正月休みを抜けて一気に動き始める。
各上映会場に確認することもまとめておいて確認したり。
正月に文書化しておいた自分なりのこれから進む道も動き始めた。
どこまでうまくいくのか。
どこまで自分がやれるのか。
わからないし、なんにも見えないことだらけだけれど。
それでも、着実に進み始めているし、動き始めている。
残念だったことは、1月26日からの名古屋シネマテークではプログラム上登壇イベントが出来ないことだ。
1月の全体のスケジュールが出た時点で、セブンガールズ上映の前後の時間を確認して、厳しいとは覚悟していた。
1スクリーンで5作品以上、上映しているし時間帯次第だろうとは思っていたけれど。
基本的には舞台挨拶などは映画館が招待してくださるもので。
シアターセブンは、むしろ予定していなかったのに出来るようならと押し掛けたようなものだ。
1週間1回ずつの上映では、当然、舞台挨拶招待なんてしたら赤字になってしまうから出来るわけがない。
同じ時期にいくつかの映画館で上映していれば移動費をまとめることも出来るかもしれないけれどそれも出来ない。
それでも、実家が近かったり友人の家があったりする出演者がぜひ行きたいと言って、大阪まで行ったのだから。
ただ今日までずっと夜の時間帯の上映だったから、昼間の上映というのもしてみるべきで、ありがたい時間帯だった。
そんな時間帯に上映していただけるのだから、むしろ、これは当たり前のことなのだ。
これから先も、セブンガールズがどこかで上映されていて、離れた東京にいるという事はきっと起きる。
ずっとここまで舞台挨拶を続けてきたこともあるから、最初は腹が痛くなるほどストレスだった。
ガッカリしてしまう人がいるんじゃないかなんて、考えてしまう自分がいた。
けれど、それは驕りなのかもしれない。
何処まで行っても登壇もイベントもおまけでしかない。
あくまでも、上映の本番は、映画なのだから。セブンガールズなのだから。
自分たちは舞台俳優をずっとやってきたから、自分のいないところで上映される感覚がどうしても掴めないままだ。
けれど、それは映画では普通のことだから、当たり前の事なのだから。
実はお客様に、イベントが毎日あるけれど、これを当たり前と思っちゃいけないですよねと言われたことがあって。
お客様にとっても、イベントは特別なおまけなんだという意識が薄くなりそうですと聞いたりした。
それで、すみませんだなんて、殊勝なことを言われて、かえって恐縮してしまったのだけれど。
そのぐらい、セブンガールズにイベントは当たり前という雰囲気が既に出来ているんだなぁと気付いた。
自分は映画を観に行って、舞台挨拶を観たことなんか、試写会以外に一度もない。
そんな感覚さえ忘れていたことを思い出した。
きっと、これは大事なことで、これから登壇する時も絶対に驕ってはいけないのだと思う。
観に来てくださっているのは映画であって、登壇ではない。
プラスアルファで楽しんで頂ければという思い以上のものは必要ないはずだ。
調子に乗っちゃいけない。
お客様に楽しんで頂くのは映画そのもので、お客様に感謝する気持ちは変わらないのだから。
・・・自分は完全に名古屋にも挨拶に行くつもりだったから梯子が外れた気分でもある。
一方で下北沢トリウッドでは上映時刻が19時からということもありイベントが可能になった。
これについても、UPLINK渋谷とは会場の持つ制約などが違うから考えなくてはいけない。
他にも諸々、確認が必要な部分がハッキリとしてきた。
皆にも連絡を回して、共有していく。
そういった確認事項とは別ライン。
セブンガールズをここからどうしていくかというような大事なことも同時にスタートした。
独りよがりになってしまうかもなと思っていた自分の中で考えていることの文書化もやって良かった。
プロデューサーをはじめ、監督や他にも連絡を取っていく。
連絡の基本的な部分にどんなことをやっていきたいのかというのがあれば、話が早かった。
面白い偶然もあって、同時に同じことを依頼されたりもした。
何が起きるかもわからないけれど、ヴィジョンがあるとないとでは推進力に違いが出る。
自分は、常にセブンガールズという映画が進む道の中で推進力そのものであり続けた。
自分が止まってもきっと、誰かが動き出すのはわかっていながら。
それでも、自分がどんどん前に進むことこそ、この映画に推進力が生まれるのだと信じてきた。
帰宅して、早速、いくつかの作業を始める。
やることはいくつかあって、その重要度、順番もある。
まずはこれからだなと思う作業を実行したけれど。
あとどれだけの時間がかかるのかもちょっと見えないような状況だ。
まぁ、いいさ。いつものことだから。
稽古場で皆にはさらりと説明したけれど、まさか翌日にすでにその作業に入ってるとは思わないだろうなぁ。
でも無駄な日なんか1日もない。
全部を生かして、全速力で進む。
これが済めば印刷物かな?
いや、リストアップなのかな?
まぁ、とりあえず、ここからだな。
今日決定したことのもう一つについてじっくり考えるのはまだ先だ。
冷静に、じっくりと、丁寧に考えないといけない。
さあ。
また一歩ずつ前に進むしかない。