先の先まで考えて。
今、何が必要なのかを自分の中で精査していく。
出来る限りのことは提案したりしていく。
「セブンガールズ」が残すものは一つではなくていくつもあるのだから。
ところでそれを冷静に自分の中で考えた時に。
映画「セブンガールズ」が残すものの多くを自分が手にしているのだということに気付く。
確かに大変・・・もう大変なんて言葉で表現できないけれど・・・な時間を過ごしてきたのだけれど。
それこそ無我夢中に進んできたとしか言いようがないのだけれど。
過ぎたことを思えば、蓄積してきたものの大きさに改めておののく。
映画製作の企画前、ゼロから自分は立ち会ってきて、実際の作業もしてきたのだから。
ありとあらゆるノウハウが蓄積されているのだということに気付く。
やる前は出来ないわけがないと信じて進んできて。
やっぱり出来たわけだけれど。
簡単に出来たというには余りにも余りにもな道だったわけで。
例えば撮影に準備するもの、ロケハンで重要なこと、撮影の空気感、スタッフワーク。
或いは編集術、監督の編集する時のチョイスの方法、そういう全てに伴うテクニック。
情報のやり取りの窓口、映画製作後の様々な連絡。コネクション。
全てが苦しみながら進んで、全てを苦しみながら獲得している。
SNSの運営一つでも、映画前と今とではまるで違ってきている。
それこそ日々動画を更新できるような方法論まで確立しつつある。
もの作りはそんなにインスタントじゃない。
じゃやろっかなって言って出来るようなものではない。
そこには時間と思考とそれを支えるような夢や思いが必要になってくる。
少なくても自分はその中の数割を担っていたのだと思う。
監督は大きな才能を持った人で自分はもっともっと作品を発表して欲しいと昔から言い続けている。
小説でも、舞台でも、映画でも、漫画原作でも、ドラマでも、とにかく物語を編み続けて欲しい。
手塚治虫さんや赤川次郎さんや白石和彌監督のようなハイペースは難しいかもしれないけれど。
本当なら年に2本以上の作品を産み出してほしいなぁと思っている。
いつも何かを創るたびに惚れ惚れとするような作品だったり、台詞を産み出している。
けれどハイペースで作品を産み出すことが出来る人はつまりそういう才能がある人なわけで。
無理に作品をひねり出せなんてことはお願いはしても、せいぜいお願いまでしか出来ない。
自分が出来ることは監督が作品を産み出す過程でどんどん具体化していくことだけだ。
生みの苦しみとはかくも大変なのだと改めて思う。
自分はもう待つのはあまりしないようにしている。
散々、待ってきたというのもあるから。
王様じゃあるまいし、待ってばかりでどうするんだ?と思う。
それでも知らぬ知らぬうちに待ってしまう。
5月の上映を待ってしまい、次の展開を待ってしまい、朗報を待ってしまう。
自分から足を延ばして、自分から立ち向かう機会がどんどん少なくなっていく。
それでは駄目なのだ。
どんどん自分から進んでいかないと。
舞台だってずっとそうだった。
実際公演をするには1年以上前から劇場を抑えなくてはいけないのだけれど。
劇場を抑えた後は監督の台本を待っていた。
立場上、いつまで書いてくれとか、早めにとか請求はしなくてはいけなかったけれど。
とにかく待つしかなかった。
来週にはと毎週言われて、毎週請求して怒られることもあった。
それではいけないのだ。もう今は。
待つ自分を断ち切らないといけない。
世の中のスピードはそれ以上のスピードで動いている。
その上で何が出来るのかだ。
思えばそれがわかることこそ「セブンガールズ」で得た最大のものなのかもしれない。
自分や、自分たちが「セブンガールズ」で獲得したものをしっかりと見つめる。
その手の中に残るものなんて何もないけれど。
目に見えないものがたくさんたくさん残っている。
自分の中に残っているもので言えば、俳優の誰も手にしたことがないようなものまで残っているんじゃないだろうか。
9月末に公開して。
たった数日の場合もあったけれど2月まで毎月どこかで上映を重ねてきた。
3月に入っていよいよ15日を越えた。
恐らく3月、4月と上映がない。
その時間をどう過ごしている?
自分は何を思って、何を企画して、何を考えられる?
待つな。
待つことは他力だ。
進め。
ノートでも買おうかなぁ。
なんでもかんでもデジタルよりも。
紙とペン。
映画「セブンガールズ」
公式サイト:http://sevengirls.info/
2019/5/18~24
横浜 シネマ・ジャックアンドベティ:http://www.jackandbetty.net/
■SNS
Twitter:https://twitter.com/7girlsmovie
紹介記事
■girlswalker https://girlswalker.com/archives/180503/
■cinefil http://cinefil.tokyo/_ct/17249763
■Twitter連動企画:下記の赤文字2行を貼り付けて140文字以内でセブンガールズをご紹介ください
PVと公式アカウントのリンクが付いた紹介文がTweet出来ます!
PVと公式アカウントのリンクが付いた紹介文がTweet出来ます!
pic.twitter.com/hv23Ma0t0f
■Facebook連動企画:横浜シネマ・ジャックアンドベティ作品ページにて紹介文募集中!
Facebookにログインしてからご記入ください!