東京大空襲があった日に稽古場に向かって、東日本大震災があった日に帰宅する。
そんな日に瓦礫の街の話が稽古場で出た。
73年前と8年前。そして現在。
行きは曇天、帰りは雨天。
稽古中は話をして、それから色々と。
まぁ、なんというかなんというか。
とにかく瞬発的にどんどん提案を出来るかどうかだ。
そこから流れが生まれて、流れの中で形になって、見つかる
提案することを止めればきっと止まってしまう。
受け身になった瞬間にそれは自分の人生が受け身になったことと同じになる。
これは姿勢の問題だ。
考えろ。止まるな。守りに入るな。
途中強烈に眠気が襲ってきた。
一服して保ったのだけれど、稽古が終わって飲み屋に移動したら落ちた。
すぐに目が覚めたのだけどやけに気持ちが悪かった。
酒を飲んで気持ち悪いなんてのはもう記憶がないほど昔の事。
これはなんなのだろう？なんて思いながら少し横になった。
それから少しして起きたら気持ち悪いのは消えていたけれど。
店を出たらすぐにわかった。
その雨粒の落ち方を見て。
気圧の急低下だ。
自分は低気圧だと片頭痛になるというよりも、急変化に対応できないタイプのようで。
急速に気圧が下がると、目の奥がキューっとなってきて、片頭痛になる。
道理でなぁと納得して、店を出る。
帰宅したら簡単な食事を摂って鎮痛剤を飲めば済む話だ。
それに花粉症の皆様には恵みの雨だ。
昨日今日と今週の前半に降った雨でたっぷりと栄養を持った花粉が一斉に飛び交ったのだという。
この雨で大気中の花粉もほとんと落ちてしまったはずだ。
天候一つで色々な視点が生まれる。
自分たちは一つの事象の中からいくつもの意味を見出して選んで切り出すような毎日を生きている。
毎週稽古場に行く。
やることが決まっていなければやれることを考えながら行く。
毎週毎週だ。
それが今日まで続いている。
何十年も。
ミーティングでも稽古でも必ず何かをする。
毎週毎週だ。
例えばそれが思いつきなのだとしても。
稽古から家に戻ればオフになるわけじゃない。
家で準備をするから稽古に行ける。
舞台があれば準備があるし、映画をやっていればそのためのことをする。
8年前の震災の直後の稽古場にも皆は集まった。
この継続が映画製作まで繋がった。
今までのどれか一つでも欠けていたら映画なんか製作出来なかった。
別に誰かに褒めてもらいたくてやっているわけでも何でもない。
恐らくは、映画製作すら中継地点なのだ。
映画製作をしたから出来ることが今度は増えていく。
ここはまだまだゴールじゃない。
節目のような日だ。
今も気圧が下がり続けているのがわかる。
鎮痛剤がまだ効いてこないのか、それ以上に強烈な変化なのか。
雨音が聴こえる部屋の中から。
映画「セブンガールズ」
公式サイト：http://sevengirls.info/
2019/5/18～24
横浜 シネマ・ジャックアンドベティ：http://www.jackandbetty.net/
■SNS
Twitter：https://twitter.com/7girlsmovie
紹介記事
■girlswalker https://girlswalker.com/archives/180503/
■cinefil http://cinefil.tokyo/_ct/17249763
■Twitter連動企画：下記の赤文字２行を貼り付けて140文字以内でセブンガールズをご紹介ください
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