イベントを発表してから問い合わせが相次ぐ。
打ち合わせでも話したように、やはり予約での対応が必要になってくる。
本当はライブハウスだし出入り自由で当日券で対応できたらと思っていたけれど。
実際に来ては入れないような事態になったら申し訳がない・・・。
とは言え、実際に映画もなく、映画についてのトークだけでのイベントは未知数。
どれだけの方がいらっしゃってくれるかもわからない。
蓋を開けたら予約なんかいらなかったなぁなんて可能性も充分にある。
早い者勝ちの予約ではなくて、公平な抽選になるかなぁというところ。
出来れば明日には予約方法の発表をしたいなぁ。
今、毎日WebCMを更新したり、いくつかのラインを走らせている中で。
ふと思うのはやはり信じられないほどの技術の進歩だ。
撮影して編集して公開するまでのスピードが尋常じゃない。
そりゃあ、テレビ局なら昔からそういうことも出来たかもしれないけれど。
そんな大きな機材があるわけではないのだから。
やれることの幅がやっぱりかなり増えているし、コストも下がっていることがわかる。
もちろんただカットを繋げるだけの編集だけじゃなくて、色を調整したり絞りの変更をしたり。
文字を入れたりロゴを入れたり、いくつもの編集作業を時間さえ作ればなんとかできる。
時代劇の現場に行って驚いたことの一つがカメラだった。
当然だけれど、ドラマだからテレビ局の機材なわけで、まるきりレベルが違う。
メインとなるカメラは1000万に手が届くようなでかいやつだし、照明だってセットだって尋常じゃない。
そもそもすでに蓄えとして機材も人材も抱えているのだから当たり前のことなのだけれど。
ただそのメインとなる肩乗せのでかいカメラはともかくとして。
それは三脚固定した撮影で使用されていたわけだけれど。
そうではなくて動的に手持ち撮影していたカメラにびっくりしてしまった。
なんとそれは一眼レフカメラだった。
それも二つ世代前の奴!
当然、カメラにはたくさんの機材がついている。
手持ち用のスタビライザーはぶっとくて安定した高価なものだし、モニタ出力は無線でメインに飛ばしている。
音声は録音部がマイクで収録しているというのにわざわざ高価なものがカメラに取り付けてある。
それでも、カメラ本体は一眼レフカメラ。それもレンズも特別なものじゃなくて純正のレンズだった。
普通にプロの現場でも使われているのは知っているし、むしろテレビより映画の世界では当たり前になってきたとは聞いている。
それにしても、テレビ局のスタジオセット内であの馬鹿でかいメインカメラのサブとしても使用されているなんて・・・。
あれだけのカメラ本体の大きさが違えば絵がかなり変わってしまうんじゃないかとモニタで確認してみたけれど。
レンズの画角を除けば、一見しただけでは映像の美しさも色味も違いがわからなかった。
今、こんなに綺麗に撮影出来てしまうのか・・・と愕然とした思いになった。
業務用カメラと家庭用カメラには越えられない壁があるとずっと思っていたのだけれど。
そんな時代はとっくに過ぎていて、それどころか本来は写真用の一眼レフカメラでの映像が現場で使用されている時代になってる。
家電量販店で売られているカメラの二世代前の奴でだ。
これは本当に凄いことなんじゃないだろうか?
現在の十代の憧れの職業がユーチューバーだ!なんて騒いでいる人がいるけれど。
そこはそんな感覚ではいけないと思う。
むしろスマフォがあれば映像を撮影できるし、映像がかなり身近になっているという事実がある。
写真メインのInstagramは広い世代に流行しているけれど、動画メインのTikTokは10~20代を中心に盛り上がっていると聞く。
ある一定の年齢から上は動画を撮影して公開するという感覚が一般的になっていない証拠だ。
更に高度な編集、CG製作、エフェクトなどもワークステーションがなくても出来るようになってきている。
そして撮影も、今までの感覚以上に業務用と同じクオリティの動画が手に届く範囲に降りてきている。
とんでもない才能が10代、20代から生まれるかもしれない。
スマフォのカメラの機能競争のおかげで飛躍的にカメラ分野は成長している。
センサーの成長もすさまじいし、動画生成するプロセッサーの進歩も早い。
かつてはプロ仕様だった規格の動画を生成することが出来るカメラが増えてきている。
正当な進化だけれど、その進化のスピードが現在の多くの技術の中でもかなり早い方だ。
二世代前のカメラが放送局のメインカメラのサブが出来たのだから。
現代の最新のカメラはメインにさえなれる実力を持っているという事だ。
そしてそれは一般的な家電量販店でも発売されていて、そこまでとは知らず写真だけ撮影している方も多いのだ。
思えばギターとかはそういうものだったのだと思う。
親戚のお兄ちゃんや、おじちゃんから、使わなくなったからとギターをもらったりして。
そのギターで遊んでいるうちに、とんでもないギターリストが生まれたなんてことはたくさんある。
多分、ここから、親戚のおじちゃんからカメラをもらったからという理由で動画撮影をする子供が出てくる。
義務教育の頃から動画撮影や編集をするような子供が現れる時代が来たのだ。
実際に今、活躍している映画監督の中には親戚に8mmカメラをもらったなんて方もいる。
それがプロ用の機材と変わらないものを手にする機会が出来るのだから。
それはそう遠い未来じゃないんだよ。
今年かもしれないし、来年かもしれない。
そこに対応出来るというか。
その感覚についていける自分でありたいと思う。
今、WebCMを日々更新しながら。
もちろん自分は俳優であるという中心点を持ちながらだけれど。
この感覚をきちんと追いかけていきたい。
俺はよくわからんよ・・と言って小劇場だけで芝居を続けることだって素晴らしいことだ。
むしろそんな先輩たちに憧れてこの世界に飛び込んできたのだから。
でもそうじゃない。
セブンガールズのように大掛かりに企画して、予算を組んで、映画を創ってというだけじゃなくて。
もっと映像の芝居をする機会を増やすことが出来る可能性もある。
小劇場と変わらないぐらい単館映画の世界だって閉じられているけれど。
色々な挑戦をしやすい状況の中で、自分は小さいこだわりを持たずにもっと広く進めるようにしたい。
テレビドラマだって、ゴールデンから深夜低予算ドラマまで幅がある時代だ。
更にWebドラマがあったりする中で、名作が生まれつつある。
間違いなく、今こそ、面白い時代になったんじゃないかという感覚がある。
ついていけなかったら、つまんねぇ時代だ・・・なんて口にしてしまうのかもしれないけれど。
見えてきたのだ。
未来が。
面白い未来がやってきているのが。
表現の幅が一気に広がるような世界が待っていることが自分には見えてきたのだ。
これをどう人に伝えていいのかがわからないのだけれど。
映画「セブンガールズ」
公式サイト:http://sevengirls.info/
2019/5/18~24
横浜 シネマ・ジャックアンドベティ:http://www.jackandbetty.net/
2019/4/30 18時
アルティカセブン 映画「セブンガールズ」応援感謝祭
■SNS
Twitter:https://twitter.com/7girlsmovie
紹介記事
■girlswalkerhttps://girlswalker.com/archives/180503/
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