2019年03月31日

提案とリサーチとレスポンス

朝から出かける中、様々なメールが行き交う。
嬉しい連絡、残念な連絡、業務連絡、なんか全ての種類の連絡が来ているように感じた。
それぞれにそれぞれの返信をして、それぞれにそれぞれの共有もして。
なんというか、今日一日に起きたことが多すぎてうまく整理がついていない。

最近はメールの返信がメッセンジャーだったり。
メーラーで一目で確認できないことも多くなった。
それでもやっぱり大事なことはメールでのやりとりがメインになる。
重要なことは履歴として安全に記録されるという事もある。

日によっては一斉メールで皆に連絡をする。
お知らせのこともあれば、返信を求めることもある。
返信はなるべく簡潔に出来るように、2択ぐらいにしてお願いをする。
もう可否だけ返してくれたら・・・という感じにする。
それでも返信がない場合もあるし、質問が帰ってきてしまったりもする。
可否の返信には基本的に誰にも自分から返信への返信はしていない。
後から、可否の連絡をまとめるときに、返信の返信が続いたりすればわからなくなったりするからだ。
何せ20人以上からの返信があるから、それがごちゃごちゃになれば何もわからなくなる。
どうもキャリアメールか何かで同じスレッドに入ってくれない時もあって意外に混乱する。
そういう連絡事項がいくつか重なると、別のメールの返信で可否が帰って来ちゃったりして。
結果的にどの件に対する可否なのかもわからなくなったりする。
そういう時はもうスマフォでは全然ダメで、PCでまとめないと悩みの森に突入していく。

メールで連絡して中継地点でLINEに切り替わったりもしている場合があって。
その場合はその中継地点以降はLINEで返信が来る。
仮にメールでもらっても、同じスレッドに入らないのだろうし。
こればっかりはもう仕方がない。
そもそもPCからメールを送れないアドレスしか持っていない役者もいて。
Gmailを持ってくれとお願いしているけれど、聞く耳も持っていないという・・・。
まぁでもそれはそれで仕方がない。
持ちたくないというのに持てとも言い切れない。

普通にビジネスの世界のメールでも起きていることなわけだけれど。
映画の製作さんやプロデューサーという仕事はつくづく大変な仕事だよなぁと思う。
メールを送っても返信がない場合があるけれど、だからあまり気にしていない。
忙しいのはわかっているし、伝えることをが伝わっていたらそれで問題ないからだ。
後からその話になることもあるし、早めに返信しなくてはならないものにはちゃんとくれる。
仕事の9割が連絡のような仕事だってあるはずで。
そう思うとなんというか大変な仕事だよなぁと思う。
一斉メールと言ったって、相手は一人一人なのだから。

ビジネスライクなメール、クリエイター同士のメール。
色々と混在していく。
ビジネスなメールマナーもあるし、クリエイター同士だとそれは堅苦しくなる。
なるべく簡潔に短いメールにした方が良いケースと、長くてもしっかり書いた方が良い場合もある。
履歴として残すために、注意事項を列記しないといけない場合もある。
自分にそれが全て完璧に出来る能力があれば!と歯噛みしてしまうよ。
今日は今日で、2019年の・・・と思っていたら、19日って書いてた。
日付を間違うなんてナンセンスすぎる。

様、さま、さん。
敬称も使い分けて。
混乱していく。

その混乱したメールが収束していく。
最終的に一つの物になって形になる。
ある日突然メッセンジャーに切り替わって深くやり取りをしたり、電話をしたり、打ち合わせをする。
全ての情報が集まった時に、それまでの雑多な連絡が一つの形になったことを知る。
体が震えるようなことが起きたりもする。

どんなことも最初の一歩は雑多なのだ。
もう提案とリサーチの繰り返しなのだから。
決定がないまま進んでいくのだから。
面白い!それだけで進むことだってあるのだから。
でも知っている。
そのほとんどがボツになるようなことだったとしても。
必ずどこかには辿り着くのだ。

一日かけて色々なメールのやりとりをして。
嬉しい知らせも、残念な知らせも、業務連絡もあって。
それをしながら一日セブンガールズのことで動き続けていて。
そういえば今日という一日も、何をすればいいかわからない所からスタートしたのだなぁなんて思い出した。

笑顔を思い出す。
とあるタバコ屋のおばあちゃんの笑顔。
今日出会った全ての人の笑顔が素敵だった。
けれど、そのおばあちゃんの笑顔はちょっと特別だった。
あんなに幼い笑顔を出来るだろうか?自分は。
情報の波の中で、この週末はのたうち回るのだろう。
けれど、まずそこが過ぎたら。
まるで子供のような無邪気な笑顔をしたいなぁ。

明日の稽古終わりはなんだか色々な感情が渦巻いていそうで自分が怖いぜ!

