前日とは打って変わって朝から好天。
小春日和。
週末に本当に雪が降るんだろうか？という日だった。
一週目後半の中日。
天気が良いことはとても良いことだ。
天気関係なく、立ち見が出るような大ヒットならば問題はないけれど。
セブンガールズってタイミングが合ったら観に行きたいなというお客様にとっては大きいことだ。
とは言え平日のド真ん中。
どのぐらいの動員かはまったく読めないのも同じ。
UPLINKのように、座席表を目で観ることだって出来ない。
行って扉を開けるその瞬間まではわからないのだから。
待ち合わせ場所に行く。
基本的に俳優が二人、カメラが一人。
監督がいる日はそれにもう一人追加で３～４人。
監督がいるから4人で打ち合わせた。
・・・と言っても、前日までの打ち合わせとは少し違った。
テーマに沿って話すのではなく、監督に質問する形式の日だからだ。
実際の導線や、話さなければいけない事などの確認だけで済む。
確信犯的なキャスティングの日だけれど、はまるだろうという安心感しかなかった。
場内から今日もテーマ曲が聞こえて拍手が聞こえた。
場内に滑り込むと、やはり前日よりも多くのお客様がいらっしゃっていた。
胸をなでおろす。
どんなに平日でこれだけ入ればと言われたところで、自分の動員目標は高い。
高すぎると言われるけれど、高すぎる目標じゃなければ意味がないから。
もっと、もっと、そう思う。
今日も初めてのお客様が数多くご鑑賞してくださった。
今日のお客様は本当の口コミの方が多かったように思える。
いわゆる知り合いに聞いて・・・という方や、ご友人と一緒に来た方だ。
不思議なことだけど、SNS経由の方が多い日など偏りがある。
天気や曜日に因果関係があるのかもしれない。
年齢層や性別、職業別にと細かく分類していけばきっと色々な答えが出るだろう。
場合によっては最終日前日になるはずだったけれど一週間の延長で来週の傾向を多少は読めるだろうか？
最終日までどんどんお客様が増えていくことこそ理想なのだけれど。
やっぱり噂が噂を呼んでというのが一番大きい。
観てすぐに話した内容の方が熱気も伝わりやすい。
だからこそ、2週間以上の期間が本来必要なんだよなぁと思う。
前日までの登壇イベントとはまるで違う空気感になる。
しっとりとゆっくりと対談するのが下北沢トリウッドの登壇のテーマだけれど。
この日は笑いに包まれる日になった。
もちろんこの日だけはそういう想定で最初から組み立ててあった。
今日までの全ての登壇の中でも一番笑い声が出たんじゃないだろうか？
しっとりと話す良さもあれば、こういう良さがあっても良い。
そして、これは来週の最終日への前振りにもなってくる。
帰宅して写真を整理したり、細々と作業を重ねていく。
明日は自分の登壇だ。
実は下北沢トリウッドでは、当初、自分の出番はないつもりだったけれど。
色を付けていく段階で、適任者を考えているうちに自分になった。
どんな対談が出来るだろう？
今から楽しみにしてくださったら嬉しいけれど。
場合によっては最終日になるかもしれなかった日。
週末の金曜日。
下北沢の金曜日は眠らない。
毎週金曜日にバンドリハをしていた自分はよく知っている。
人がいなくなる時間帯がない。
どこかの飲み屋から声が聞こえるし、バンドマンの打ち上げをやってる。
始発のホームには想像以上の人がいるのが下北沢の金曜日だ。
もしかしたら、上映後に呑みに行くお客様もいらっしゃるかもしれない。
金曜の夜の飲み屋で知り合った人さえいる。
昔ほどではないにせよ、今だってそれほど変わらない。
ご友人を誘って、映画を観てから少しアルコールをなんていう最適な日の一つだ。
・・・いつだったか先輩の舞台の音響を手伝っていた時、呑みにつれていかれて。
気が付けば電車もなくなって、真夏だったから、そのままスズナリの前で寝たことがある。
ああなってくると、もう24時間芝居の事ばかり考えていたんだろうなぁと思う。
目が覚めて、そのままスズナリに小屋入りしたのだから。
あの頃から下北沢という街のイメージは自分の中であまり変わっていない。
今日、お客様がトリウッドの近くのラーメン屋さんを紹介するツイートをしてくださった。
面白いなぁと思った。
出演者おすすめのお店を、SNSで紹介しても良いかもしれない。
下北沢という街を紹介しようと思ったら、きりがないぐらいなのだけれど。
三連休前の金曜日。
三連休には、滅多に登壇しない人もやってくる。
珍しい組み合わせもある。
ひょっとしたら、雪もちらつくかもしれない。
そんな三連休前にどんな金曜日がやってくるのかな？
ついこないだ名古屋にいたのに。
セブンガールズと共に歩んでいる。
