去年の9月29日に公開してようやく公開50日を迎えることが出来た。
上映のない日もあったけれど、ここまで上映が続くなんて全員が信じていただろうか?
もう上映できないかもしれないと何度か頭をかすめたんじゃないだろうか?
大丈夫!次は決まるからと言い続けていた時期を思うと胸に来る。
このまま100日でも200日でも続けていけたらいいのに。
いつだって綱渡りで、明日を探し続けて、ヒリヒリし続けるのだろう。
応援してくださる方がいて、今の自分たちがあることを忘れてはいけない。
応援してくださる方の熱を、いつだって自分たちは越えていかなくちゃいけない。
50回もやれたと振り返るのではなく。
もっともっと、一人でも多くの人に届けたいという熱がきっと大きな熱になって返ってくる。
そう信じて一歩一歩だった。
第二週の登壇イベントを組んで連絡をする。
いつもは連絡して、その返信を待ってから出演者に連絡しているのだけれど。
上映開始後に早速、下北沢トリウッドさんがSNSで発表してくださっていた。
初めてのスピード感に戸惑いながら、ありがたさが身に染みる。
予約が出来るのだから発表は早ければ早い方が良い。
下北沢トリウッド最初の平日。
前日の日曜に大きな反省をしたのだけれど、想像以上にお客様が来てくださった。
胸をなでおろす。
もちろん安心できるわけではない。
第一週の後半戦が控えているのだから。
下北沢トリウッドは最前列の席と登壇スペースの距離が非常に近い。
自分たちのフィールドである小劇場のそれよりも近いんじゃないだろうか?
立って話せば最前列は常に見上げて首が痛くなってしまう。
人数が多いと圧迫感が出てしまう。
スペースを考えて高い椅子に座っての対談がベストと考えたのだけれど。
三日目の今日にして、やっぱり間違っていなかったと確信する。
マイクなしで普通に話しているだけだけれど、スペースにマッチしていることが良く分かった。
監督が入る日は3人、いない日は2人。
自分がいる日は3人でもいいと今も思っているのだけれど、初の2人の登壇で確信に変わった。
3日ともだけれど、物語上、作品を観る前に知らせるわけにはいかないネタバレに踏み込むトークが出てくる。
動画撮影をUPLINK渋谷で続けてきて、お客様が公開してくださることで盛り上がり続けてきたけれど。
ここに来て動画禁止でのネタバレトークに切り替えるのは、実は勇気がいることだった。
何か足りないと感じてしまったら・・・とどうしても心配してしまう。
上映開始時刻が良い時間を頂いたおかげで、ゆったりと喋るイベントにすることが出来た。
そして、このテンポのトーク、この長さのトークであれば、やはり対談になるんじゃないかと思っていた。
下北沢トリウッドに入ると、UPLINK渋谷で鑑賞してくださったお客様は一瞬驚くかもしれない。
それはスクリーンの大きさが、2周りぐらい小さく感じるからだ。
あれ?って思うかもしれない。
けれど、実はスクリーンが小さければそれだけこんどは高精細になってくる。
引き延ばされていない分、精細感が確実に上がる。
自分が編集していた時のモニター画面に一番近い映像を楽しんで頂けると思っていた。
それと同じことをお客様に言っていただいて、安心する。
細かい場所までよく見える映画館ですねぇと。
そう、そういう映画館によっての面白さがある。
休館日だから明けて今日の上映はない。
けれど、夜間にラジオの生放送がある。
こちらはどんな話をするかミーティングすらできない。
映画を観てくださったMCさんが何を聞いてくるのか出たとこ勝負だからだ。
自分から提案するわけではない受け身だから、リラックスして挑めれば。
まぁ、楽しみにしていればいい。
50回の上映を終えて、新しいスタートになると自分は思おう。
51回目に向けてのスタートとしてのラジオ生出演だ。
最近はネットやアプリで、全国のFM放送が聴ける。
だから思ったよりもたくさんの人が聴いてくださるかもしれない。
良き放送になるといいなぁ。
UPLINKで初めて来てくださったお客様で、今日、もう一度来たと言ってくださったお客様がいらっしゃった。
出演者の知り合いでも何でもなく、観に行った知り合いのTweetを観て、足を運んでくださったそうだ。
中にはたまたま知り合いから話を聞いてという方もいらっしゃる。
小さな小さな映画だけれど、そんな小さな小さな繋がりが支えてくれている。
観てくださった方の、たった一言が、新しいお客様に繋がっている。
セブンガールズはまだまだその力を持っている。
同じ下北沢トリウッドで話題作を観たお客様が驚いていた。
すごいことですよと、自信と勇気をくださった。
胸を張れ。
胸を張って明日もセブンガールズのことを口にするのだ。