面白い道を進む!
その「面白い」と思えることの幅が増えているのだ。自分は。
いつの間にだろう?
ちょっとしたミスぐらいなら、なにぃ~!と笑えるようになったのは。

行ける。
更に自分で自分を追い込んでいるけれど。
そう思っている。


映画「セブンガールズ」
公式サイト:http://sevengirls.info/
2019/5/18~24
横浜 シネマ・ジャックアンドベティ:http://www.jackandbetty.net/

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2019年03月30日

半年前の自分よ

2018年9月29日に公開して半年が過ぎた。
月によって日数が違うし2月が入ってるからちょうど半分というわけじゃないのか。
いや、そもそも365は奇数なんだからちょうど半年という日はないのか。
それならやっぱり半年でいいのかもしれない。

K'sシネマで公開した時に半年後も上映を控えているなんて考えていただろうか?
上映したいとは思っていたはずだ。
それでもどうやって続くのかどうやって広がっていくのかもわかっていなかった。
K'sシネマでのスタートは前売販売から好調でその先はどうなるかもわからなかった。

それからUPLINK渋谷、シアターセブンと上映が続いた。
3つの映画館で出会ったお客様がたくさんいてリピートしてくださるお客様が出てきた。
そしてリピートされたお客様が口にされた言葉が、2回目の方が泣ける!という言葉だった。
そんな言葉が聞こえてくるようになってから、セブンガールズは上映期間が一気に伸びたように思う。

実際、自主映画では上映に辿り着くのは半数と言われているのだという。
その上、上映が続くなんてことはそれほど多くの作品では実現しない。
今も上映を控えているというのは殆ど奇跡のようなものなのかもしれない。
多少でも話題になったり、噂になったり、動員が続かないと映画館に読んでもらえないのだから。

けれどそこを見ていても仕方がない。
もっとたくさんの映画館で上映出来ている作品だってある。
もっともっと話題になっている作品だってある。
ミニシアターや単館系を好きな映画ファンでもセブンガールズを知らない人がいる。
まだまだまだまだ出来ることがあるはずのままだ。

実は公開前にこんなことを話していた。
映画公開という名前の劇団の宣伝だと思われたら厭だねぇ・・・という話。
もちろん映画を公開することで劇団の名前が自然と広がっていく。
でもそれが目的で公開するのでは結局やっていることがなんなのかわからなくなる。
セブンガールズという映画の上映を成功させるという目的で進みたいと強く願った。
それでも、やっぱり良い劇団の宣伝になりますね!なんて映画の世界の人に言われたりもする。
セブンガールズも映画の世界の話だぜと思っているのだけれど。
最初は厭だったけれど、最近は特に気にもしなくなった。

小劇場の世界もそうだけれど。
ミニシアターの世界も想像以上に狭いんだなぁと最近感じたりもした。
大きな力がなければ助け合うしかない。
どんどん横で繋がっていく。
国内の映画祭などの出展で知り合いにもなっていく。
セブンガールズはもちろんそんなミニシアターの世界の横の繋がりにはまるで触れていない。
演劇畑に致し、若い監督たちと違って、監督は芸能の世界ではベテランでもある。
出演している自分でさえ、出会う人が皆はるかに年下の方たちばかりなのだ。
だから横の繋がりで鑑賞に来る映画関係の方々はとても少ない。
あれは違うから・・・と思っている方だっているかもしれない。
それでも出会った方の中にはそんな垣根なんか飛び越えて見に来てくれると約束してくれたりして。
自分たちは演劇の世界で20年もいたのだけれど、少しだけ映画の世界になじませてもらえてるなぁと感じたりもした。

映画の世界で、ちゃんと映画の上映として頑張る。
劇団の知名度とかそういうことじゃない。
セブンガールズという作品をより多くの人に届けていく。
たったそれだけのことだけれど。
それが毎日続くほど奥が深く広く遠く果てしないものだとわかる。
最初から分かり切っていた知名度の低さを、忘れたかのように悔やんでみたりもする。

知らなかったことだらけだったけれど。
どんどん色々なことを知っていく。
わからなかったことだらけだったけれど。
どんどん色々なことがわかっていく。
何も知らずに走っていた自分は。
色々なことを知ってもまだ走れるかい?

