2019年03月12日

風車に向かって叫ぶドン・キホーテを人は笑う

週末からのミッションに早速着手する。
そんなもんうまくいくわけねぇだろうという奴。
なんと言いますか大海に小石を投げ込むような作業。
小さな波紋が起きれば御の字。
波にのまれて波紋さえ起きないのが荒海なのだけれど。

積み重ねればいいのだ。
ひょっとしたらそこだけ小石が溜まるかもしれない。
セブンガールズは小さな石かもしれないけどさ。
転がる坂によってはどこに辿り着くのかわからないさ。
実際にあんなところに辿り着いたのだから。

口にすれば笑っちゃうようなことをしています。
いや、笑われちゃうようなことを。
いいんだ。
いつもずっとそうだったから。

これともう一つやりたいことがあって、それについては全然手が付かない。
簡単じゃないけれど、それでもやろうと決めていて。
そこまで行ければいいなぁと思うけれど。

一応、色々なことが出来るはずなんだからと考えて。
出来ることは全部やって行かないとだもんな。うん。
これはきっと出来る事。
出来ることならやるという選択肢しか持っていないから。
監督はやりやすいほうをなるべく選択していくと思う。
それならばやりにくいことに敢えて足を突っ込んでいくのは自分の役割になる。

セブンガールズの一つの武器はやっぱり製作に自分たちがいることだ。
会社組織であったり、宣伝・配給会社では出来ないことがある。
それはやっぱり会社の看板であるとか、これからの活動であるとかも背負っているから。
でも自分たちにはそもそも看板なんてないようなものだ。
自分がいきなり偉い人の所にセブンガールズを持っていっても、突っ込んでくるダンプみたいなものなのだ。
でも会社組織がそれをやったら、責任まで発生してしまう。
そういう意味で、小回りの利く自分たちという武器をどれだけ最大限活用できるかなのだ。
ある意味、自分にとって最高の駒が自分なのだ。
自分であれば限界なんてない。

どこにだって行けるし、誰とだって逢える。

SNSなんかで時々弱音を書いたりしている人がいる。
もちろんSNSは自由だし、そういうことをしていい場所なのだと思う。
自分もそういう一言にふと反応したりもする。
ただ基本的にはあまりそういう書き込みには反応しないようにしている。
なぜなら、そういう弱音なんかは呟いた時点でほぼ目的が達成されていると思っているからだ。
逆にそれに「大丈夫ですよ」と書いてその人が安心してしまえば、それが救いになってしまう。
何かあるたびにSNSに助けを求めてしまうようになってしまう。
もちろん助けを求めていい場所なのだけれど、その程度のことも!?みたいな人も時々みかけるようになった。

大抵はそういう大したことない弱音みたいなものは皆がスルーしているのだけれど。
恐ろしいのはコメントが入ると、そのコメントが救いになってスルーした人たちが見えなくなる事。
そういう連鎖ってなんというかネガティブだよなぁと感じていて。
そんな人が前向き発言をした時に、実はスルーした人は反応したりするのだけれど。
見えなくなっている人はそんなこともわからずにネガティブのループに入っていく。
駄目だと呟いて、大丈夫を待つ。

特にね。
人の前に立つ人間は、簡単に弱音を見せてはいけないと思う。
いや弱音は見せていいのだけれどネガティブなループにならないように気を付けるべきだと思う。
なぜなら人の前に立つ人は、見てくださる方々に楽しんでいただく、喜んでいただくのが使命なのだから。
観ていただく人から承認してもらいたいという欲望に変わった瞬間、楽しんでいるのは自分になってしまう。
お客様に助けていただくのは、そういう意味じゃダメだろう?って思う。

だから自分は何度も何度もこのBLOGの中でも落ち込んで、凹んで、弱音を吐き続けてきたけれど。
落ち込んだままにはしないようにしてきた。
前向きになる一歩目を踏むところまでこのBLOGには書いて締めるようにしてきた。
それでも文字数の足りないTwitterでは弱音だけみたいになることがあって、励ましてもらったりもして。
そういう時は、全然平気なんですぜ!とつっぱらかることだけは忘れないようにしている。
だってお客様には舞台で、映画館で、何度も助けてもらっているんだもんね。
どれだけたくさんの力をもらっているか。
その上、言葉なんか要求するのは贅沢が過ぎるっていうものだ。

逆にこのBLOGで少しでも誰かの力になったりすることがあれば。
そう願っている。
むしろ弱音を書く時はそういう意味の方が強い。

今、出来ることは限られている。
だから何もしないわけではないのだ。
自分は広大な太平洋に向かって小石を投げている。
それも「うりゃあ!」とか盛大に叫びながら。
滑稽なはずだ。
笑われるようなことをしている。
馬鹿だなぁと言われることを。
落ち込む暇なんかあるか!
弱音は全て、一歩進むためのガソリンでしかないはずだ。


さて。
今日は、クエンティン・タランティーノ監督にメールしてみた。
届くかもわからないけれど。


おしまい。


映画「セブンガールズ」
公式サイト:http://sevengirls.info/
2019/5/18~24
横浜 シネマ・ジャックアンドベティ:http://www.jackandbetty.net/

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posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 04:13| Comment(0) | 映画公開中 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする