが見つかる

うん。ここまで。
今日はよく頑張ったー!
本当はWebCMはこれにしたいというのがあったけれど。
確認してもらいたくて連絡がつかなかったからペンディング。
急遽明日予定のを繰り上げたら想像以上に苦戦した。
でも嬉しいのがいくつか届いたからテンションが持続したよ。

一応、勉強しながらやってる。
どんどん色々なものを吸収していて。
その中で海外の映画監督のインタビューがあった。
4K時代に、2Kで撮影することの意義についてのインタビュー。
これがちょっと面白い内容だった。

今の最新の業務用機器はいよいよ8Kなんて世界に突入しようとしている。
8K撮影可能な機材が発表されてきたという段階。
東京五輪までにどうなっちゃうんだろう?
というか、放送局もそんな大容量の映像データを電波で送れるのだろうか?
というか、家庭用Blu-rayで一体、何分まで入るんだろう?
・・・なんて、とにかく疑問ばっかりだったりするけれど。
とにかくそういうとんでもない映像世界になりつつあるんだなぁと思っていた。
そうなったら編集なんか相当なマシンが必要なんじゃないだろうか?とか。

実際、そういう段階だから現在発売されている業務用のカメラで4K撮影出来ないカメラなんて殆どない。
けれど、実は世界の映画祭で受賞しているような映画や、意外な大作も2Kで撮影されたものも多かったりする。
もちろんCGを交えるような作品だと、精細であればあるほどマッチングさせやすいはずだけれど。
4Kで撮影して、2Kの上映素材にしているものも多いし、そもそも映画館の映写機が4Kに対応していないケースもあるとか。

その監督は、このカメラが使いたいというのが先に決まっていた。
そのカメラで撮影できる映像こそ、自分の映画にマッチすると最初から考えていた。
それが2Kだったという話で。
4Kで映画製作する必要性なんか実は何もないと答えていた。
マーケティングとしての4K、8Kなだけで、映画監督は欲しい絵に近いものを探すのだと。

今も時々、フィルムで製作した映画が出てくるのは、フィルムでしか表現できない映像があるからだ。

レンズの特性であるとか、カメラごとに持っている色の特性だとか。
そりゃとっても面白い。
単純にポラロイド写真のようなローファイな映像作品を創りたいときもあるのだから。
そして2Kでも精細感のある映像があるし、シルキーな映像もある。
撮影段階でどれだけ撮影監督と話を詰めるかなのかもしれないけれど。

先日テレビドラマで一瞬「東京物語」の一節が出てきて。
そのデジタルリマスターの技術に驚いた。
自分が文芸坐でみたいつかのフィルムよりも圧倒的に綺麗だった。
でもさでもさ、もう小津安二郎監督はこの世の中のどこにもいないわけで。
その小津安二郎監督が見ていない、確認していない映像なんだよなぁと、後から思った。
こんな精細じゃ味がなくなるよ!って言ったかもしれないじゃない?
あのフィルムで見た感じは自分で何度もチェックした映像なんだから。
やっぱあれじゃないと本当じゃないんじゃないか?なんて思った。
見えすぎちゃってるじゃん。とかさ。

例えばさ、昔の合成技術って面白い。
スクリーンに風景を投影してその前に役者が立って芝居をしたりする。
でも白黒のフィルムだと、合成してるのかどうかもちょっとあやふやだったりして。
それがデジタルリマスターするとやけに境界線にシャープがかかっちゃってるなんてことがある。
それはどうなんだろう?
ウルトラマンとかデジタル化したら、むしろチープになるんじゃないだろうか?

4K時代に2Kで撮影した意義についての話だったはずなのに。
途中からは使用したカメラの素晴らしさばっか喋っていて。
その辺が面白かった。
その絵に惚れたんだなぁって言うのが凄く分かった。
現実には予算とかいろいろなことがあるから好きなカメラで撮影できるかなんてわからないし。
のちのソフト化やCG、スポンサーにカメラメーカーが入っていたり。
そんなこんなで、実はすごく贅沢な話なのかもしれない。
でも面白い内容だったなぁ。

セブンガールズのメインカメラは実は撮影監督の持ち物でした。
つまりその特性も、操作方法も知り尽くしている。
その上、カラーコレクションまで撮影監督がやってくれた。
つまり撮影してその後の映像の色味まで想定していた。
だからこそあの素早いオペレーションが出来たわけだし、あの絵になった。
芝居を観てすぐにレンズも構図も決まった。
ああ、そういうことって、面白いことだなぁ。
今思えばあの時のそういうやりとりの全てが今のセブンガールズに向かっていたんだなぁ。

なんというか。
その辺に実は映画の原点があるんだよなと思います。
物語性であるとか、作家性であるとか、色々あるんだけれど。
動く絵を撮影できる機材があって、面白がって、こんなの撮影してみよう!みたいな原点。
うちの俳優でも、動画撮影させたら面白いの撮影しそうだなぁって思う役者が何人かいるもんね。
もちろんそれを作品にしたり編集するところまで考えるとハードルは高いけれどさ。

うし!
今日も頑張った。
そして今日もいくつか自分の知識が増えた。
そしてむしろ4Kでも撮影してみたいものだとか思った。

それでいいのだ。


映画「セブンガールズ」
公式サイト:http://sevengirls.info/
2019/5/18~24
横浜 シネマ・ジャックアンドベティ:http://www.jackandbetty.net/cinema/detail/1928/
2019/4/30 18時
アルティカセブン 映画「セブンガールズ」応援感謝祭 http://sevengirls.info/2019/04/fanfes/

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posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 03:35| Comment(0) | 映画公開中 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする