稽古場に行く。
稽古場に並んだ名古屋土産。
お客様から頂いたお菓子が並んだ。
説明すべきことを説明していく。
自分がどんなことを考えて、どんな動きをしていて、どんなヴィジョンなのか。
何度だって理解して共有できるまで説明していくつもりだ。
自分の中で何が重要なことなのかそれは伝え続けていくしかないことだから。
この映画は全員で進んでいくもの。
その上で、更に皆にやって欲しいことの提案もする。
途中、活発に意見が出たことはポジティブなことだと思っている。
更に広く広く入口を拡げていく方法や可能性があったら皆でアイデアを出し合おうと伝える。
久々に体を動かす。
空いている間に、かつて何度もやったことを。
体はしっかりと覚えている。
うまくいけばいいなと思ったら。
監督から提案があってペンディング。
来週に持ち越しになったけれど、クリエイティブに更に良くするアイデアなら万歳だった。
監督はアイデアの宝庫だけれど、こちらからのアイデアでいつも活性化する。
こんなことも出来ますよというのは、これからもどんどん提案しなくちゃいけない。
どちらも同じだけれど。
自分の足で歩くのが、セブンガールズのやり方なのだ。
どんどん自分からすすんで。
そこから何が起きて、何に進むかなんて誰にもわからない。
今日提案した幾つかが別の何かに育てばそれで良い。
下北沢に稽古場から移動する。
集合場所に行ってミーティング。
一つやるべきことを失念していた。
これは謝罪しなくてはいけない。
下北沢の街はあんなに人が大勢いたのに。
日曜の20時を過ぎた辺りから人がほとんどいなくなった。
確かにそうだった。
日曜の夜の下北沢は特別な時間帯だと思う。
演劇人たちは撤収作業に入り、飲食店も早めに終わる店がある。
よほど平日の夜の方が活気があったりするのだ。
急に不安になってくる。
映画館に移動する。
不安は的中する。
前日の初日に比べて、動員が大きく減っていた。
大反省。
落ち込むだけ落ち込んで、トイレで喝を入れる。
例え動員が落ち込んだ日でも、そこにはお客様がいらっしゃる。
そのお客様に全力でお届けするのが自分たちがやるべきことだからだ。
そんなことを考えていたら場内から大きな拍手が聞こえた。
今日もご来場いただいたお客様が映画を観て拍手をしてくださった。
体が熱くなる。
お客様はきっとたくさん期待してくださっている。
場内に滑り込んで、カメラマンに徹していた時。
下北沢トリウッドの上映期間が15日までに決定した。
最終日未定のままで、一週間の可能性もあった。
未定のままで不安だったのだけれど、二週間でとなった。
カメラを手にしたまま登壇している監督のそばに移動して、アナウンスをお願いした。
15日以降は恐らくすでにスケジュールが埋まっているので延長はないだろうけれど。
二週間になったことは大きいことだ。
この町で二週間上映を続けることが出来る。
監督が二週間になったことをアナウンスすると場内から大きな拍手。
登壇メンバーも顔を崩した。
ロビーに出ると気持ちが切り替わる。
この二週間で、どんどんお客様が増えていかないといけないぞ。
さあ、何をする?何が大事だ?そんなことを考えていたら。
何人ものお客様から、二週間おめでとう!と声を掛けられる。
複雑な気持ちが少しありながら、こうして喜んでくださるお客様の顔に救われたような気分になった。
もし二週間だったら三連休にとお願いしていた吉田トオルさんに最終確認をして。
Twitterで第一報を。
久々に音楽の吉田トオルさんの登壇が決定した。
ピアノはないけれど。
自分が聞いてみたい「あの話」をしてくれたらなぁと思っていたりする。
さあ、第一週前半は明日だ。
明後日は上映がない。
明日の二人は実は大勢での登壇以外で一緒に登壇したことがないんじゃないだろうか?
どんな話になるのか楽しみだ。
驚くほど速い。
この二週間はあっという間に過ぎていくぞと覚悟した。
もっと。
もっと。
自分の中からアイデアが出てきたらいいのに。
帰宅するとラジオ出演の詳細の連絡が届いていた。
どんどん進んでいる。
スピードに飲み込まれるな!