UPLINK渋谷、アンコール上映初日。
土曜の15時という、素晴らしいお時間を頂いた。
1席を残していたけれど、昼前には満員御礼が確定した。
ご予約いただいた皆様、ありがとうございます。
集合時間より早めに家を出て、代々木八幡宮に向かう。
多くの映画やテレビ番組がヒット祈願をしたという神社。
実は子供の頃は、母方の実家が近いから毎年、山車を引いて縁日を楽しみにしていた。
いつ以来になるかわからない代々木八幡宮は、子供の頃よりもずっと荘厳だった。
都内有数のパワースポットなんて最近は言われているという。
茅の輪くぐりを丁度やっていたので、厄払いをする。
ヒット祈願をしてから、小さな社も一つずつ回って、最後に富士を見て手を合わせる。
社の一つは、東京大空襲に由来のある社だったことを小さな看板で呼んで震える。
セブンガールズのヒット祈願をここでして正解だったと思った。
代々木八幡宮から代々木公園に向かう。
噴水のわきを通ってNHKホール沿いの道を進む。
渋谷まで一直線に集合場所に向かった。
簡単にではあるけれど、舞台挨拶の打ち合わせをする。
UPLINK渋谷に向かっていき、一息ついてから、映画館に入る。
控室で着替えると、もう登壇間近になっていた。
今回の一週間、12/8～14まで、映画衣装での登壇をする。
つい今までスクリーンで観ていた役者が、そのままの格好で舞台に立つ。
そういうことをしようと話していた。
だから、着替えが必要になる。準備が必要になる。
荷物も大きくなるし、準備も大変だから、登壇者たちには負荷がかかる。
その上、舞台挨拶は、ただ喋る、トークするというのは、やめようと伝えていた。
もちろん、マイクを持つ時間はあるし、そこでトークが出来る。
ただ自分たちはタレントでもないし、トークのプロじゃない。
だとしたら、自分たちに出来ることはたった一つだ。
舞台に立ち続けてきたのだから。
目の前のお客様に楽しんでもらう。その基本に立ち返る。
映画を観に来たのに、もう一つ、舞台挨拶で記憶に残ることをしたいと提案していた。
まだ初日が終わったばかりだから、今も多くの登壇者が不安だって抱えていると思う。
いつもの舞台は、照明があって音楽があって、舞台セットがある中で演じている。
それを素舞台で、映画のイメージを壊さずに、楽しんでもらうというのは精神的なハードルが高い。
でもそのハードルを越えることが出来れば、きっとお客様は映画だけじゃない思い出を持って帰ってくださる。
自分たちのスタンスはいつだってそうだったのだから。
でも、皆は大変になってしまった。
なんてこと言いだすんだ！この男は！と思われているかもなぁと何度も思ってしまう。
ナーバスになっている役者だっているかもしれない。
けれど、そういう全てを霧散させるような。
そんな瞬間がやって来た。
生で演奏されるピアノの旋律に涙を流すお客様。
自分たちのわずかな時間の芝居。
その両方に、大きな大きな拍手をいただいた。
いつも、舞台で感じているあのカーテンコールの拍手と同じ拍手を。
ずっとずっと自分たちが繰り返してきた、その瞬間を迎えた。
もすごく強く手を叩いている方がいて恐縮してしまうほどに、嬉しかった。
明日以降の登壇メンバーも、きっと直前まで緊張もすると思う。
ただただ目の前のお客様が楽しんでくださったらと願う。
こんなに盛大な拍手をいただけるんだから。
メンバーで少し飲んでから電車に乗る。
朝からずっと歩いたりしていたから寝過ごしてしまった。
気付けば寝落ちしている自分に苦笑する。
大きすぎる荷物を抱えて、なんとか、帰宅してからやっと一息ついて。
やるべきことを一つずつやっていく。
大阪のシアターセブンさんが、舞台挨拶レポをTwitterでしてくださった。
そして、それはたくさんの方々が目にしてくださった。
それを今回からきちんとやると決めてきた。
お客様がアップしてくださる写真や動画とは別にレポもあげていく。
ひょっとしたら、それを見て面白そうだと思ってくださる方がいるかもしれない。
そんな方が、たまたま夜に時間が空いて、平日にいらっしゃってくださるかもしれない。
例え、一人でもそういう可能性があるのであれば、やるべきだ。
事実、シアターセブンさんのレポは、たくさんのリプライがあったのだから。
その為に望遠レンズで写真撮影をしておいた。
本日のレポートをまとめて、翌日の登壇メンバーの発表をする。
Twitterは4枚までしか写真を掲載できないから、そこだけ困ったけれど。
さて、残る作業はあと一つ。
資料作り。
明日の午前中にと思っていたけれど。
とりあえず、やれるところまで。
さあ、明日は二日目だ。
明日もご来場いただける皆様が楽しんで頂けるように。
それだけを願って。
