2018年12月29日

抗えぬ睡魔と繰り返すイメージ

世間的には長くても今日が仕事納めだったんじゃないだろうか。
その前日の人も多かっただろう。
セブンガールズは27日で年内の上映を終えた。
自分も本日、様々な形で様々に納めてきた。
映画館も年末年始に休みになる場所も多いだろう。

と言いつつ、もう次に向けて動き始めている。
必要なデータの準備と送信、宣伝物の納品について。
セブンガールズについての準備はまだ続く。
キャッチコピーキャンペーンの動画の編集にも入らないとだ。

そう思いながらも、何度も襲ってくる睡魔に抗う事の出来ない日だった。
普段は睡魔も乗り越えて行動できるのに、上映がないというだけで緊張が一つ抜ける。
寝ては起きて、起きては考える。
その繰り返し。
さて、明日はどうするか。

ふと落ち着いて考えたのだけれど。
そういえば、UPLINK渋谷の打ち上げをしていない。
「これから」というテーマで登壇したから、余計にそういう気分じゃなかったのもある。
これからがあるとはいえ、自分の中でけじめとしてビールのいっぱいでも飲んで良かったかもしれない。
とは言え、年末年始の休みに入って、今、皆を呼び出すのもどうかとも思うしなぁ。
家の用事だってあるだろうし、自分にもある。
まぁ、打ち上げないまま、反省に入っても良いのだけれど。

まず絶対にしなくてはいけない「反省」が残っている。
3週間の上映中も反省の繰り返しだったけれど、ここで更に反省が必要だ。
全体的にどうだったのか、今後の上映はどうしていくべきなのか。
自分の中で確固としたものを持てなければ、来年を迎えることは出来ない。
一番怖いのは、この3週間だけで何か結論を出してしまって、小さく収まってしまう事。
あくまでも、どこに行くべきかのヴィジョンを持ったうえで、そこに向かえるだけの3週間だったかの反省じゃなくちゃいけない。
一番の反省点があるとすればそのヴィジョンがまだ具体的ではない分、皆としっかり共有できていないことかもしれない。
もちろん、どれだけ共有しようと思っても完全には無理なのだけれど。

自分が目指していた目標というものがあって、実はそれは全てクリアしている。
そういう意味では自分の設定した目標が低すぎたのかもしれないとも言える。
いや、そうじゃなくてよく頑張ったよとも思う。
過小評価も、過大評価も、良い結果を生むものじゃないので慎重に考えなくちゃと思う。
そして、仮に、小さく見積もったとしても、自信まで失ってはいけない。

自分には夢がある。
けれど、夢見がちでは何一つ進まない。
リアリストでなければ、次の一歩がわからなくなる。
じゃあ、リアリストであればいいのかと言えば、それだけでも何もならない。
夢があるから、良くやったよとそこで終わるような方向には向かない。
夢は推進力で、リアリストであることはその推進力を生かすハンドリングだ。

そこまで自分の中でしっかりとしたものを創ってから。
年が明けたら、皆とも話したいなぁと思っているけれど。
・・・恐らく皆は、上映回数の増加を喜ぶと同時に、今までの繰り返しを想像していると思う。
また同じことを繰り返すんだ!と。
K'sシネマでの公開時、そしてUPLINK渋谷でのアンコール上映時と。
恐らく自分たちの中でとても良く似たことを繰り返してきたという実感が残っていると思う。
当然、公開時からはアップデートしているからマイナーチェンジはしている。
良かったものを残して、悪かった部分を直して。その繰り返しだった。
その繰り返しの感覚をどこかで立ち切れたらなぁと思っている。
続けていくことはそれ自体がパワーだし、継続だけが持つ凄みというものを良く知っているけれど。
同時に継続の生み出すマンネリ感は一歩間違えれば士気を下げていく。
そして、外に外に広がっていくイメージと、内輪に見えかねない可能性も検討していく。
さあ次の段階に進もうという感覚だけでも共有していかないとだ。
イベント内容だって映画館に合わせて刷新しなくちゃいけない。

今日は映画の日だったという。
なんでも世界で初めて映画が上映された日だからだそうだ。
年末だしそういう空気だったのかもしれない。
娯楽の少なかった時代、年末年始は、まさに映画ウィークだったはずだ。
年始の挨拶をして、浅草まで初詣に出かけて、映画館で正月映画を観て、帰宅してからかくし芸を見る。
そんな正月はいつの間にかどこかに行ってしまっている。
「男はつらいよ」のような恒例の正月映画も今はない。
日本じゃ、映画のピークは夏休みになっている。
自分の中では、映画と言えば冬だから、なんだかちょっとそぐわないのだけれど。
炎天下、空調の利いた映画館は天国というイメージからか、ファミリー映画の動員で年間動員数が上がるからなのか。
映画という娯楽のポジションは時代とともに変化し続けている。
ミニシアターは単館映画と呼ばれる時代から、ある意味マニア層の娯楽になっている。
小劇場というフィールドにいた自分にはよくわかる、よく見える世界。
けれど、小劇場よりはミニシアターの方が、よりポピュラーの世界に近いというのもわかった。
映画の日にそんなことを考えるのも、良いじゃないか。

半分、覚醒しながら。
半分、夢の中のような状態で。
漠然と漠然と考えていた。

中身だ。
口ばかりでは駄目なのだ。
中身を持つのだ。
posted by セブンガールズ映画化実行委員長 at 06:54| Comment(0) | 映画公開中 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする