2019年04月07日

いまに触れる

映画「セブンガールズ」応援感謝祭へのたくさんのごよやくありがとうございます。
月曜いっぱいまでご予約いただけます!

毎日毎日、各SNSのタイムラインを観る。
毎日毎日、各アカウントでログインをする。
どうしたって今に触れていく。

Twitterは特にTOPページにあるように「いま」のSNSだから。
まさに時代性がそのままタイムラインに現れる。
それもいくつかのアカウントを横断すると同じTweetが何度も表示される。
リツイートされたものや話題になっていることはどうしたって入ってくる。

本来「いま」なのだし、つぶやきなのだから。
思ったままにぽろっと何かを書けばいいのかもしれない。
そういうTweetもたくさんある。
それでもやっぱり、社会的に影響力のある人、人前に立つ人は考えてからなんじゃないだろうか?
それは言葉の重みをどうしたって意識せざるを得ないからだ。
知らないうちに詐欺的商品の宣伝をしてしまう場合だってある。
善意のつもりが誰かを傷つけていることだってあり得る。
社会正義のつもりがただのイデオロギーのプロパガンダになっていることだってある。
誰かが命を軽いものだと思ってしまう遠因になることだってあるかもしれない。
だからこそ、一度考える。
考えれば、それは思ったままのつぶやきより面白みはなくなるんだけれど。

だから本来は呟く前に考えるんじゃなくて。
考えている自分が呟くというのが正しいのだと思う。
普段から考えている人が思ったことを呟けばいいのだから。

似た話がある。

なんというか「ありのまま」という言葉が定期的に流行る。
そのままでいいよ、ありのままの自分でいなよ。
自分らしく生きようよ、Let it be...
社会学の先生たちに調べてもらって、周期を発見してもらいたいぐらいだ。
でも自分は、その「ありのまま」って疑ってる。

なぜなら未だに「ありのままの自分」がなんなのか自分で理解していないからだ。
そんなものがわかっている人がそんなにいるのかなぁ?って思っている。
というか、ありのままの自分を見つけている人に出会ったことなんかないよ。
むしろ、自分よりも他人の方が見えるのが人間だもの。
自分探しのたびなんて茶化す人もいるけれど。
自分を見つけた人なんか何人もいないんじゃないだろうか?
お釈迦様ぐらいなんじゃないだろうか?

自分で「自分は・・・」と口にする時の「自分」ってなんなんだよ?というのを教わった。
演劇を始めて何年も経過していない頃だ。
それは自己の中の「人から見た自分の想定」でしかないんだと学んだ。
本能、無意識、意識下、いくつかの層の中のほんの表層。
場合によっては、人からこう見られたいという欲望まで加算されたりする。
演じることは「意識下」で遊ぶことで。
そのためには本能だとか、無意識だとかを学ばないわけにはいかなかった。
人間を演じるという事は、人間を学ぶことだった。

だから、ありのままの自分なんて、どこなんだよ?って思ってしまう。
本能的な・・・それこそ寝顔とかのことかい?
自己についてっていうのをそんなに浅瀬にしてくれるなよ。
そんなことを思ってしまう。
自己を確立するという事は並大抵のことじゃない。
その上、その自己は変化だってしていくのだ。

SNSには様々な位相の人が溢れている。
やさしい世界にいたい人。
向かい風にさらされながらそこに立ち向かい続けている人。
人の受け入りばかりで主体を失くしている人。
ただの気休め。
本能的な人、考えている人、幼い人。
善意、悪意。
その総体がSNSという塊になって自分に触れていく。

なんとも息苦しい。
なんとも閉塞感のようなものが漂ってる。
今に触れるほど、そんなことを思う。
何か巨大な悪が潜んでいて、自分たちはその手の平で踊らされているような。
そんな不安の中にいる人がたくさんいる。

5月になったらセブンガールズが待っているよ。

ここにいる人みんなに叫びたくなる。
全員に観て欲しい。

命懸けで生きているの?
自分に問いかけてくる。
命懸けで恋をして、命懸けで食ってる。
自分という存在の重大さに気付かせてくれる。
映画も演劇も小説も、物語は霧散しそうになる自分をもう一度ひとつにしてくれる。
笑うこと、泣くことの大事さを教えてくれる。

いまに触れる。
小さな向かい傷をたくさん作りながら。

「いま」とは「いままで」で。
「いま」とは「これから」だ。

ついついセブンガールズをヒットさせたい!とか思ってしまうね。
でもそうじゃないはずだ。
本末転倒さ。
そんなことじゃなくて。
いまをほんの少しだけ動かしたいのかもしれない。
もちろん良い方向に。

誰かの期待する自分になろうなんて思わないよ。
自分のことを嫌いにならない自分でいればいい。
理解されなくていいんだ。
誰かに理解されるために生きてるわけじゃない。

いまに触れながら。
たくさんの無意識に問いかける。
体感が全てを越えていく。
感じたものに嘘はないよ。

積み上げてきた自分の思ったこと。
考えて出てくることじゃない。
だからと言って無意識から出るものでもない。
もっともっと自由だ。

理解されようとは思わない。
吹いている風を感じる自分は自分の足で立っている。
その上でだ。
その上で感謝するのだ。

へっへっへ。

吹き飛ばそうぜ。
そんな閉塞感は。
とめどなく流そうぜ。
そしたら息苦しさも忘れて深呼吸できらあ。


映画「セブンガールズ」
公式サイト:http://sevengirls.info/
2019/5/18~24
横浜 シネマ・ジャックアンドベティ:http://www.jackandbetty.net/cinema/detail/1928/
2019/4/30 18時
アルティカセブン 映画「セブンガールズ」応援感謝祭 http://sevengirls.info/2019/04/fanfes/

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posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 04:57| Comment(0) | 映画公開中 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする