名古屋での舞台挨拶の発表が出来た。
当初、上映プログラム上、流石に登壇イベントは厳しかったのだけれど。
いや、それは今も厳しくて、セブンガールズ上映後、次の作品の開映予定時刻まで11分しかない。
それももし予告がないのであればという条件付きだ。
招待されているわけでもないのに押し掛けてプログラムに迷惑をかけるわけにもいかない。
それはそれで、致し方のないことというか、むしろ当たり前のことなのだと諦めてもいた。
ただもしご挨拶というか、お見送りだけでもという希望が監督をはじめあって。
名古屋シネマテーク様にお見送りだけでもさせていただけたらと連絡していた。
実は、お見送りするスペースがむしろないということで提案をしていただけた。
それが、短い時間ながら簡単な舞台挨拶と、ロビーでのサイン会だった。
そこからが実はとってもパズルというか、組み合わせが難しくて、困ったのだけれど・・・。
ロビーでのサイン会の最適な人数を確認して、移動手段などの確認をして。
どうしたらいいのか、組み合わせていった結果だ。
自分はどうにでもなるけれど、日帰りのメンバーや、車移動のメンバーもいる。
結果、初日と二日目に、名古屋にも行くことが決定した。
月曜以降の平日が可能化も検討したけれど、結果的に二日間に収まることになった。
自分がどうやって移動して、どこにどうするかは、まぁ、決めきれてすらないのだけれど。
行く以上は、やはりその土地の行くべき場所に行こうと思っているけれど。
名古屋の皆様にも挨拶出来たら。
そんな思いが今回は実現することが出来た。
もちろん、それ以降も必ずと約束できるものではないけれど。
監督は可能なら観てくださる全ての方に挨拶したいと願っているわけで。
でも、それが出来る場合と出来ない場合があることも今回はっきりとわかった。理解した。
セブンガールズは、映画という媒体を通じて、心を繋げていく作品なのだと改めて思う。
そして昨日の決定から、即翌日の情報解禁まで出来たことも嬉しい。
他にもいくつかのラインがあって同時進行で動いている。
うまくいっている事、そうでもない事、下北沢の事。
次から次に矢継ぎ早に進んでいく。
確実な決定が出ないと皆にも連絡しようがないけれど、皆に共有したいなぁという件がたくさんある。
ビジョンを持って。
そして同時に、具体的な目標を一つずつ組み立てていく。
書面化した企画書は、想像していたよりも、様々な人にセブンガールズのこれからの共有イメージを作ってくれた。
なんの成果を生み出しているわけではないけれど、小さくてもうねりのようなものが生まれていく。
果報は寝て待てというけれど、寝る前にやるべきことがあるという事だ。
人事を尽くして天命を待つってやつだ。
ただ待つのではなく、尽くしたと言えるまで、やれることをやりつくすのだ。
見返りがあろうがなかろうが、それ以外にやれることなんかないのだから。
それにしても。
なんと幸せな作品だろう。
この企画そのものを当初から応援してくださっている方がいて。
その方からのご提案には息をのんだ。
全てを実現できるか、どうなるのかもわからないままだけれど。
誠意をもって対応しなくてはいけない。
本当に色々な皆様の応援を頂いている。
SNSの中で応援して出さっている皆様もいらっしゃるし、それ以外にも。
自分がほんの一歩踏み出せば、その先の数歩を後押ししてくださる方がいる。
素晴らしい出会いのセッティングをしてくださった方がいる。
そんな一つ一つを受けながら、自分の中から湧きだすアイデアの泉を枯らさないようにする。
一つ声を頂いたら、その声を何倍にして返せるような準備をしておく。
もっともっとひらめけ!面白いことをやっていこう!!
なんだろう?
自分はやっぱりこんな風に宣伝や企画をしながら。
どこかエンターテイナーな面があるかもしれない。
何か一つ発表するにも、ほんの少しのサプライズや、ほんの少しの楽しさを添えたくなる。
日常ではサプライズなんかそんなに好きじゃないし、なんにもしないのにね。
名古屋の舞台挨拶だって計算したわけじゃないけれど、一度出来ないと言ってからの発表になって。
なんというか、追ってくださっている方が驚いたり喜んだりするような。
そんなことをやってしまう癖がある。
下北沢の発表も突然、さらりと口にしたり。
セブンガールズは、なんというか、考えられないようなあり得ないカードを引いてきた。
お借りしたロケ地にしたってそうだし、家具を頂いた朝陽館だってそうだった。
上映を開始してみれば、JR初の運転早期終了があったり、UPLINKのシステムメンテナンスが重なったり。
とにかく、何かすれば、何かが起きる。
不思議な運命を背負っているとしか思えない。
企画段階から、製作段階から、撮影から、編集から、海外から、上映まで。
何も起きなかったフェーズが一度もないのだから。
どこに行きつくのだろう?これから何が起きるだろう?
さあ。
どんどん進もう。
なんだったらラインを増やしていこう。
まだまだこれからだ!