キリキリとしながらそれでもやるのである。
やれることは全てやるしかないのだ。
なんにも変わらない。
成瀬の衣装を着たまま電動ドリルを持って走り回ったあの日から。

若き日、根拠なき自信だけを頼りに、何もわからずに演劇に飛び込んだ。
無知がゆえに最強だった。
恐いものなんて何もなかった。
舞台に立って人に見られることがあれほど立ち竦むような場所だとも知らずに。
全てを知って、そこからだった。
苦しい厳しい道をそれでも進むことが出来るのかどうかは。

半年前の自分よ。
公開することに打ち震えていた自分よ。
お前はそれから色々なことを知る。
悔しいことも何度だってやってくる。
苦しい日だって。
けれど、その何倍も、何十倍も嬉しい日もやってくるぞ!
苦しさも知る。喜びも知る。
若くないけどな。

もっともっとたくさんの人に届けるのだ。
そのためにあとは何が必要か、もっともっと考えるのだ。
根拠がないことが分かろうとも。
いや
経験を今度は根拠として。

もっともっと先まで。


映画「セブンガールズ」
公式サイト:http://sevengirls.info/
2019/5/18~24
横浜 シネマ・ジャックアンドベティ:http://www.jackandbetty.net/

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2019年03月29日

憧れた人

ショーケンの訃報・・・。
全身が痺れた。
内田裕也さんの時も驚いたけれど・・・。

中学か高校か。
とにかくガキの時に自分は出会った。
夏休みの深夜に「水のないプール」が放送していた。
内田裕也という人を見て、なんだこれは!?とびっくりした。
そのまま連続だったか連夜だったかも覚えていないけれど。
「コミック雑誌なんかいらない」も観ることになった。
完全に自分が思う「映画」というものも「俳優」というものもぶっ壊れてしまった。
なんだか、とんでもないものがあるぞ・・・と気付いた。
その後、「台風クラブ」を観て、もう一度ひっくり返った。

なんだか飢えるようにそんな映画を探していた。

それからそんなに間が空いていなかったと思う。
NHKで若手のディレクターに映像を撮らせるというような企画があった。
「ネコノトピアネコノマニア」
主演は真木蔵人さんだったと思うのだけれど。
とにかく自分の脳裏に焼き付いたのはショーケンだった。
目の前に本物がいると初めて感じた。
瞬間的に自分は俳優になると決めていたと思う。
高校時代にショーケンのCDを買った時は同級生になんでだよ!と突っ込まれた。

一人暮らしをしてから、傷天も前略もビデオを全巻借りて見た。
「いつかギラギラする日」を映画館で見てドキドキした。
「渋滞」という映画を観てそのラストシーンで初めて映画館で号泣した。
2時間ドラマの豆腐屋のやつも欠かさず見たな。自転車でとんでもない替え歌を鼻歌で歌うんだ。
明らかに自分の中で俳優として特別な存在だった。

さよなら!

そうとしか言えない。
不思議な気持ちだ。
明らかに青春時代のまだ何物でもなかった自分に光を見せてくれた人なのに。
将来、何をやりたいかもわからなかった自分に道を教えてくれた人なのに。
すごく悲しいかと聞かれたらそれも違う。
悲しくないのかと聞かれたらそれも違う。
なんというか最期までショーケンでいてくれたという感謝の気持ちばかりだ。

あの感じは頭の中にこびりついていて。
多分、自分の色々なものに影響している。

よし、じゃあこれからお前は何をするんだ?と自分に言い聞かせて。
数日悩んだカウントダウン企画を結局スタートさせた。
全50本のWebCMを企画製作して毎日公開して行く。
Instagramだけは、登場人物紹介中だからそれが終わって45からだけれど。
色々と企画ものとかで映像で遊んできて、様々なSNSでの映像についても勉強した。
色々な種類で楽しんでもらえたらいいのだけれど・・・。

これはいわゆる猫動画で拡散!とかとは種類の違うもの。
偶然目にした人に印象が残るような方向のものになっていくつもりだけれど。
そもそも50本ものアイデアが本当に出てくるのかもわからない。
監督が撮影してくれるものもあるから、それと合わせてだけれど。
どんどんひねり出していかないと、すぐに止まってもおかしくない。
途中で気付いた人が、遡って全部観てみるみたいなことだって起きるようなものだ。

だって自分は幸か不幸か出会ってしまったのだ。
水のないプールに横たわる男に。
血まみれの包丁を持った犯人を突撃取材する男に。
心の優しすぎるダメ人間に。
父をただただ見つめる男に。
ショーケンに。愚か者に。

悲しむんじゃなくて、さよならをして。
そして自分も鼻歌交じりに自転車をこぐのだ。
あっけらかんとさ。

やれるかやれないかを考えていたら、セブンガールズは完成しなかった。
やるかやらないかだから。
だったら、やる。

まだセブンガールズを知らない皆様が興味を持って。
もうセブンガールズを知っている皆様が楽しみに待ってくれる。
そんな企画を1か月ぐらいずっとずっと考えてきた。
50本もあれば好き嫌い、良い悪い、色々とあるだろうけれど。
好きだなぁとか、良いなぁというものがあったら、どうぞ、拡散してやってください。
嫌いだなぁっていうやつは放置してくださって構いません。

さて。
どうなることやら。


映画「セブンガールズ」
公式サイト:http://sevengirls.info/
2019/5/18~24
横浜 シネマ・ジャックアンドベティ:http://www.jackandbetty.net/

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